破壊的イノベーション論のクリステンセン教授、最新作!『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』刊行のお知らせ
これからの時代、経済成長は貧困という眠れる市場から生まれる――
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フランク・フォーリー)は、『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』を2019年6月21日に発売します。
本書は、『イノベーションのジレンマ』(翔泳社刊)や『ジョブ理論』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)の著者としても知られるクリステンセン教授の最新作です。クリステンセン教授は、今、もっとも成長が見込めるのは、貧困をとりまく「無」消費経済――つまり、最大のビジネスチャンスは現在消費活動のほとんどないエリアにこそある、といいます。
例えば1990年代、サブサハラ(サハラ砂漠以南の)アフリカというと、誰もが深刻な貧困や政情不安を思い浮かべ、ビジネスチャンスがあるとは考えませんでした。しかし、有線電話さえ普及していなかったその地域では、今や誰もが携帯電話で自由にコミュニケーションを取り、モバイル通信各社が莫大な利益を上げています。その土台を築いたセルテルの創業者、モ・イブラヒムを突き動かしたのは「故郷から離れた場所に住む人がすぐに母親と話せる道具があったら、どれだけありがたいか」という思いでした。彼の関心は、地域の人を苦しめていた不便に向いていました。その不便、つまり消費するもの/サービスがない状態=無消費にこそ「市場創造型イノベーション」の可能性が潜んでいたのです。
クリステン教授によると、繁栄とは「経済的、社会的、政治的な幸福度を向上させていくプロセス」。持続可能な繁栄はODAなどによる貧困国への資金援助ではなく、現代の経営者やビジネスパーソンによる「市場創造型イノベーション」によって実現できるといいます。
「市場創造イノベーション」による画期的な経営戦略が世界を変える――その一助となる本書を、ぜひあらゆる分野の方々にご紹介できればと思います。
つきましては『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』をぜひ貴媒体でご紹介いただけますよう、お願い申し上げます。インタビュー等、掲載にあたってのご相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
【内容】
〝買えない/買わない〟が、巨大市場に変わる時――
最も成長が見込めるのは、貧困をとりまく「無」消費経済である。
C・クリステンセン教授による市場創造型イノベーション論
■アフリカではなぜ井戸は枯れ、携帯電話は普及したのか?
■日本はなぜあれだけのイノベーションを起こせたのか?
■メキシコの効率化イノベーションはなぜ繁栄をもたらさないのか?
[解説]津田真吾
戦後の日本人は、今日の低所得国に暮らす何十億人もの人々と同様に、きわめて貧しい状況に置かれていた。いまでは遠い昔の話だが、当時「メイドインジャパン」は信用のおけない粗悪品の代名詞だった。
しかし現在、日本は世界の経済活動の約6%を占める世界第3位の経済大国となっている。
ソニー、トヨタ、ホンダ――無消費をターゲットとした企業戦略には、国家の発展につながる大きな可能性が秘められている。そこにはプロダクトのみならず、ローカルの雇用を増やす販売や流通の増強も求められ、繁栄を広範囲に行きわたらせるうえで不可欠な力となるからだ――(本文より抜粋)
世界の経営思想家トップ50(Thinkers50)
破壊的イノベーション論のクリステンセン教授、待望の最新刊!
[本書で取り上げる事例の一部]
◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子のレンジ市場の40%を占めるまで成長したのか?
◆なぜ汚職は人々から「解雇」されないのか?
◆ナイジェリアで年間45億食売り上げているインスタント麺はなぜ成功したのか?
◆なぜ市場創造型イノベーションはローカル発信である必要があるのか?
◆政府開発援助(ODA)に4兆ドル以上費やされてなお貧困がなくならないのはなぜか?
