「B2B受発注電子化の実態と事業機会」の調査結果を発表

FAXは依然として業務用取引・中小企業との取引に残存。受発注の電子化は「FAXからWebへの置き換え」から、在庫・出荷・物流・請求までのデータ連携へ

株式会社コマースロボティクス

株式会社コマースロボティクス(本社:東京都港区、代表取締役:伊藤彰弘、以下「当社」)は、メーカー、物流会社、業界VAN事業者、卸、小売を対象とした「B2B受発注電子化の実態と事業機会」に関する調査結果を2026年9月28日に発表します。

調査では、EDIやWeb受発注の普及が進む一方、業務用取引や中小企業との取引を中心にFAXが残っていることが分かりました。FAX受注は、データ入力だけでなく、在庫引当、欠品対応、出荷案内、請求・支払照合などの後工程にも手作業を残す要因となっています。

また、B2B受発注の電子化では、単にFAXをWebへ置き換えるだけではなく、受注情報を構造化データとして取り込み、販売可能在庫への引当、出荷指示、出荷実績、ASN(事前出荷明細情報)、請求まで一連の業務につなげることが重要であるとの示唆が得られました。

調査結果のポイント

  1. B2B取引では、業務用取引や中小企業との取引を中心にFAXが残る
    調査では、大手メーカーが業務用卸などから受けるFAX注文と、大手卸・小売が中小メーカーから受け取る確定出荷情報の2つの場面で、電子化ニーズが確認されました。

  2. FAX受注の課題は「入力作業」だけではない
    メーカーでは、受注後に販売可能在庫への引当、賞味期限などの出荷条件確認、品薄商品の割当、欠品・納期回答、倉庫への出荷指示などが続きます。受注データの入力に時間がかかることで、これらの後工程も遅れる可能性があります。

  3. 卸では、発注の電子化以上に「確定出荷情報」の電子化ニーズがある
    発注そのものは自動FAXなどですでに省力化されているケースがあります。一方、メーカーから返される実際の出荷数量・単価・金額をFAXで受け取ると、請求・支払時の照合作業が残ります。確定出荷情報を電子データで受け取ることで、後工程の効率化が期待できます。

  4. FAXからWeb-EDIへの移行を阻むのは、費用とメリットの非対称性
    電子化のメリットを受ける企業と、システム導入の費用や業務変更の負担を担う企業が一致しないケースがあります。中小卸では現在のFAX運用に大きな不便を感じていない場合があり、自動FAXを利用する企業ではEDI化による省力化効果が小さい場合もあります。

  5. 受発注電子化の次のテーマは、ASN・WMS連携・自動発注
    受発注データと在庫・物流データを同じ基盤で管理することで、ASNによる検品効率化、WMS(倉庫管理システム)への自動出荷指示、需要実績や在庫量を利用した発注支援などへ発展が期待できます。

FAX中心の運用と電子化後の業務イメージ

業務

FAX中心の運用

電子化後の方向

受注

OCR・手入力・確認

構造化データを即時取込

在庫引当

入力完了後に処理

受注と同時に販売可能在庫へ引当

品薄・欠品

人が割当・回答書を作成

ルール処理と回答の自動化

出荷

受注確定後に倉庫へ指示

WMSへ自動出荷指示

請求・照合

FAX原票とデータを照合

確定出荷情報を利用して照合を省力化

食品業界では受発注電子化の余地が比較的大きい

調査範囲では、食品業界は業務用卸や中小メーカーとの取引にFAXが残りやすく、受発注電子化の余地が比較的大きいと考えられます。食品では賞味期限管理、品薄商品の割当、出荷案内など受注後の処理も複雑であるため、受注情報を早期にデータ化する効果も大きいとみられます。

一方、日用品では業界VAN(業界共通の受発注データ交換ネットワーク)の利用が広く浸透しており、既存ネットワークが強いことから、新しいWeb-EDI(Webブラウザを使った受発注データ交換)サービスが単独で参入する余地は食品より限定的であると考えられます。

