Surfvote開票結果「政府はSNSの意見を積極的に反映していくべきか?」
「SNSの意見を積極的に収集し、政策に反映していくべき」が48%で最多も、小さな声を拾いつつ公平・公正な意見収集が求められる
◆背景
SNSが普及し誰もが簡単に発信できるようになり、SNSのハッシュタグを活用して意見を拡散したりデモを呼びかけたり等、SNSが社会を動かすツールの一つになっています。SNSの意見の活用は若者の声を多く拾うことができる一方で、拡散されやすい極端な意見がSNS上では「大きな声」であるかのように見える側面もあります。このような背景から、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授で『ソーシャルメディア解体全書』著者の山口真一先生のもと、「政府はSNSの意見を積極的に反映していくべきか?」というイシューを発行し意見投票を募集しました。
◆投票詳細・結果
イシュー:「政府はSNSの意見を積極的に反映していくべきか?」https://surfvote.com/issues/ycmnstgb3r
投票期間:2022年12月27日〜2023年3月31日
有効票数:77票(合計100%)
選択肢:①SNSの意見を積極的に収集し、政策に反映していくべき
②SNSの意見はあくまで参考にする程度で、国民の意見の収集は主に別の手段で行うべき
③SNSの意見は基本的に無視すべき
④その他
⑤わからない
【実際の投票結果】
◆コメント紹介
(一部抜粋・「わからない」解答はコメント無し)
「SNSの意見を積極的に収集し、政策に反映していくべき」48%
・SNSの意見を積極的に採用すべきではあるが、SNSで声が大きい人の意見を大きく取り上げるのではなく、SNSでの小さな声も公平に取り上げるための工夫をすべき。また、デジタル弱者やアクセスが困難な人への配慮も必要です (いいね数28 )
・世論というものを考えるときにとても示唆に富む内容。では従来(SNS以前の)世論は、声の大きい人、意思表示できる人や行動できる人の意見の方が通りやすかったということはないのだろうか?デジタル(SNS)では、声の小さい人でも「共感」という武器によって大きな声を届けることができる可能性が出てきている。
そう考えると、SNS上での公平さ公正さの担保が課題になってくると思う。 (いいね数24 )
・「一部の人の声が大きく見えるノイジーマイノリティ現象」があるとしても、その現象が既知であれば一定の対策は可能であるので、その弊害よりも、今まで声を政府に届けることができなかった「一部の人の小さな声」に共感が集まり、誰ひとり取り残さないように社会を良くしていける可能性があり、この可能性の方が弊害よりも大きいと考えるから。 (いいね数23 )
「SNSの意見はあくまで参考にする程度で、国民の意見の収集は主に別の手段で行うべき」39%
・一部の人の声が大きく見えるノイジーマイノリティ現象が発生しがちであり,かつそれを利用して意見を拡散しようとする動きがあるため.
(いいね数56
)
・SNSでの発進は企業のアルゴリズムに左右され、大きい声が必ずしも多数派の意見ではないから。ただしある程度同意が集まっている意見に対してはピックアップして詳細な調査の対象としても良いと思う。 (いいね数54 )
・SNSで発せられる1つの意見が、必ずしも1人の人から出た意見だとは限らない。複数のアカウントを管理して少数の意見も多数であるかのように装うこともできる。また、興味関心のある活動的な人やネット上での行動を好む人は意見するがそうでない人の意見は出てきにくいので、参考程度に留めるべきかと思う。 (いいね数53 )
「SNSの意見は基本的に無視するべき」8%
・結局、政府もマスコミも意見を集めるのが楽だからSNSを国民の意見という。そして、選挙結果とSNSの反応の違いに不思議そうな顔をする。国民もそう。承認欲求を満たしたいだけの自分の意見が政府を動かすことは決してなく、その間の無数の中間組織が利用して、突き上げをしているだけであることを自覚すべき。 (いいね数47 )
・基本的に無視していいですが、SNSを正しく使うなら積極的に反映していくべきです! (いいね数20 )
「その他」3%
・加齢による目の衰えに対し、現状のSNS及びそれを操作するデバイス側の配慮は遅れていると感じる。各種補助機能を用いての参加は煩雑で、現状ではあまり現実的ではないと考える。極端な話ではあるかもしれないが、SNSからドロップアウトせざるを得なくなった層の声が反映されにくくなる可能性があるのではないか。技術の発展が解決するかもしれないが、先にそういった問題が大きく顕在化する可能性を考慮に入れたほうが良いのではないか。 (いいね数49 )
・「どちらでも良い」という感想。理由として、積極的に反映しても、反映しなくても、現行制度に対する改革は発生しないと感じるから。
(いいね数33
)
◆まとめ
今回の投票では、少数意見が「大きい声」になる弊害や、SNS利用者に対するデバイス側の配慮について書かれたコメントに高い評価がつきました。SNSは気軽に意思表明でき、ときとして社会に大きな影響を与えることができますが、そもそもSNS利用のハードルは人によって異なります。デジタルデバイドという言葉があるように、ネットの普及が加速する中で誰ひとり取り残さないデジタル化を目指した様々な工夫や配慮が求められます。
今回の投票結果や意見は偏りなく取り纏め、関係省庁へ提出します。
◆Surfvoteとは?
当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。
イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。https://surfvote.com/
◆Polimill 株式会社
Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。
Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。https://polimill.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像