これからの時代、経済成長は貧困という眠れる巨大マーケットから生まれる――
ご購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4596551456/
【著者紹介】
クレイトン・M・クリステンセン(CLAYTON M. CHRISTENSEN)
ハーバード・ビジネス・スクールのキム・B・クラーク記念講座教授。12冊の書籍を執筆し、ハーバード・ビジネス・レビューの年間最優秀記事に贈られるマッキンゼー賞を5回受賞。イノベーションに特化した経営コンサルタント会社イノサイトを含む、4つの会社の共同創業者でもある。ビジネス界における多大な功績が評価され、「最も影響力のある経営思想家トップ50」(Thinkers50)に複数回選出されている。
エフォサ・オジョモ(EFOSA OJOMO)
クリステンセン研究所に所属し、上級研究員として「グローバル経済の繁栄」部門のリーダーを務める。ハーバード・ビジネス・レビュー、ガーディアン、CNBCアフリカ、イマージングマーケット・ビジネス・レビュー等に論文を発表している。2015年ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。
カレン・ディロン(KAREN DILLON)ハーバード・ビジネス・レビューの元編集者。共著書にニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの『イノベーション・オブ・ライフ』『ジョブ理論』。コーネル大学、ノースウエスタン大学メディル・ジャーナリズム学院卒業。バンヤングローバル社のエディトリアル・ディレクター。アショカ財団によって世界で最も影響力のある女性のひとりに選出される。
書誌情報
『繁栄のパラドクス』
クレイトン・M クリステンセン [著] エフォサ・オジョモ、カレン・ディロン [共著]
依田 光江 [訳] 津田 真吾[解説]
判型:四六上製
価格:2000円(+税)
頁数:424ページ
発売日:2019年6月21日
ISBN:978-4-596-55145-0
例えば1990年代、サブサハラ(サハラ砂漠以南の)アフリカというと、誰もが深刻な貧困や政情不安を思い浮かべ、ビジネスチャンスがあるとは考えませんでした。しかし、有線電話さえ普及していなかったその地域では、今や誰もが携帯電話で自由にコミュニケーションを取り、モバイル通信各社が莫大な利益を上げています。その土台を築いたセルテルの創業者、モ・イブラヒムを突き動かしたのは「故郷から離れた場所に住む人がすぐに母親と話せる道具があったら、どれだけありがたいか」という思いでした。彼の関心は、地域の人を苦しめていた不便に向いていました。その不便、つまり消費するもの/サービスがない状態=無消費にこそ「市場創造型イノベーション」の可能性が潜んでいたのです。
クリステン教授によると、繁栄とは「経済的、社会的、政治的な幸福度を向上させていくプロセス」。持続可能な繁栄はODAなどによる貧困国への資金援助ではなく、現代の経営者やビジネスパーソンによる「市場創造型イノベーション」によって実現できるといいます。
「市場創造イノベーション」による画期的な経営戦略が世界を変える――その一助となる本書を、ぜひあらゆる分野の方々にご紹介できればと思います。
つきましては『繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』をぜひ貴媒体でご紹介いただけますよう、お願い申し上げます。インタビュー等、掲載にあたってのご相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
【内容】
〝買えない/買わない〟が、巨大市場に変わる時――
最も成長が見込めるのは、貧困をとりまく「無」消費経済である。
C・クリステンセン教授による市場創造型イノベーション論
■アフリカではなぜ井戸は枯れ、携帯電話は普及したのか?
■日本はなぜあれだけのイノベーションを起こせたのか?
■メキシコの効率化イノベーションはなぜ繁栄をもたらさないのか?
[解説]津田真吾
戦後の日本人は、今日の低所得国に暮らす何十億人もの人々と同様に、きわめて貧しい状況に置かれていた。いまでは遠い昔の話だが、当時「メイドインジャパン」は信用のおけない粗悪品の代名詞だった。
しかし現在、日本は世界の経済活動の約6%を占める世界第3位の経済大国となっている。
ソニー、トヨタ、ホンダ――無消費をターゲットとした企業戦略には、国家の発展につながる大きな可能性が秘められている。そこにはプロダクトのみならず、ローカルの雇用を増やす販売や流通の増強も求められ、繁栄を広範囲に行きわたらせるうえで不可欠な力となるからだ――(本文より抜粋)
世界の経営思想家トップ50(Thinkers50)
破壊的イノベーション論のクリステンセン教授、待望の最新刊!
[本書で取り上げる事例の一部]
◆中国の家電メーカーはなぜ世界の電子のレンジ市場の40%を占めるまで成長したのか?
◆なぜ汚職は人々から「解雇」されないのか?
◆ナイジェリアで年間45億食売り上げているインスタント麺はなぜ成功したのか?
◆なぜ市場創造型イノベーションはローカル発信である必要があるのか?
◆政府開発援助(ODA)に4兆ドル以上費やされてなお貧困がなくならないのはなぜか?
これからの時代、経済成長は貧困という眠れる巨大マーケットから生まれる――
ご購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4596551456/
【著者紹介】
クレイトン・M・クリステンセン(CLAYTON M. CHRISTENSEN)
ハーバード・ビジネス・スクールのキム・B・クラーク記念講座教授。12冊の書籍を執筆し、ハーバード・ビジネス・レビューの年間最優秀記事に贈られるマッキンゼー賞を5回受賞。イノベーションに特化した経営コンサルタント会社イノサイトを含む、4つの会社の共同創業者でもある。ビジネス界における多大な功績が評価され、「最も影響力のある経営思想家トップ50」(Thinkers50)に複数回選出されている。
エフォサ・オジョモ(EFOSA OJOMO)
クリステンセン研究所に所属し、上級研究員として「グローバル経済の繁栄」部門のリーダーを務める。ハーバード・ビジネス・レビュー、ガーディアン、CNBCアフリカ、イマージングマーケット・ビジネス・レビュー等に論文を発表している。2015年ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。
カレン・ディロン(KAREN DILLON)ハーバード・ビジネス・レビューの元編集者。共著書にニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの『イノベーション・オブ・ライフ』『ジョブ理論』。コーネル大学、ノースウエスタン大学メディル・ジャーナリズム学院卒業。バンヤングローバル社のエディトリアル・ディレクター。アショカ財団によって世界で最も影響力のある女性のひとりに選出される。
書誌情報
『繁栄のパラドクス』
クレイトン・M クリステンセン [著] エフォサ・オジョモ、カレン・ディロン [共著]
依田 光江 [訳] 津田 真吾[解説]
判型:四六上製
価格:2000円(+税)
頁数:424ページ
発売日:2019年6月21日
ISBN:978-4-596-55145-0
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