HPE、業界初のOpen RAN Solution Stackにより、5GネットワークにおけるOpen RANの大規模導入を実現
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州 ヒューストン、以下:HPE)が、2021年2月24日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。
HPEは本日、グローバル5GネットワークにおけるOpen RANの大規模な商用展開を実現する「HPE Open RAN Solution Stack」を発表しました。HPE Open RAN Solution Stackには、HPEのオーケストレーションおよび自動化ソフトウェア、RANに特化したインフラストラクチャのブループリント、通信事業者に最適化されたインフラストラクチャが含まれています。HPEのサービス管理およびオーケストレーションソフトウェアは、コアからエッジまでの通信事業者ネットワークをサポートし、リスクを軽減し、通信事業者に5Gのメリットをもたらします。HPE Open RAN Solution Stackには、業界初のOpen RAN(無線アクセスネットワーク)ワークロード最適化サーバーである新しいHPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーも含まれています。
HPE Open RAN Solution Stackは、HPEが新たに設立したCommunications Technology Group(CTG)によって開発されました。CTGは、市場で屈指の幅広さを誇る通信事業者向けポートフォリオを提供し、オープンで相互運用可能なソリューションスタックファミリーを活用して、通信事業者や企業での大規模な5Gマーケットオポチュニティーの活用を支援するために設立されました。HPE Open RAN Solution Stackは、昨年3月に発表されたHPE 5G Core Stackを踏襲しており、これらのソリューションは、通信事業者がコアからエッジまでのリソースとアプリケーションを共通のオーケストレーションプラットフォームで連携し展開できるようサポートします。いずれのソリューションもパートナーエコシステムに支えられており、業界のリーディングカンパニーはすでにHPE Open RAN Solution Stackを活用して、Open RANソフトウェアのテストと最適化に取り組んでいます。
世界の通信ネットワークは大きな変革期を迎えています。5Gはオープンスタンダードで開発されており、ネットワーク事業者は、前世代のネットワークが構築されていた専有的なシングルベンダーのシステムから脱却できるようになっています。5G標準により、ネットワーク事業者は、複数のベンダーが提供するベストオブブリードのハードウェアとソフトウェアをRANとコアの両方に組み合わせて使用できるようになりました。これらのオープンテクノロジーは、グローバルに展開する通信事業者、業界団体、および政府により積極的に推進されており、競争の激化、コストの低下、ならびにイノベーションの促進が期待されています。
オープンでクラウドネイティブな5Gネットワークは、仮想化されたネットワークを実行する業界標準のITハードウェア上に構築されており、技術の進歩により、このディスアグリゲーションの利点を5G RANにも適用できるようになっています。HPEは、通信業界の大きな転換を推進しているO-RAN AllianceとTelecom Infra Project(TIP)を支援しています。HPE Open RAN Solution Stackの導入により、通信事業者は大規模なOpen RANの商用利用に備えることができます。HPEは、通信事業者のニーズに対応するインフラストラクチャとソフトウェアの設計、構築、チューニングにおいて30年以上の経験を有し、この事前統合された強化版RANインフラストラクチャプラットフォームを活用して、通信事業における独自の専門知識を提供します。
HPEのCommunications Technology Group SVP兼GMであるフィル・モットラム(Phil Mottram)は次のように述べています。「HPEは、セキュアでオープンなソリューションスタックを通じてエッジからクラウドまでのイノベーションを推進することで、5G時代の経済の変革におけるカタリストとなることを目指しています。HPEは、お客様やパートナーと協力してHPE Open RAN Solution Stackをゼロから構築し、Open RAN導入特有の要求に対応してきました。HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは業界初のOpen RANワークロードに最適化されたサーバーであり、通信事業者に、効率性の実現、運用の複雑さの軽減、インフラの簡素化、無線アクセスネットワークの将来性の確保を実現します。」
Open RANの商用展開を加速
