内閣官房発行「国土強靱化 民間の取組事例集」に、備えない防災車両『MARU MOBI(マルモビ)』が掲載!水不要の災害対策トイレclesana(クレサナ)を用いたトイレカーが被災地で活躍。
”いつも”と”もしも”を繋ぐ「備えない防災」「国土強靭化」を具現化したマルチパーパスモビリティ「MARU MOBI(マルモビ)」
ハイエースベースのキャンピングカー製造台数が国内首位であり、キャンピングカーの新しい楽しみ方を提案する株式会社トイファクトリー(本社:岐阜県可児市、代表取締役:藤井昭文)は、キャンピングカー開発の技術を活かし、自治体・団体向けに「備えない防災」車両として多目的車両『MARU MOBI(マルモビ)』の提案を進めています。
その、マルモビ車両を能登半島地震被災地にトイレカーとして支援派遣した取り組みが、内閣官房発行「国土強靱化 民間の取組事例集(令和7年4月)」に掲載されましたことをお知らせいたします。

まさに「国土強靭化」を具現化した車両として、自治体・団体向けに2023年よりマルモビの提案を進めていますが、現在では全国に導入が進んでおり今年度も30以上の自治体に導入が決定しています。
この度、マルモビでのウォーターレストイレを搭載したトイレカー開発が、”国土強靭化を叶える取り組み”として内閣官房発行「国土強靱化 民間の取組事例集」に紹介されたことを大変光栄に思います。
■国土強靱化 民間の取組事例集とは
内閣官房が収集した、さまざまな企業や団体による国土強靱化の先進的な取り組みをまとめたものです。国土強靱化とは地震や津波、台風などの自然災害に強い国づくり・地域づくりを行い、大きな災害が発生しても人命保護、被害の最小化、経済社会の維持、迅速な復旧復興を目指す取り組みのことです。国土強靱化の対象範囲は幅広く、行政だけでなく企業、地域、個人による取り組みや、インフラ整備などのハード面だけでなく、わかりやすい防災情報の発信や避難訓練などのソフト面の取り組みも含まれます。
●内閣官房ホームページ「国土強靱化 民間の取組事例集」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r7_minkan/index.html
●トイファクトリー掲載ページ
「ウォーターレストイレを設置した 個室付き車両の開発」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r7_minkan/pdf/015.pdf
■『MARU MOBI(マルモビ)』の取り組み概要
『MARU MOBI(マルモビ)』とは、内閣府推進の主要政策の一つ「災害に強い国づくり:国土強靭化(ナショナル・レジリエンス) 」に向けて注目される『平時活用、有事機能発揮』を形にした車両。
マルチパーパスモビリティのコンセプトから、『MARU MOBI<マルモビ>』と命名しています。
トヨタ/ハイエースをベースに、取り外し可能な脱着式シートや、トイファクトリーが特許を取得した特殊構造を車内に設置し、レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長です。
2024年1月下旬、能登半島地震で長引く断水状況を受け、マルモビ車両の中に個室トイレを設置するプロジェクトを発足。トイファクトリーが日本総代理店を務めるスイス製のウォーターレストイレ「clesana(クレサナ)」をマルモビ車両に設置したトイレカーを緊急開発し、石川県珠洲市に派遣しました。




当時現地では、臨時の仮設トイレやトイレカーが緊急設置されているものの、多くが水洗トイレを使用しているため、排せつ物のくみ取りを行うバキュームカーによる処理が追い付いていない状況。仮設トイレは設置されているものの、使用禁止になっている場所が多く見られ、深刻な課題だと感じたことが開発のきっかけです。
キャンピングカーはレジャー用途の側面で注目されがちですが、実は防災用途の側面でも強い味方。トイファクトリーでは常に防災や災害支援の視点を強く意識している背景もあり、トイレカーの構想をすぐに進めました。
断水の被災地で本当に活躍するトイレカーのポイントは、ウォーターレストイレclesana(クレサナ)
今回の災害時のトイレ不足問題を解決する「トイレカー」開発において、一番の強みは高品質ウォーターレストイレ「clesana(クレサナ)」の存在です。
クレサナは、水や化学薬品を使わず、排せつ物を自動で密閉パック化することで、臭いやバクテリアの発生を防ぐ衛生的なウォーターレストイレ。環境に優しく、電源があればどこでも設置可能で、おむつや生理用品なども処理でき、医療現場での使用にも対応しています。
世界特許を取得した「7層構造フィルム」で完全に自動密閉され、臭いも気にならないため、被災地での使用や防災備蓄、BCP対策にも最適です。




