【11刷重版】「江戸猫 浮世絵猫づくし」猫の浮世絵だけを集めた作品集。猫好き,浮世絵好き,江戸文化好き必見!かわいくてユニークな作品を厳選して紹介。
東京書籍株式会社から2010年05月に発売されました『江戸猫』が好評につき11刷が決定。重版が出来上がりました。
解説
歌川広重,河鍋暁斎,歌川国芳,鈴木春信など江戸のトップ絵師の作品を厳選し,江戸庶民の生活とあわせて,フルカラーで紹介する本。
著者情報
稲垣進一(いながきしんいち)
浮世絵研究家。1961年、日本大学芸術学部美術学科卒業。グラフィック・デザイナーとして印刷会社・広告代理店勤務の傍ら、幕末明治の浮世絵を収集・研究。馬頭町広重美術館館長(現・那珂川町馬頭広重美術館)、東京工芸大学芸術学部講師などを歴任。現在、国際浮世絵学会常任理事。主な著書に『図説 浮世絵入門』(河出書房新社)、『江戸の遊び絵』(東京書籍)、『国芳の狂画』(共著、東京書籍)などがある。
悳俊彦(いさおとしひこ)
洋画家・浮世絵研究家。1935年、東京生まれ。1958年、武蔵野美術学校洋画科卒業。50年以上にわたり「武蔵野」をライフワークに描き続ける。1983年に風土会に入会し、以後毎年、銀座セントラル美術館にて作品を発表している。また画業に併行して浮世絵の収集・研究も手がける。国際浮世絵学会賞受賞。主な著書に『国芳の狂画』(共著、東京書籍)、『もっと知りたい歌川国芳 生涯と作品』(東京美術)などがある。
コンテンツ
はじめに
第一章 日々猫――猫は毎日生きている
一 猫に蝶 鈴木春信
二 猫と竹と雀 礒田湖龍斎
三 其のまま地口猫飼好五十三匹 歌川国芳
四 鼠よけの猫 歌川国芳
五 たとえ尽の内 歌川国芳
六 名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣 歌川広重
七 眠り猫 河鍋暁斎
八 猫と鼠 月夜に鼠を捕らえた猫 河鍋暁斎
九 しん板 猫尽両めん合 歌川芳藤
一〇 猫と提灯 小林清親
第二章 いたずら猫――猫があそぶ、猫であそぶ
一一 金魚づくし百ものがたり 歌川国芳
一二 道外十二支 甲子の鼠 歌川国芳
一三 心学稚絵得(ネズミと猫の酒盛り) 歌川国芳
一四 猫のおどり 歌川国芳
一五 猫のすゞみ 歌川国芳
一六 猫のけん 歌川国芳
一七 猫のけいこ 歌川国芳
一八 猫の百面相 歌川国芳
一九 流行猫の曲手まり 歌川国芳
二〇 流行猫の狂言づくし 歌川国芳
二一 流行猫の狂言づくし 歌川国芳
二二 猫の当字 うなぎ 歌川国芳
二三 猫の当字 かつを 歌川国芳
二四 荷宝蔵壁のむだ書 歌川国芳
二五 与はなさけ浮名の横ぐし 歌川芳幾
二六 猫の寄せ絵 歌川芳藤
第三章 じゃれ猫――猫だって美人が好き
二七 新板 風流相生尽 卯春 歌川国貞
二八 当世美女 吾妻風景 浅草寺の年の市 歌川国貞
二九 子宝遊 猫 歌川国貞
三〇 虫撰 こがねむし 歌川国芳
三一 賢女烈婦伝大納言行成女 歌川国芳
三二 譬論草をしへ早引 歌川国芳
三三 妙でんす十六利勘 朝寝者損者 歌川国芳
三四 七小町雨ごい小町 歌川国芳
三五 鏡面美人尽くし 娘と猫 歌川国芳
三六 山海めでたい図絵 はやくきめたい 歌川国芳
三七 山海愛度図会 ヲゝいたい 歌川国芳
三八 風俗三十二相 うるさそう 月岡芳年
第四章 はたらき猫――もしも猫の町があったら
三九 しん板 猫のあきんどづくし 歌川芳藤
四〇 しん板 大長家猫のぬけうら 歌川芳藤
四一 しん板 猫のそばや 歌川国政
四二 猫のおぶうや 作者不詳
四三 しん板 猫の大よせ 歌川芳藤
四四 新板 かるわざ綱わたり 歌川芳虎
四五 しん板 猫の恋じ 歌川藤よし
四六 しん板 ねこの世界 歌川国利
四七 しん板 猫のどうづき 歌川幾秀
第五章 ワル猫――やっぱり猫はおそろしい!?
四八 鎌田又八 歌川国芳
四九 見立 東海道五十三次 岡部 猫石の由来 歌川国芳
五〇 五十三駅 岡崎 歌川国芳
五一 東海道五十三対 岡部 歌川国芳
五二 大日本豪傑水滸伝 犬村大角 歌川芳艶
五三 五拾三次之内猫之怪 歌川芳藤
解説 浮世絵に描かれた猫 稲垣進一
解説 国芳と猫 悳俊彦
作品一覧
著者紹介
<概要>
『江戸猫』
■稲垣進一/著 悳俊彦/著
■定価2,090円(本体1,900円+税10%)
■A5変形・144頁
■発行・発売:東京書籍株式会社
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