HPE Open RAN Solution Stackは、通信事業者が必要な場所にリソースを割り当て、ネットワークの俊敏性、効率性、柔軟性の向上を可能にします。RANワークロードをサポートするためにゼロから設計されたHPE Open RAN Solution Stackは、低リスクの環境で新しいマルチベンダーテクノロジーをサポートする能力を得ることで、お客様のRANの将来性を保証し、投資を保護することを可能にします。
Open RANを大規模に展開するための鍵は、何千ものエッジサイトにまたがるワークロードを管理し、オーケストレーションを実行する能力にあります。HPEの検証済みの管理およびオーケストレーションソフトウェアは、Open RANインスタンスへのリアルタイムでの展開に対応しています。このソフトウェアは、インテントベースのオーケストレーションやAI/MLベースの自動化ソリューションなど、重要なイノベーションをもたらします。これにより、通信事業者は数千台の仮想マシン(VM)と数百種類の仮想ネットワークファンクション(VNF)およびコンテナ化ネットワークファンクション(CNF)をネットワーク全体で管理できるようになります。
もう一つの重要な要素は、低リスクで事前検証済みの、通信事業者に最適化されたテクノロジーブループリントへのアクセスです。現在稼働している少数のOpen RANの導入は、何千ものサイトにまたがって複製できるように設計されていない特注の構成で構築されています。HPEのTelco Infrastructure Blueprintsはこの課題を解決し、様々なベンダーのソフトウェアを使用できるようにするとともに、リスク、複雑さ、展開のスピードを軽減します。HPEはインテルと協力して、お客様が仮想化RAN(vRAN)へのパスを簡素化できるように構築された検証済みリファレンス構成を開発し、通信事業者とテクノロジーパートナーの両方にかかる市場投入までの時間短縮と運用の複雑さの軽減を可能にする、強化されたハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの基盤を確立しています。
HPE CTGは、オープンでマルチベンダーの5Gネットワークを展開する際のリスクを軽減するために、活発なパートナーエコシステムの構築に取り組んでいます。HPE 5G Core Stackはすでに多くの業界リーダーからの支持を得ており、HPEは、HPE Open RAN Solution Stackの販売開始に伴い、通信事業者、システムインテグレータ、ネットワーク機器プロバイダー、ソフトウェアベンダーが一堂に会して、オープンでベストオブブリードのソリューションを提供するためのOpen RANテクノロジーのテスト、検証、事前統合を行うことを奨励しています。
HPE Open RAN Solution Stackは、通信事業者のニーズに対応するvRANワークロードに高度に最適化された新しいHPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーとセットで提供されます。
HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは、HPEの包括的なハードウェアポートフォリオに追加された通信サービスプロバイダ向けの最新の製品で、HPE Edgeline Converged Edge Systemsも含まれています。堅牢なマルチブレードサーバーのEdgeline EL8000製品群は、大容量アクセラレータ機能を提供し、様々な5G vRANシナリオやMulti-access Edge Computing(MEC)などの非RANワークロードにも対応します。また、HPE ProLiant DL360は、集中型RANの導入にも適しています。
OrangeとHPEによる5Gコアトライアル
HPE 5G Core Stackは、現在世界中で利用可能であり、5Gの可能性を最大限に引き出す、オープンでクラウドネイティブなコンテナ化された5Gコアネットワークソフトウェアスタックです。スライシングとエンドツーエンドの自動化を提供し、通信事業者が既存および将来のネットワークにおいて差別化された品質のサービスを提供できるようにします。
世界最大級のモバイルネットワーク事業者であるOrangeは、5G向けのオープンでマルチベンダーなクラウドアプローチへの移行を目指しています。同社は、この重要な変革に向けて、複数のトライアルを実施しています。また、昨年実施したフランスの研究所でのHPEとCasa Systemsによる実証実験においても成功を収めました。
Orange GroupのConvergent Networks Control担当VPであるエマニュエル・ビデ(Emmanuel Bidet)氏は次のように述べています。「2020年、HPEとともにいちはやくマルチベンダーな5Gスタンドアロンネットワークチェーンの展開に向けて着手しました。今、私たちはさらに発展を進め、100%ソフトウェアベースでデータ駆動およびAI駆動の完全に自動化された5G Coreの概念実証をしております。HPEは、コアネットワークとOSSシステムで長い歴史を持ち、当社のマルチベンダーのニーズに深い理解があり、アプリケーションからインフラまでの水平統合と垂直統合の両方における経験を持つ、貴重なパートナーです。HPEは、クラウドネイティブで標準規格に準拠したネットワークファンクションと、各国でのエンドツーエンドの統合のために複製できるスライス管理の自動化をもたらしてくれます。当初の成果は本当に心強いものであり、OrangeはHPEの強力な参画を喜ばしく思います。」