図:日雑業界におけるロジスティクスEDIの仕組み

Web-EDI単体から「B2B受発注プラットフォーム」へ

今回の調査結果から、B2B受発注電子化の事業機会は、単純な「FAXからWebへの置き換え」ではなく、取引データを受注後の業務まで利用できる状態にすることにあると当社では考えています。

今後のB2B受発注システムには、Web受注だけでなく、EDI、FAX、CSV、APIなど複数チャネルの一元化、取引先ごとの商品コード・届け先コード・単位等の変換、販売可能在庫への引当、出荷可否・欠品・納期回答、さらにWMSへの出荷指示、出荷実績、ASN、請求・支払照合までをつなぐ役割が求められます。

当社は今後、本調査で得られた知見をもとに、B2B受発注領域におけるサービス「eerp(イイラールピー)」事業を進めてまいります。

詳細調査レポートを無料提供

コマースロボティクスは、本調査の内容をより詳しくまとめた調査レポートを無料でご提供します。B2B受発注の電子化を検討している企業や、FAX・Web-EDI・受発注データ連携、在庫・物流業務の効率化に取り組む企業の皆さまにご活用いただけます。

調査レポートのダウンロードはこちら:

https://eerp.jp/download2/

調査概要 

調査テーマ:B2B受発注電子化の実態と事業機会

調査対象:食品メーカー、飲料系物流会社、食品業界VAN事業者、地域食品・酒類卸、日用品メーカー、地域食品スーパー

調査方法:【ヒアリング調査】

対象社数:【6社】 

 大手食品メーカー 

 大手飲料系物流会社   

 食品業界VAN事業者 

 地域食品・酒類卸

 大手日用品メーカー

 地域食品スーパー

  調査主体:【株式会社コマースロボティクス】

調査レポート作成日:2026年8月

当社が提供する電子受発注の仕組み

今回の調査結果を踏まえ、当社は、個別契約と継続契約のいずれの取引にも対応した電子受発注を、簡単かつ低コストで実現する仕組みを考案し、サービス化しました。

eerpが提供する電子受発注の仕組み

AI活用による省力化

AI OCR技術の進化により、FAXで届いた注文書も手軽にデータ化できるようになりました。当社の仕組みでは、FAXで受けた注文もAI OCRで読み取り、電子受発注のデータとして自動で取り込むことができます(カスタマイズ対応)。

「eerp」サービス概要

サービス名:eerp(イーイーアールピー)
提供形態:クラウドサービス
対象:中小・中堅企業
サービスサイト:http://eerp.jp/
無料トライアル:アカウント作成から30日間
正式提供開始:2026年11月1日

株式会社コマースロボティクスについて

株式会社コマースロボティクスは、EC・受注管理・倉庫管理・物流・AI領域のクラウドサービスを開発・提供しています。

当社提供製品のシリーズ利用中の実績は2,000社、注文処理数は年間6,000万件に達しています。これまで培ってきたEC、OMS、WMS、SCM領域の技術と運用ノウハウを活用し、中小企業の業務効率化とDX全般を支援します。

会社名:株式会社コマースロボティクス
代表者:代表取締役 伊藤彰弘
所在地:東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋Ⅱ 4階
事業内容:EC・物流・ERP・AI関連クラウドサービスの開発、提供
コーポレートサイト:https://commerce-robotics.com/
クラウドWMS「エアロジ」:https://www.ec-zaiko.net/
クラウドOMS「コマースロボ」:https://www.commerce-robo.com/
AIヘルプデスク「Fastdesk」:https://fastdesk.jp/

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会社概要

URL
https://commerce-robotics.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋Ⅱ 4階
電話番号
03-4431-1337
代表者名
伊藤 彰弘
上場
未上場
資本金
6億6500万円
設立
2013年07月