「LITALICO発達ナビ」の福祉施設向け業務支援サービスに新機能 業界全体の支援力向上へ、「研修・教材サービス」を提供開始

支援者が効率的に学べる仕組みを提供し支援のベースを担保、より多くの選択肢を親子へ届ける

株式会社LITALICO

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、証券コード:6187)が運営する、発達が気になる子どもの子育てのための情報を提供するポータルサイト「LITALICO発達ナビ」は、児童発達支援事業所・放課後等デイサービス事業所といった福祉施設向けの新たな業務支援サービスとして、「研修・教材サービス」を9月4日(火)に提供開始します。
当社のソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」で約1万人以上の子どもたちの発達を支援してきた知見を活かし、研修の仕組みや教材を契約事業者に提供します。支援の土台となる部分をサポートし、それぞれの施設が持つ強みをさらに伸ばしていただくことで、発達の課題に悩む保護者と子どもにより多くの選択肢を届けることに寄与します。
■「研修・教材サービス」提供開始の背景
発達障害など障害のある子どもをサポートする地域の社会資源として重要度を増しているのが、未就学児へ日常生活の自立支援を行う「児童発達支援」や学齢期の児童へ生活力向上のためのプログラムを提供する「放課後等デイサービス」といった福祉施設です。こうした施設は近年、増加傾向にあり、特に放課後等デイサービス事業所は2012年4月の2,540ヶ所から2017年4月には10,613ヶ所と、この5年で4倍以上に増えています。

施設数の増加に伴って、「サービスの質が低い事業所がある」といった指摘も出ており、今年4月に厚生労働省が行った報酬改定では、施設の職員が保有すべき資格の要件を厳しくし、より専門性の高い人材配置を評価、報酬が増える仕組みとなりました。さらに今後は「サービスの質」を報酬体系に反映させる手法等の検討を行う方針が示されており、保護者や自治体から求められる質の高いサービス提供を行う事業所となるために、支援力向上への取り組みが一層重要となっています。

LITALICO発達ナビでは昨年から、業界全体の質の向上を目指し、全国の児童発達支援や放課後等デイサービス事業所へ業務支援サービスの提供を開始。これまでに施設の情報発信や職員採用を支援するサービスを提供しており、契約事業所は全国で1,000を超えています(2018年8月時点)。

契約事業所からも支援力向上への思いはある一方で、「体制が乏しい」「日常業務に手いっぱいで研修の時間が取れない」「スタッフがそれぞれ勉強はしていても、施設全体で知見を共有・体系化ができていない」といった課題の声も挙がっていたことから、業界全体の「サービスの質」を高めるアプローチとして、手軽にオンライン上で研修を受けることができる環境や利用したい教材を簡単に検索しダウンロードできる仕組みなどを提供し、日々の支援をサポートする「研修・教材サービス」の提供を開始することとなりました。

■ 「研修・教材サービス」の提供内容
1.研修動画:子どもの支援方法や専門知識を分かりやすく、手軽に学べるEラーニング
支援実践の基礎を、1本2~3分の短い動画で、ユーモアも交え分かりやすく伝えます。行動分析をベースにした子どものアセスメント力の向上、発達障害の子どもの多様な特性の理解などを、支援の様子を撮影した実践的な内容でお届けします。動画の視聴状況やテストの受講状況の管理もでき、場所や時間を選ばず、初任者の研修やスタッフ間で支援の土台となる「共通言語」の習得に利用いただけます。リリース時には50本ほどの動画を用意しており、今後も随時追加を予定しています。

2.教材サイト:未就学児~学齢期まで、豊富な教材の選択肢を提供、新作教材も続々追加予定
当社が運営している「LITALICOジュニア」で指導に使用している教材の一部を開放し、契約事業所も利用できるようになりました。教材制作のために費やす時間を大きく短縮できるほか、やりたい支援があってもノウハウがなく提供できていなかった方などが、支援の幅を広げることにも活用いただけます。計算や文字の読み書きといった学習面、言葉がけやセルフコントロールといったソーシャルスキル、時間管理や金銭管理などのライフスキルなどのカテゴリーから、未就学~学齢期まで、継続的に年間100セット近くの教材をリリースしていく予定です。


3.管理者向け施設運営情報の研修・解説サイト:「今、知りたい」に応える、どこよりも詳しい情報を提供
児童福祉法に定める障害児通所支援サービスとして運営される児童発達支援や放課後等デイサービスは、法令の変更・通達が頻繁に行われ、報酬体系や加算などの解釈は自治体ごとにも異なることが多々あります。そのため、管理者は正しいルールの理解や最新情報の収集が欠かせません。今回の「研修・教材サービス」では施設運営に関しても法的情報を一元化。「契約・退所」「支援計画立案」「請求」「報酬」といったテーマごとに動画で分かりやすく解説する機能や用語集などを提供し、複雑な運営ルールへの対応についてもサポートします。


・提供開始日:2018年9月4日(火) (予定)
・利用料:19,800円~/月(年間契約)
 ※上記は本サービス単体の利用料。他サービスとの組み合わせによる割引あり
・対象:全国の児童発達支援事業所・放課後等デイサービス事業所
・本サービスに関するお問い合わせ先:info_facility@h-navi.jp

今後もLITALICO発達ナビでは、福祉施設向けの業務支援サービスの拡充を予定しています。サービスを通して業界全体の質を上げていくことに寄与し、「障害のない社会」の実現をより加速してまいります。

■ 「LITALICO発達ナビ」(https://h-navi.jp/ )について
「LITALICO発達ナビ」は、子どもの発達が気になる保護者が、十分な子育ての情報や選択肢を得られるようになることを目的に2016年1月にオープン。子育て体験談やアドバイス、発達障害の基礎知識に関する情報を発信する「コラム」や、子育てに関する疑問や困っていることを質問し、全国の先輩ママ・パパから回答を得ることができる「Q&A」、発達が気になる子ども向け通所施設の検索・問い合わせができる「施設情報」などのコンテンツを提供しています。また、福祉施設向けに求人情報を掲載でき、求職者はページ上から事業所に直接、問い合わせや応募が可能な「採用支援サービス」など、業務支援サービスも提供しています。2018年3月時点で月間PVは1,100万、月間アクティブユーザー数は328万人に達しており、多くの子どもの発達が気になる保護者の方々に支持されるウェブサービスに成長しています。

【LITALICOについて】
LITALICOは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」、障害のある方の就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」のインターネットプラットフォームを軸に、障害分野で様々なサービスを提供しています。当事者向けサービス(就労支援サービス「LITALICOワークス」、ソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」)に加え、障害のある子どもの家族向けライフプランニングサービスや業界全体の質向上に寄与する福祉施設向け業務支援サービスも開始しました。また障害分野で培った知見を活かし、一般教育領域でもIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」や子育てメディア「Conobie」を展開しています。2016年3月に東証マザーズに上場、2017年3月に東証一部に市場変更しました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。

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会社概要

株式会社LITALICO

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URL
http://litalico.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー15F
電話番号
03-5704-7355
代表者名
長谷川敦弥
上場
東証1部
資本金
3億2968万円
設立
2005年12月