HPE 5G Core Stackを使用することで、通信事業者は必要に応じてネットワークファンクションを導入し、市場の発展への対応、ベンダーのロックインの回避、ならびに5G規格の今後のマイルストーンに備えたネットワークの将来性の確保を実現します。従来のコアソリューションの10倍以上の速さで、1時間以内に導入、テスト、試運転を行うことができます。操作が簡単で、真のクラウドネイティブ設計により実現する、無制限の拡張性を提供します。
HPE GreenLakeを契約することでHPE 5G Core Stackを従量課金ベースで導入することができます。通信事業者は加入者数に合わせてコストを調整できるため、リスクの軽減が可能になり、先行投資を最小限に5Gコアネットワークを展開することができます。
HPE - 通信事業者にとって信頼と実績のあるパートナー
HPE CTGは、30年以上にわたり通信業界における実績を培っており、HPEの通信事業者の顧客は160ヶ国300社以上、HPEのソフトウェアに接続されたモバイルデバイスの利用台数は世界中で8億5,000万台に及びます。HPE CTGは、HPEのedge-to-cloud platform as-a-service戦略を推進する上で重要な役割を果たしており、エンタープライズエッジから通信事業者ネットワークを横断して複数のクラウドにまたがることができるエンタープライズソリューションと通信事業者ソリューションの両方を独自に組み合わせています。CTGのポートフォリオには、オープンでクラウドネイティブな柔軟性の高いソリューション、統合済みのスタックとブループリント、自動化および運用ソフトウェア、安全で回復力のあるキャリアグレードのITインフラストラクチャ、Arubaのエッジネットワーキングソリューションを使用したエンタープライズ接続性などが含まれます。
販売開始時期
HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは、HPE Open RAN Solution Stackとセットで、2021年第2四半期に全世界で販売される予定です。
参考情報
HPE Open RAN Solution StackやHPE 5G Core Stackなど、HPE CTGとそのソリューションの詳細については、HPEとインテルが主催するバーチャルイベント「TelecomTV Strategic Outlook: Realize the Full Potential of Open RAN & 5G」のライブおよびオンデマンドセッションでご紹介します。
https://www.telecomtv.com/content/strategic-outlook-open-ran-and-5g/?utm_source=hpe&utm_medium=press&utm_campaign=hpetd21
※原文は以下をご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2021/02/hewlett-packard-enterprise-paves-way-for-mass-deployment-of-open-ran-in-5g-networks-with-industry-first-open-ran-solution-stack.html
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、edge-to-cloud platform as-a-serviceを提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
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このプレスリリースで使用されているその他の製品名は識別の目的のためのみに使用されており、それぞれの企業の商標である場合があります。
■お客様からのお問い合わせ先
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製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。
- Open RAN Solution Stackは、HPEが新たに設立した通信技術部門Communications Technology Groupから生まれた最初のソリューションとして、通信事業者向けのソフトウェア、サービス、インフラストラクチャを網羅するHPE独自のIPを統合
- HPEのオーケストレーションプラットフォームは無線アクセスネットワークに自動化と俊敏性をもたらし、Open RANの大規模な商用展開を実現
