約4割の看護師が「辞めたいとおもった」背景に“病院独自ルール” 賛同病院と手を組み、ギャップ解消のきっかけに「#看護服からはじめよう」プロジェクトを始動

「髪色は明るくしてはいけない?」身だしなみや行動制限が存在/看護服刷新によるモチベーション向上に関する実証実験に向け、発表会を開催

 テーラード技術を取り入れた白衣を中心に、医療用品の企画・開発・販売を行うクラシコ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:大和 新)は、10月3日(月)に発表会を開催し、看護師の働きやすい環境づくりを考えるプロジェクト「#看護服からはじめよう」プロジェクトの始動を発表いたしました。プロジェクト内では、賛同病院を募り、看護服刷新によるモチベーション向上に関する実証実験を進めてまいります。

  • プロジェクト背景

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、看護師の労働環境の過酷さや人手不足等の問題に注目が集まり、10月からは「診療報酬改定」による看護師の待遇改善が始まる等、官公庁から現場レベルまで、看護師の労働環境の見直し・改善が急速に進んでいます。

一方、クラシコも創業以来、「医師や看護師の方々が少しでも楽しく働けるように」「仕事のモチベーションが上がるように」との思いで、「白衣は着心地が悪い」という既成概念を覆すようなデザイン性と機能性を兼ね備えた白衣をはじめとする医療ウェアを提供してきました。

看護師が働きやすい環境を整える動きが一時的な改革に終わらず確実に広がっていくよう、クラシコとしても中長期プロジェクトを立ち上げ、看護師や医療現場に寄り添い、共に考え、働きかけを行ってまいります。
 
  • 「#看護服からはじめよう」プロジェクトについて

看護師には、生命に関わる重要な仕事を担う職業柄、衛生面を考慮して様々な制約が付きまといます。
毎日着る看護服も例外ではなく、 「病院指定のものを着用しなければならない」 「自分の希望するタイミングで買い換えられない」 「デザインを要望することはできない」等、自由を制限されている場合も多く見受けられます。

まずは看護服から、
着心地のいい看護服がより多くの看護師に行き届き、少しでも看護師が働きたいと思える環境に。

まずは看護服から、
社会全体が看護師の働く環境を見つめ直し、看護師を縛る制約への変革の輪が広がるように。

看護服をきっかけに、前時代的な発想とデザインが横行する医療現場に疑問を投げかけ、新しい風を吹き込んでいきたいと考えています。

【プロジェクト内容】
1.調査リリースを通じて、ふしぎなナース文化の存在を発信


クラシコは2022年9月、看護師・病院利用者・病院幹部を対象に行った調査を発表。賃金や福利厚生よりもより身近で、看護師の自由な働き方を縛っている独特なルールや慣習(=「ふしぎなナース文化」)があることが明らかになりました。

身だしなみや言動において「時代錯誤なのではないか?」「なぜあるのか理由が分からない」など、看護師が納得できないまま決められているものも数多く、日々のこうした葛藤や不満が“働きにくさ”に繋がり、離職の一因にもなっていると考えられます。

“本当に残さなくてはいけないルール“は現場の看護師にその必要性を浸透させ、反対に、”変えてもいいルール”は相談しながら少しずつ緩めていく。医療従事者もそうでない人も含め、社会全体から変革の声が上がり、看護師がストレスを感じる「ふしぎなナース文化」の数が減っていくよう、本調査を広めていきます。

「ふしぎなナース文化」に関する調査:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000018274.html


2.賛同病院を募集し、クラシコのユニフォーム導入を支援

本プロジェクトへの賛同病院を募集し、クラシコの展開する看護服(白衣・スクラブ)の導入を支援いたします。10月4日時点ではすでに「小田原レディスクリニック」(神奈川県小田原市)、「産婦人科クリニックさくら」(神奈川県横浜市)の2院で導入決定しており、今後も複数院での導入を検討しています。


3.学会での発表も視野に入れて、実証実験を実施

賛同病院に対し、看護服導入によるモチベーション変化に関する実証実験を実施しています。「ふしぎなナース文化」に関する調査結果や実証実験の調査結果は、来年に行われる看護管理系の学会での発表を目指しています。看護協会などの機関や賛同病院、賛同者と連携し、取り組みを中長期的に広げていきたいと考えています。
 
  • 「#看護服からはじめよう」プロジェクト発表会 トークセッションレポート

本イベントでは、クラシコ株式会社 代表取締役社長 大和 新と株式会社ファミワン 代表看護師 西岡 有可氏にご登壇いただき、「ふしぎなナース文化」が存在してしまう理由、昨今の看護師の働き方の変化や今後変えるべき点などを深堀りするトークセッションを実施いたしました。