また、日常と変わらない水洗トイレ形状のデザインを採用し、被災地においても精神的なストレスを緩和することができるため、クレサナトイレはキャンピングカー以外にも防災において広く活躍しています。




このトイレカーは、2024 年1月 29 日に約 30 人が生活していた珠洲市の朝日避難所に派遣され、特にトイレの衛生面でストレスを感じていた女性に向けて、女性専用トイレカーとして設置。被災地においては衛生面のストレスがメンタルにも影響するため、女性専用トイレカーの導入はその緩和に役立ちました。
マルモビでの取り組みの詳細は内閣官房ホームページにてご覧ください。
トイレカー/移動事務所/コミューターバス/救護室/期日前投票所・・など、平時も有事も様々な用途で活躍するマルモビの、今後により一層ご期待ください!
地方自治体様がマルモビ車両のご購入を検討される場合、交付金もご活用いただけるケースもありますので、お気軽にお問合せください。
マルモビに関する参考プレスリリース
●備えない防災車両『MARU MOBI(マルモビ)』が、防災・減災×サステナブル大賞2025にて「スマーテスアワード優秀賞」を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000107958.html
●愛知県犬山市に愛知県初※の公共ライドシェア車両として導入開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000107958.html
●岐阜県可児市と「マルモビパートナーシップ協定」締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000107958.html
●水不要・無臭・衛生的な災害対応の未来型ウォーターレストイレ『clesana(クレサナ)』搭載のトイレカーを能登半島地震被災地の珠洲市に派遣
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000107958.html
株式会社トイファクトリーについて
【会社概要】
岐阜県可児市に本社を置くトイファクトリーは、ハイエースベースのキャンピングカー製造台数が国内首位の製造メーカーです。自動車メーカーが保証する自動車本来の安全性を崩すことなく架装された当社のキャンピングカーは、様々な独自技術が施されています。車中泊の快適性の指標となる寒暖の気温差を押さえる「ボディ高断熱施工」から弊社キャンピングカーの特徴でもある「エアロウィンドウ」、大手電機メーカーと共同開発した高効率ソーラー発電システムや家庭用インバータークーラーが車載された「クールコンプシステム」など、当社のキャンピングカーは、車中泊旅行を快適に過ごす為、数々の装備を業界に先駆けて採用してきました。
またキャンピングカーのみならずドクターカー、ペット仕様モデルなど特殊車両まで、細部にわたりご使用いただくお客様それぞれのニーズに合わせて製作。2021 年春放映の情熱大陸では、トイファクトリーのものづくり姿勢や、キャンピングカーに対する想いなどが特集され多くの反響をいただきました。
2022年9月にはステランティスジャパンとフィアットプロフェッショナル正規ディーラー契約を締結し、2023年にはフィアットデュカトをベース車両とした新型キャンピングカーを発表。各方面で話題となっております。
また、2023年4月には岐阜県可児市の大型公園「ふれあいパーク・緑の丘」のネーミングライツ契約を締結して「トイファクトリーの丘」に改称したり、年に一度、同社のキャンピングカーオーナーを全国から約300組集めたファンイベントをその地で開催したりするなど、創業の地である可児市と連携した地域活性化の活動を積極的に行っています。
商号:株式会社トイファクトリー
代表者:代表取締役 藤井昭文
所在地:〒509-0213岐阜県可児市瀬田800-1(トイファクトリー・インターナショナルは沖縄所在)
設立:1995年8月
【事業内容】
・キャンピング車両製作販売・特殊車両、福祉車両製作販売・自動車内外装製作・ヨーロッパ車両輸入販売・RV用品・パーツ輸入販売・自動車レンタルサービス・自転車販売、レンタルサービス・車検、整備
・フィアットプロフェッショナル正規ディーラー
【URLリンク】
TOY-FACTORY https://toy-factory.jp/
MARU MOBIオフィシャルサイト https://toy-factory.jp/marumobi/
公式Instagram https://www.instagram.com/toy_factory_official/
公式Facebook https://www.facebook.com/toyfactory.jp
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