HPEは本日、グローバル5GネットワークにおけるOpen RANの大規模な商用展開を実現する「HPE Open RAN Solution Stack」を発表しました。HPE Open RAN Solution Stackには、HPEのオーケストレーションおよび自動化ソフトウェア、RANに特化したインフラストラクチャのブループリント、通信事業者に最適化されたインフラストラクチャが含まれています。HPEのサービス管理およびオーケストレーションソフトウェアは、コアからエッジまでの通信事業者ネットワークをサポートし、リスクを軽減し、通信事業者に5Gのメリットをもたらします。HPE Open RAN Solution Stackには、業界初のOpen RAN(無線アクセスネットワーク)ワークロード最適化サーバーである新しいHPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーも含まれています。
HPE Open RAN Solution Stackは、HPEが新たに設立したCommunications Technology Group(CTG)によって開発されました。CTGは、市場で屈指の幅広さを誇る通信事業者向けポートフォリオを提供し、オープンで相互運用可能なソリューションスタックファミリーを活用して、通信事業者や企業での大規模な5Gマーケットオポチュニティーの活用を支援するために設立されました。HPE Open RAN Solution Stackは、昨年3月に発表されたHPE 5G Core Stackを踏襲しており、これらのソリューションは、通信事業者がコアからエッジまでのリソースとアプリケーションを共通のオーケストレーションプラットフォームで連携し展開できるようサポートします。いずれのソリューションもパートナーエコシステムに支えられており、業界のリーディングカンパニーはすでにHPE Open RAN Solution Stackを活用して、Open RANソフトウェアのテストと最適化に取り組んでいます。
世界の通信ネットワークは大きな変革期を迎えています。5Gはオープンスタンダードで開発されており、ネットワーク事業者は、前世代のネットワークが構築されていた専有的なシングルベンダーのシステムから脱却できるようになっています。5G標準により、ネットワーク事業者は、複数のベンダーが提供するベストオブブリードのハードウェアとソフトウェアをRANとコアの両方に組み合わせて使用できるようになりました。これらのオープンテクノロジーは、グローバルに展開する通信事業者、業界団体、および政府により積極的に推進されており、競争の激化、コストの低下、ならびにイノベーションの促進が期待されています。
オープンでクラウドネイティブな5Gネットワークは、仮想化されたネットワークを実行する業界標準のITハードウェア上に構築されており、技術の進歩により、このディスアグリゲーションの利点を5G RANにも適用できるようになっています。HPEは、通信業界の大きな転換を推進しているO-RAN AllianceとTelecom Infra Project(TIP)を支援しています。HPE Open RAN Solution Stackの導入により、通信事業者は大規模なOpen RANの商用利用に備えることができます。HPEは、通信事業者のニーズに対応するインフラストラクチャとソフトウェアの設計、構築、チューニングにおいて30年以上の経験を有し、この事前統合された強化版RANインフラストラクチャプラットフォームを活用して、通信事業における独自の専門知識を提供します。
HPEのCommunications Technology Group SVP兼GMであるフィル・モットラム(Phil Mottram)は次のように述べています。「HPEは、セキュアでオープンなソリューションスタックを通じてエッジからクラウドまでのイノベーションを推進することで、5G時代の経済の変革におけるカタリストとなることを目指しています。HPEは、お客様やパートナーと協力してHPE Open RAN Solution Stackをゼロから構築し、Open RAN導入特有の要求に対応してきました。HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは業界初のOpen RANワークロードに最適化されたサーバーであり、通信事業者に、効率性の実現、運用の複雑さの軽減、インフラの簡素化、無線アクセスネットワークの将来性の確保を実現します。」
Open RANの商用展開を加速
HPE Open RAN Solution Stackは、通信事業者が必要な場所にリソースを割り当て、ネットワークの俊敏性、効率性、柔軟性の向上を可能にします。RANワークロードをサポートするためにゼロから設計されたHPE Open RAN Solution Stackは、低リスクの環境で新しいマルチベンダーテクノロジーをサポートする能力を得ることで、お客様のRANの将来性を保証し、投資を保護することを可能にします。