<クラシコ株式会社 代表取締役社長 大和 新のコメント>
病院に対してナース服導入を提案する際も、看護師全員の意見を確認する病院と、現場が忙しいからこそ病院幹部が勝手に決めてしまう病院と、風通しが病院によって様々であることを以前から実感していました。また、院長が代わった途端に「ナース服は上下白でなくてはいけない」というルールが撤廃された病院もあり、固執しているルールも本当に必要ではないものもあるのでは?と感じる瞬間があったことが調査のきっかけです。

実際に「ふしぎなナース文化」を調査して、看護師は衛生面・安全面が最優先事項であるのは間違いないですが、見た目に関するルールは「患者さんはどう思うか」といったサービス視点を気にしている面が強い一方、患者さんは意外と気にしていないことが明らかになりました。つまり、病院や看護師が自分たちで自由の範囲を狭めてしまっているということです。

医療業界だけで解決するのは難しい問題だからこそ、患者さんや世の中が声を上げることで「ふしぎなナース文化」は変えられると考えています。調査自体はきっかけにすぎず、「病院の管理者と看護師が議論する」「患者さんにアンケートをとる」等、具体的なアクションに繋がることが大切です。

特に多かった身だしなみルールの中でも、毎日着る看護服はモチベーションに非常に影響を与えるものです。
「#看護服からはじめよう」プロジェクトを通して、まずは看護服から着心地の良いものに変えることで、現場看護師が少しでも笑顔で働けるような環境づくりが進むことを願っています。

<株式会社ファミワン 代表看護師 西岡 有可氏のコメント>
現場看護師として11の「ふしぎなナース文化」の大半を経験しましたが、特に「なぜ看護師だけなのか?」と違和感を感じることが多くありました。例えば、「髪の毛はまとめてネットの中に入れなければいけない」というルールの理由が「患者の近くにいるから清潔にしなければならない」だとしたら、医師や検査技師も含め同じ規制でないといけないのに、厳しく制限されているのは看護師だけでした。

ただ、ルールを容易に撤廃できない事情もあります。看護師長の立場で感じたこととしては、ルールを1つ1つ線引きするのは難しく、だからといって個人の解釈に任せると常識から逸脱する人がいるので、看護師に心地よく働いてほしいという気持ちはありながら全面禁止にせざるを得ない部分もありました。また、病院は公的な存在であるからこそ、地域や周りの目を気にして通勤服やSNSなど勤務以外の面にまで規制を掛けざるを得ないという側面もあります。

とはいえ、10年以上前と比べると、スクラブの色が自由に選べたり、「清潔が守られている範囲であれば」髪型や髪色の規制を緩くしたり、変化が少しずつ広がってきています。背景として、人手不足で看護師の採用が難化する中、病院を選んでもらうために多様性や自由さのアピールは欠かせなくなっているのです。

さらにこの緩和の動きを加速させるためには協力団体の巻き込みが必須で、 「#看護服からはじめよう」プロジェクトの中で学会で調査を発表していくことが業界的な働きかけに繋がると考えています。

直近3年間に看護師になった若手は、コロナ禍で実習ができなかったため、より一層病院独自のルールを「ふしぎ」と感じるのではないでしょうか。ギャップを解消し「ふしぎなナース文化」を少しずつなくしていくことは、看護師の定着に貢献すると考えています。最も大事なことは「対話」で、現場スタッフや患者さんがどう思っているのかをしっかりと知り、必要のあるもの・ないものを選定していってほしいと思います。
 
  • クラシコについて

会社名:クラシコ株式会社
代表取締役社長:大和 新(おおわ あらた)
設立:2008年
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-12 パークサイドシックス 2F/B1F
事業内容:メディカルアパレルの企画・開発・販売
MISSION:世界中の医療現場に、人間的で、感性的で、直感的な革新を生む。


「世界中の医療現場に、人間的で、感性的で、直感的な革新を生む。」をミッションに展開する
2008年設立のメディカルアパレルブランド。
「なぜかっこいい白衣がないのか?」という医師の一言からスタート。

イタリアンテーラード仕立てのスタイリッシュな白衣をはじめとする医療ウェア、
聴診器やシューズなど、メディカルアパレルの企画・開発・販売を行っている。

コーポレートサイトURL:https://classico.co.jp/
オンラインストアURL:https://www.clasic.jp/
 

 
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