“いいこと”を、いいことで終わらせない”いいこと”をジブンゴト化に変える。
社会課題とカルチャーを横断する新しい共創型パーティー『TRASH PARTY』を開催——感情が社会を動かす、“社会実装型エンターテインメント”の新たな形
一般社団法人CHIMERA Union(本社:京都府、代表理事:文平龍太)は、2025年10月25日(土)にSCC千駄ヶ谷カルチャーセンターにて、社会課題とカルチャーを横断的に結ぶ新しい共創型パーティー『TRASH PARTY』を開催しました。
テーマは“いいことを、いいことで終わらせない”。
社会課題を“正しさ”ではなく“ワクワク”や“楽しさ”から捉え、誰もがジブンゴト化できる社会実装の形を体現しました。

【イベント概要】
イベント名:TRASH PARTY
共催:SHIBUYA CITY FC
協力:green bird、TuneCore Japan、LunaTone Inc.、リンク・スミス株式会社、株式会社ジッテ、we+、株式会社ロスフィー、株式会社NBCメッシュテック
ご賛同企業:MOTO-BUNKA、有限会社430、erefunt art ELENA、合同会社ondacompany、一般社団法人Minerals、THP株式会社、NPO法人tannely
出演アーティスト:磐、RAIO!
登壇者:
中山知紗(リンク・スミス株式会社)/ヒョン・バロ(LunaTone Inc.)/林登志也(we+)/保清人(株式会社ロスフィー)/星佳祐(SHIBUYA CITY FC)/馬場悠斗(green bird)

“ワクワク”が社会を動かす。ジブンゴト化の起点
社会課題の多くは語られるものの、行動に結びつくことは少ない世の中。
CHIMERAが見出したのは、「ワクワクと楽しさが行動を生む力」です。
今回の参加者は、最初から“社会課題に関心がある人”ではなく、
「なんか面白そう」「この人たちが関わっているなら行ってみたい」——
そんな感情の共鳴によって集まりました。
会場では、音楽・アート・スポーツ・ファッション・メディア・プロダクト・社会インフラなど、異なる領域の人々が交わり、
「なぜそう考えるのか」「その価値観の背景にあるものは何か」といった思想の原点に触れ合う時間が流れました。
マーケティングを“行動”に変える、感情のデザイン


トークセッションでは、リンク・スミス株式会社の中山知紗氏とLunaTone Inc.のヒョン・バロ氏が登壇。
ともにマーケティングをルーツに持つ二人は、「マーケティングは学問であり、そのままでは行動にはならない」と考える。
中山氏は「感情を起点にした行動変容」を提唱し、理屈ではなく共感から行動を生む構造を提示。
一方、バロ氏は「ゲームというエンターテインメントが持つタッチポイントの力」に注目し、
“楽しい”を媒介にして社会にポジティブな行動変容を生み出す視点を共有しました。
それはまさに、CHIMERAが掲げる“感情を社会実装する”という思想と響き合うものでした。
カルチャーと社会実装の間に生まれた“共感”


社会的インフラプロダクトや企業の取り組みは、理論的で正しく存在しています。
しかし、多くの人にとっては「自分とは関係のない遠いもの」。
TRASH PARTYでは、企業もアーティストも“ワクワク”という共通言語を通じて、プロダクトや活動の背後にある感情や思想を共有しました。
たとえば、株式会社ジッテ 法村氏は、電力を使わない電子ポスターの開発者。
初めてカルチャーイベントの現場に登場し、来場者から興味深い質問を受けながら交流を楽しみました。
「普段出会えない層と感性を通じて話せたことが新鮮でした。このイベントの最大の価値は、”自分の利益以外のことに自分の時間を使う”というマインドを持った人達が集まることにあると思います。ここから生まれるものは”ブーム”では無く”文化”になり得ます。」と語るように、
この場で初めて“社会実装”が感情でつながる瞬間が生まれたのです。
廃棄物から価値を生み出す、“価値転換”の対話