Open RANを大規模に展開するための鍵は、何千ものエッジサイトにまたがるワークロードを管理し、オーケストレーションを実行する能力にあります。HPEの検証済みの管理およびオーケストレーションソフトウェアは、Open RANインスタンスへのリアルタイムでの展開に対応しています。このソフトウェアは、インテントベースのオーケストレーションやAI/MLベースの自動化ソリューションなど、重要なイノベーションをもたらします。これにより、通信事業者は数千台の仮想マシン(VM)と数百種類の仮想ネットワークファンクション(VNF)およびコンテナ化ネットワークファンクション(CNF)をネットワーク全体で管理できるようになります。
もう一つの重要な要素は、低リスクで事前検証済みの、通信事業者に最適化されたテクノロジーブループリントへのアクセスです。現在稼働している少数のOpen RANの導入は、何千ものサイトにまたがって複製できるように設計されていない特注の構成で構築されています。HPEのTelco Infrastructure Blueprintsはこの課題を解決し、様々なベンダーのソフトウェアを使用できるようにするとともに、リスク、複雑さ、展開のスピードを軽減します。HPEはインテルと協力して、お客様が仮想化RAN(vRAN)へのパスを簡素化できるように構築された検証済みリファレンス構成を開発し、通信事業者とテクノロジーパートナーの両方にかかる市場投入までの時間短縮と運用の複雑さの軽減を可能にする、強化されたハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの基盤を確立しています。
HPE CTGは、オープンでマルチベンダーの5Gネットワークを展開する際のリスクを軽減するために、活発なパートナーエコシステムの構築に取り組んでいます。HPE 5G Core Stackはすでに多くの業界リーダーからの支持を得ており、HPEは、HPE Open RAN Solution Stackの販売開始に伴い、通信事業者、システムインテグレータ、ネットワーク機器プロバイダー、ソフトウェアベンダーが一堂に会して、オープンでベストオブブリードのソリューションを提供するためのOpen RANテクノロジーのテスト、検証、事前統合を行うことを奨励しています。
HPE Open RAN Solution Stackは、通信事業者のニーズに対応するvRANワークロードに高度に最適化された新しいHPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーとセットで提供されます。
- オープンで標準ベースのアーキテクチャ - マルチベンダーのソフトウェアベースのRANソリューションをサポート
- 強力なコンピュート機能 - RANサイトに必要なパフォーマンスと低消費電力を実現する第3世代インテル® Xeon®スケーラブルプロセッサーを搭載
- キャリアグレードの堅牢なNEBSレベル3およびGR 3108準拠のプラットフォーム – ファーエッジ用に設計
- 全体的な消費電力と設置面積の削減 -高度に最適化された単一のショートデプス1U/1Pサーバーで、ベースバンドユニット、中継ゲートウェイ、セルサイトゲートウェイルータの機能をサポート
- アクセラレータオプション - パフォーマンスを重視した、パケット処理のvRANワークロードを加速
- ・コアからエッジまでの一貫性 - Silicon Root of Trust技術をはじめとする、信頼性の高いHPE ProLiantのセキュリティと管理体験を提供
HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは、HPEの包括的なハードウェアポートフォリオに追加された通信サービスプロバイダ向けの最新の製品で、HPE Edgeline Converged Edge Systemsも含まれています。堅牢なマルチブレードサーバーのEdgeline EL8000製品群は、大容量アクセラレータ機能を提供し、様々な5G vRANシナリオやMulti-access Edge Computing(MEC)などの非RANワークロードにも対応します。また、HPE ProLiant DL360は、集中型RANの導入にも適しています。
OrangeとHPEによる5Gコアトライアル
HPE 5G Core Stackは、現在世界中で利用可能であり、5Gの可能性を最大限に引き出す、オープンでクラウドネイティブなコンテナ化された5Gコアネットワークソフトウェアスタックです。スライシングとエンドツーエンドの自動化を提供し、通信事業者が既存および将来のネットワークにおいて差別化された品質のサービスを提供できるようにします。
世界最大級のモバイルネットワーク事業者であるOrangeは、5G向けのオープンでマルチベンダーなクラウドアプローチへの移行を目指しています。同社は、この重要な変革に向けて、複数のトライアルを実施しています。また、昨年実施したフランスの研究所でのHPEとCasa Systemsによる実証実験においても成功を収めました。
