企業の効果的・効率的な経営管理を実現するGRCコンサルティングサービスの開始
東京海上ディーアール株式会社(代表取締役社長 水野 一幸、以下「東京海上ディーアール」)は、大手企業やスタートアップ企業を対象とした、GRC(ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンス)コンサルティングの提供を開始します。
大手企業においては、様々な管理部門・委員会等が乱立し、経営管理機能の“スパゲッティ化”が課題となっています。一方でスタートアップ企業においては、経営管理部門の人的リソースが質・量ともに不足しており経営の“安定化”が課題となっています。
本サービスは、当社が長年蓄積してきた経営統治、リスク管理、法令遵守のコンサルティングノウハウを結集し、お客様にとって効率的で効果の高い経営管理の仕組み構築を支援するものです。
1.背景・目的
「GRC」という名称は、2007年に米国のNPO法人であるOCEG(the Open Compliance and Ethics Group)によって初めて提案されました。昨今、大手企業においては様々な部門・委員会等が乱立し、重複(スパゲッティ化)が発生しており、効率的で迅速な経営を阻害する要因の一つとなっています。それへの対応として、一部の企業においては「GRC会議」「GRC本部」といった名称でガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの機能を統合させるケースが増えています。一方、スタートアップ企業においては、売上・利益の急成長に経営管理体制の整備が追い付かず、事件や事故、法制度違反が相次ぐような事態が散見されております。当社の「GRCコンサルティングサービス」は、当社が長年蓄積してきた経営統治、リスク管理、法令遵守のコンサルティングノウハウを糾合し、お客様にとって効率的で効果の高い経営管理の仕組み構築を支援するものです。
2.サービスの概要
本サービスは、経営管理のマネジメントサイクル(PDCA:Plan-Do-Check-Action)に従って構成されています。
【経営管理のマネジメントサイクル】

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Plan (GRC体制の構築)
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ガバナンス(経営/執行、執行/各部、親会社/子会社)のコンセプト策定/見直し
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組織規程、業務分掌規程、親子会社関係規程等の策定/見直し
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リスク管理規程・リスク管理マニュアルの策定/見直し
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リスク評価・選別・重要リスク対策管理の仕組み構築/見直し
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コンプライアンスプログラムの策定/見直し
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GRC統合管理(モニタリング/対策進捗管理)のツール作成/導入
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Do (GRC体制の運用)
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定期モニタリングの実施
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GRC委員会の開催/報告
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重要リスク対策の推進/確認
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危機対応の実施(都度)
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教育・研修の実施
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Check (GRC取組結果の精査)
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GRC点検・監査の実施
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個々の重大インシデントに対する調査実施
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Action (GRC体制の改善実施)
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年度振り返り/翌年度実行計画の策定
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3.サービスの特徴
本サービスの主な特徴は、以下の3点です。
1.専門性の高いアドバイス
東京海上ディーアールでは、お客様が経営統治、リスク管理、法令遵守体制の構築を進めるにあたり、これまで数多くご支援をしてまいりました。当社がこれまで蓄積してきた知見をもとに、専門性の高いアドバイスを提供いたします。
<過去の実施例>
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急成長する国内企業の組織規程、職務権限規程の刷新
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全社リスクマネジメント体制の構築
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全社コンプライアンスマニュアルの策定、全社研修の実施
2.グローバル対応
東京海上グループは、44の国と地域に海外拠点を展開しており、東京海上ディーアールはこれら海外拠点と連携することでグローバル対応を可能としております。
<過去の実施例>
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タイで買収した会社の定款、就業規則、内部統制規程の刷新
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海外子会社(米国・豪州・中国)に対するリスクアセスメントの実施
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インドネシア子会社に対するコンプライアンス監査の実施
3.ハンズオフ/ハンズオンの選択が可能
GRC体制の構築にあたっては、お客様と一体となって取り組むことが重要と考えており、非常駐でのサポート(ハンズオフ)のみならず、お客様オフィスに常駐する形でのサポート(ハンズオン)も積極的に行います。
以上
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