【コロナ禍でもできることを】長久手市内の小学校が初のオンライン授業「介助犬を知ろう」を開催
●長久手市立東小学校で初のオンライン授業開催、(社福)日本介助犬協会(以下、協会)による介助犬の役割紹介やPR犬によるデモンストレーションが実施された
愛知県長久手市は、まち全体にもう一度緑を復活させ、声を掛け合い、つながりのある町にしたいという想いから「日本一の福祉のまち」を目指している。そんな長久手市内に2009年、肢体不自由者の日常生活動作を手助けする“介助犬”の訓練施設「介助犬総合訓練センター ~シンシアの丘~」が建設された。協会と長久手市はともに長「日本一の福祉のまち」を目指すべく、2012年に連携協定を結んで以降、毎年、長久手市内の小学5年生が訓練センターを訪れ、介助犬について、肢体不自由者について学んでいる。
協会はイベントや講演など、年に300件を超える介助犬啓発・広報活動を実施してきたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてそういった啓発の場の中止が相次いだ。長久手市立東小学校5年生の見学においても緊急事態宣言下の中、中止が危ぶまれたが、担当教諭の「介助犬の資料を拝見し、介助犬(補助犬)の必要性を感じている。だからこそ、子供たちに学ばせたい!未来を担う子どもたちに福祉の大切さを感じさせたい」という熱い想いにより、オンラインでの開催に至った。
〈長久手市立東小学校5年生、オンライン講演の様子〉
協会はコロナ禍になってから企業・団体や大学生を対象としたオンライン講演を積極的に受け入れ、実施してきたが、小学生へ向けたオンライン講演は初の実施。当日は介助犬についての紹介をはじめ、介助犬PR犬によるデモンストレーションを行った。
当日、授業を受けた生徒からは「介助犬はいつも楽しくお仕事をしていることがよくわかった」「困っている人を見かけたら、やさしい声掛けをしたい」「みんなにも伝えたり、広めたりしたい」など多くの感想が寄せられた。
協会は他にも、名古屋ECO動物海洋専門学校、専門学校名古屋スクールオブビジネス ペットビジネス学科、学校法人国際学園 星槎高等学校などの学校を対象としたオンライン講演を行っている。また、学校主体ではなく、愛知淑徳大学 学生ボランティア団体「チームわんわん」からの依頼で小学生を対象にオンライン講演を実施したケースもある。今後もオンライン講演、イベント等に注力し、介助犬の普及・啓発活動に取り組む。詳しくは協会へ問い合わせを。
〈オンライン講演後のスクリーンショット〉
●問合せ先
社会福祉法人 日本介助犬協会
0561-64-1277 info@s-dog.jp
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