Orange GroupのConvergent Networks Control担当VPであるエマニュエル・ビデ(Emmanuel Bidet)氏は次のように述べています。「2020年、HPEとともにいちはやくマルチベンダーな5Gスタンドアロンネットワークチェーンの展開に向けて着手しました。今、私たちはさらに発展を進め、100%ソフトウェアベースでデータ駆動およびAI駆動の完全に自動化された5G Coreの概念実証をしております。HPEは、コアネットワークとOSSシステムで長い歴史を持ち、当社のマルチベンダーのニーズに深い理解があり、アプリケーションからインフラまでの水平統合と垂直統合の両方における経験を持つ、貴重なパートナーです。HPEは、クラウドネイティブで標準規格に準拠したネットワークファンクションと、各国でのエンドツーエンドの統合のために複製できるスライス管理の自動化をもたらしてくれます。当初の成果は本当に心強いものであり、OrangeはHPEの強力な参画を喜ばしく思います。」
HPE 5G Core Stackを使用することで、通信事業者は必要に応じてネットワークファンクションを導入し、市場の発展への対応、ベンダーのロックインの回避、ならびに5G規格の今後のマイルストーンに備えたネットワークの将来性の確保を実現します。従来のコアソリューションの10倍以上の速さで、1時間以内に導入、テスト、試運転を行うことができます。操作が簡単で、真のクラウドネイティブ設計により実現する、無制限の拡張性を提供します。
HPE GreenLakeを契約することでHPE 5G Core Stackを従量課金ベースで導入することができます。通信事業者は加入者数に合わせてコストを調整できるため、リスクの軽減が可能になり、先行投資を最小限に5Gコアネットワークを展開することができます。
HPE - 通信事業者にとって信頼と実績のあるパートナー
HPE CTGは、30年以上にわたり通信業界における実績を培っており、HPEの通信事業者の顧客は160ヶ国300社以上、HPEのソフトウェアに接続されたモバイルデバイスの利用台数は世界中で8億5,000万台に及びます。HPE CTGは、HPEのedge-to-cloud platform as-a-service戦略を推進する上で重要な役割を果たしており、エンタープライズエッジから通信事業者ネットワークを横断して複数のクラウドにまたがることができるエンタープライズソリューションと通信事業者ソリューションの両方を独自に組み合わせています。CTGのポートフォリオには、オープンでクラウドネイティブな柔軟性の高いソリューション、統合済みのスタックとブループリント、自動化および運用ソフトウェア、安全で回復力のあるキャリアグレードのITインフラストラクチャ、Arubaのエッジネットワーキングソリューションを使用したエンタープライズ接続性などが含まれます。
販売開始時期
HPE ProLiant DL110 Gen10 Plusサーバーは、HPE Open RAN Solution Stackとセットで、2021年第2四半期に全世界で販売される予定です。
参考情報
HPE Open RAN Solution StackやHPE 5G Core Stackなど、HPE CTGとそのソリューションの詳細については、HPEとインテルが主催するバーチャルイベント「TelecomTV Strategic Outlook: Realize the Full Potential of Open RAN & 5G」のライブおよびオンデマンドセッションでご紹介します。
https://www.telecomtv.com/content/strategic-outlook-open-ran-and-5g/?utm_source=hpe&utm_medium=press&utm_campaign=hpetd21
※原文は以下をご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2021/02/hewlett-packard-enterprise-paves-way-for-mass-deployment-of-open-ran-in-5g-networks-with-industry-first-open-ran-solution-stack.html
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、edge-to-cloud platform as-a-serviceを提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
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このプレスリリースで使用されているその他の製品名は識別の目的のためのみに使用されており、それぞれの企業の商標である場合があります。
■お客様からのお問い合わせ先
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TEL:0120-268-186 (または03-5749-8279)
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/
(C) 2021 Hewlett Packard Enterprise Development LP
製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。
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