初のオンライン開催をした「東京ゲームショウ2020」、参加者の満足度は85%以上
オンライン配信ならではのメリットが評価された一方、デメリットも浮き彫りに
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、初のオンラインのみの開催になった東京ゲームショウ2020。YouTubeやTwitchなどでの公式番組に加え、Amazonなどの特設会場での配信や、各参加企業独自の番組配信などが行なわれるというまったく新しいスタイルになりました。そこでゲーマーの参加率や満足度を調査してみました。
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、初のオンラインのみの開催になった東京ゲームショウ2020。YouTubeやTwitchなどでの公式番組に加え、Amazonなどの特設会場での配信や、各参加企業独自の番組配信などが行なわれるというまったく新しいスタイルになりました。そこでゲーマーの参加率や満足度を調査してみました。
東京ゲームショウ2020に視聴・参加したゲーマーは1.7%で、昨年調査の2.2%と比較すると若干減少していることがわかりました。【グラフ①】
参加したゲーマーの年齢構成を見てみると、最も多かったのが30代で34.0%、20代が26.8%、40代が22.7%と続きます。10代は11.3%で昨年調査(https://www.gameage.jp/release/research/index_010.html)の25.7%と比較すると減少しています。20代~40代のゲーマーのゲームへの注目度が高いことがわかります。【グラフ②】
■ ゲーマーの注目度が高かったのは「カプコン」や「スクウェア・エニックス」
実際に今年のゲームショウに参加したゲーマーに視聴した番組を聞いたところ、「カプコン」、「スクウェア・エニックス」を多くのゲーマーが挙げていました。
カプコンの番組ではモンスターハンターシリーズの最新作「モンスターハンターライズ」の初の実機プレイの公開、スクウェア・エニックスの番組では新作アニメの放送が始まった「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のアーケードゲーム/スマートフォンゲームの情報公開や、「ニーア」シリーズの情報公開がゲーマーの注目を集めたのでしょう。
■ オンラインには会場に足を運ばなくて良いメリットがある一方、デメリットも
「オンラインで簡単に参加できた」(男性/28歳)という回答や「会場に行かずお祭り気分になる」(女性/34歳)、「遠すぎて行く機会がなかったけれど、はじめて雰囲気を感じられた」(女性/36歳)などオンラインならではの、場所に縛られないメリットを挙げるコメントが多く見られました。また初のオンライン開催ということで「自分の好きなタイミングで参加できるし、他人の目を気にしないで済むのも良い。」(男性/11歳)のように場所だけではなく、時間の拘束がないこともオンラインならではのメリットとして挙げられました。
一方で「やはり現地の熱さを感じられなかった」(男性/21歳)、「やはり直接参加したいです」(女性/49歳)のように会場を訪れることでしか味わえない体験を求めるコメントも見られます。また番組の配信が長時間に及んだため「目当ての番組が夜遅かった」(男性/35歳)のようにオンライン開催であるがゆえにデメリットを感じてしまったといったコメントも見られました。
今年の東京ゲームショウは初のオンライン開催ということで、主催者側もゲーマー側もお互いに試行錯誤していた印象が大きいく、参加者の満足度は高かったものの、オンライン開催ならではのメリットやデメリットも見えてきました。オンライン開催では場所や時間に縛られないというメリットがある一方、新作ゲームの試遊ができなかったり、コスプレや記念撮影ができないというデメリットもあり、特に10代の参加者割合が微減したこともこのようなデメリットに触れた可能性が考えられます。
東京ゲームショウの魅力は新作ゲームの情報を得るという受動的な楽しさはもちろんですが、実際に遊ぶ能動的な楽しさも大きなウェイトを占めています。来年の東京ゲームショウ2021は2021年9月30日から10月3日の4日間、幕張メッセで開催予定です。来年は今年の良かった点を活かしつつ、オフラインならではの体験もできる東京ゲームショウになることに期待したいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、初のオンラインのみの開催になった東京ゲームショウ2020。YouTubeやTwitchなどでの公式番組に加え、Amazonなどの特設会場での配信や、各参加企業独自の番組配信などが行なわれるというまったく新しいスタイルになりました。そこでゲーマーの参加率や満足度を調査してみました。
■ 東京ゲームショウ2020の参加者は昨年に比べると若干の減少
東京ゲームショウ2020に視聴・参加したゲーマーは1.7%で、昨年調査の2.2%と比較すると若干減少していることがわかりました。【グラフ①】
参加したゲーマーの年齢構成を見てみると、最も多かったのが30代で34.0%、20代が26.8%、40代が22.7%と続きます。10代は11.3%で昨年調査(https://www.gameage.jp/release/research/index_010.html)の25.7%と比較すると減少しています。20代~40代のゲーマーのゲームへの注目度が高いことがわかります。【グラフ②】
■ ゲーマーの注目度が高かったのは「カプコン」や「スクウェア・エニックス」
実際に今年のゲームショウに参加したゲーマーに視聴した番組を聞いたところ、「カプコン」、「スクウェア・エニックス」を多くのゲーマーが挙げていました。
カプコンの番組ではモンスターハンターシリーズの最新作「モンスターハンターライズ」の初の実機プレイの公開、スクウェア・エニックスの番組では新作アニメの放送が始まった「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のアーケードゲーム/スマートフォンゲームの情報公開や、「ニーア」シリーズの情報公開がゲーマーの注目を集めたのでしょう。
■ オンラインには会場に足を運ばなくて良いメリットがある一方、デメリットも
次に、今年のゲームショウの満足度についてゲーマーに聞いてみると21.6%がとても満足、63.9%が満足と、8割以上の満足度となっています。【グラフ③】
「オンラインで簡単に参加できた」(男性/28歳)という回答や「会場に行かずお祭り気分になる」(女性/34歳)、「遠すぎて行く機会がなかったけれど、はじめて雰囲気を感じられた」(女性/36歳)などオンラインならではの、場所に縛られないメリットを挙げるコメントが多く見られました。また初のオンライン開催ということで「自分の好きなタイミングで参加できるし、他人の目を気にしないで済むのも良い。」(男性/11歳)のように場所だけではなく、時間の拘束がないこともオンラインならではのメリットとして挙げられました。
一方で「やはり現地の熱さを感じられなかった」(男性/21歳)、「やはり直接参加したいです」(女性/49歳)のように会場を訪れることでしか味わえない体験を求めるコメントも見られます。また番組の配信が長時間に及んだため「目当ての番組が夜遅かった」(男性/35歳)のようにオンライン開催であるがゆえにデメリットを感じてしまったといったコメントも見られました。
今年の東京ゲームショウは初のオンライン開催ということで、主催者側もゲーマー側もお互いに試行錯誤していた印象が大きいく、参加者の満足度は高かったものの、オンライン開催ならではのメリットやデメリットも見えてきました。オンライン開催では場所や時間に縛られないというメリットがある一方、新作ゲームの試遊ができなかったり、コスプレや記念撮影ができないというデメリットもあり、特に10代の参加者割合が微減したこともこのようなデメリットに触れた可能性が考えられます。
東京ゲームショウの魅力は新作ゲームの情報を得るという受動的な楽しさはもちろんですが、実際に遊ぶ能動的な楽しさも大きなウェイトを占めています。来年の東京ゲームショウ2021は2021年9月30日から10月3日の4日間、幕張メッセで開催予定です。来年は今年の良かった点を活かしつつ、オフラインならではの体験もできる東京ゲームショウになることに期待したいと思います。
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