「価値がない」と見なされているものに、新しい意味や感情を宿す。
この“価値転換”をテーマにしたトークセッションでは、we+の林登志也氏と株式会社ロスフィーの保清人氏が登壇しました。
we+の林氏は、行動変容の“最初のアプローチ”として、視覚的にゼロの価値しか見出されていない「廃棄物」をデザイン・アートピースへと変えることで、人の心に“興味”や“驚き”を生み出す取り組みの思想や概念を語った。
そのアプローチは、理屈ではなく感覚を通じて感情を動かす、まさに「行動の入口」をデザインするものでした。
一方、保氏は、環境という大きく無形な概念を、実際に人の手に取ることのできる有形のプロダクトへと昇華させることで、幸せの循環をデザイン。
「世界中で、環境をネガティブな課題ではなくポジティブな価値に変えること」をテーマに、デザインと思想の力で社会に希望を提示しました。
両者の取り組みは、まさに“循環”そのもの。
ゼロから始まり、視覚的な興味を生み、やがて消費者が手に取るまでのストーリーを描き出す。
それは、CHIMERA代表・文平龍太が語る「森の社会」へとつながる思想でもあります。
CHIMERAが目指す、ボーダーを越えた“森の社会”

CHIMERA Union代表・文平龍太は、社会を“森”にたとえます。
森は植物だけでできているわけではない。
土があり、その中には鉱物や土壌細菌が生き、虫が動き、植物が自生し、水が巡っている。それぞれが異なる役割を持ちながら共存している。
社会も同じで、企業、行政、アーティスト、市民——そのすべてがつながり合うことで初めて機能する。
TRASH PARTYは、そうした“森のような社会構造”をリアルに体現した試みでした。
誰かが正しく導くのではなく、
感情の交差点に立ち、ジブンゴト化を連鎖させていく。
そこにCHIMERAが見出す「社会実装型エンターテインメント」の可能性があります。
行動変容の“現象”をデザインする




「社会問題を語る」ことから、「社会現象をつくる」へ。
TRASH PARTYが生み出したのは、正しさではなく心が動く瞬間です。
企業は消費者の感性を知り、カルチャー側は社会のリアルを感じ、互いの視点が重なったときに“共感”が生まれる。
その共感がジブンゴト化となり、行動変容の現象へとつながっていく。
地域と社会をつなぐ、“循環の現場”




共催のSHIBUYA CITY FCは、同日に同施設の1階・2階を活用し、渋谷地域の子どもたちを対象としたハロウィンパーティーや、近隣店舗を巡るハロウィンラリーを実施。
地域に根ざした活動を通して、世代や立場を超えた「つながりの循環」を生み出しました。
また、協力のgreen birdは、ただのゴミ拾いではなく、“拾う”ことを通じたコミュニケーションをデザイン。
分別ごとに色分けされた袋を手にした参加者同士が、「ペットボトル持ってる人〜!」と声をかけ合うことで、自然と会話が生まれ、街に笑顔と交流の輪が広がりました。
“良いことを楽しむ”というTRASH PARTYの哲学を、街の現場で体現。
さらに、TuneCore Japanは「子どもたちの将来の選択肢を広げる」ことをテーマに共鳴。
音楽というカルチャーの力で多様な価値観を伝えるべく、アーティストライブを実施し、音楽を通じて“表現すること”の自由や可能性を提示しました。
アーティストたちの音が響くたびに、世代も立場も異なる人々が感情でつながり、まさに“循環の現場”が生まれていました。
CHIMERAは、こうした多様な起点を有機的に結び、
“いいことを、いいことで終わらせない”社会の循環をこれからも創り出していきます。




【一般社団法人CHIMERA Unionについて】
「感情で社会を動かす」ことを理念に、
都市型スポーツ、音楽、アート、教育、テクノロジーを融合した社会実装型UXプロジェクトを展開。
CHIMERA GAMESをはじめとする大型イベントを通じて、
個人・企業・行政をつなぎ、“感情の交差点”から社会変容をデザインしています。
代表理事: 文平 龍太
設立: 2015年
事業内容: 社会実装型エンターテインメント企画・運営、地域共創プロジェクトの推進
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