凸版印刷、在留越人を音声翻訳で支援
就労・就学・実習などの目的で訪日を予定しているベトナム人や、すでに日本で生活しているベトナム人向けに音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)の提供を開始
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、株式会社フィート(本社:東京都新宿区、代表取締役:奥山美雪、以下 フィート)と共同で、国立研究開発法人情報通信研究機構(理事長:徳田英幸、以下 NICT)の委託研究「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」(2015年度から2019年度の5年間)を受託し、自治体窓口業務に対応した国内で初めての音声翻訳システムの研究開発を進めています。
この研究開発の一環で研究成果でもある、日本語とベトナム語の音声翻訳の普及啓発と、自治体等への社会実装に向けた環境整備を主な目的として、ベトナム人向けに無料の音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)を提供します。
訪日前のベトナム人がスマートフォンに「NhaTra」(ニャトラ)をダウンロードして、日本語を学習するツールとして使用します。また、訪日時には、生活全般のコミュニケーションツールとして音声翻訳に慣れ親しんでもらう事を目的にしています。
この研究開発の一環で研究成果でもある、日本語とベトナム語の音声翻訳の普及啓発と、自治体等への社会実装に向けた環境整備を主な目的として、ベトナム人向けに無料の音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)を提供します。
訪日前のベトナム人がスマートフォンに「NhaTra」(ニャトラ)をダウンロードして、日本語を学習するツールとして使用します。また、訪日時には、生活全般のコミュニケーションツールとして音声翻訳に慣れ親しんでもらう事を目的にしています。
■背景
現在ベトナムは有数の親日国であり日本経済を支える重要な近隣国となっています。訪日するベトナム人も、観光、就労、留学など様々な目的で急増しています。それゆえにスムーズな受け入れ環境を整えることが日本の様々な分野で喫緊の課題となっています。
■想定利用者及び想定利用シーン
<想定利用者>
・日本人とのコミュニケーションに課題を抱える在留ベトナム人やその家族
・ベトナム人を雇用している企業やベトナム人が通う日本語学校などでの利用
<想定利用シーン>
1.学校、病院、警察、郵便局などの公的機関の窓口での活用や飲食店、コンビニ、不動産事業者などの各種サービス窓口におけるコミュニケーションでの利用
2.建設、介護、農業など分野でベトナム人を雇用するサービス事業者とのコミュニケーションでの利用
■仕様
・iOS 9.3 以降Android 5 以降が動作するスマートフォン
・アプリ入手方法: App StoreまたはGoogle playより「NhaTra」(ニャトラ)」を検索し、アプリをダウンロードします。
※どなたでもダウンロード可能なアプリとなります。
※全ての端末での動作を保証するものではありません。
・利用料金: 無料(実証期間は、2018年7月~2019年3月末日)
■使用方法(ベトナム人が使用する場合)
1.アプリを起動し、翻訳ボタンを押してスマホにベトナム語で話しかけると、翻訳された日本語の音声を出力し、翻訳画面にはベトナム語と翻訳結果の日本語テキストも表示されます。
2.音声翻訳したい文章をベトナム語でテキスト入力し、翻訳して日本語の音声で出力することも可能です。
■今後の展開
様々なシーンで音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)」を使用してもらい、在留ベトナム人が音声翻訳を利活用する上での新たな課題を抽出いたします。利用者には、操作性、使用時の目的達成度、利用頻度、誤訳状況などの調査アンケートを実施し、今後の音声翻訳アプリの改善を実施するとともに社会実装に向けた研究開発に役立てる予定です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上
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