芥川賞・直木賞作家が思わず嫉妬する作家が書いた初めての技術論!

文響社

『たとえる技術』が、2016年10月14日(金)に発売されます。



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【書籍情報】
『たとえる技術』
 せきしろ 著

 定 価:1,380円+税
 ISBN:978-4-905073-42-0
 判 型:四六版並製 264頁
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芥川賞作家・ピース又吉直樹や、直木賞作家・西加奈子らとの共著でも知られる作家、せきしろ。

エッセイが大学入試に使われるなど確かな文章力に定評があり、数々の芸人にコント脚本を提供するなど、独自のユーモアを生み出すせきしろの表現力の秘密を教えてくれる一冊です。

又吉直樹氏
「この本は、急患が出た飛行機に偶然乗り合わせた名医、いや、
 すりおろしリンゴを食べさせてくれる母のようだ」

西加奈子氏
「この本は、実家でしか出ない大好きなあの料理のようだ」


「たとえる」とは何か? 
 たとえば、驚いた時は「オダギリジョーが本名と知ったときのように驚いた」。喜びを伝えたい時は、「『この犬、他の人になつくこと滅多にないのよ』と言われたときのように嬉しい」など、感情を際立たせる機能をもっています。
 また、ありきたりになりがちな表現に一気に彩りを与える効果もあります。たとえば、アーティストがライブで叫ぶ「盛り上がってますかー!?」も、たとえを使えば無数のバリエーションが生まれるのです。

「さるかに合戦で飛び出してくる栗のように、盛り上がってますかー?」
「お湯が沸く寸前の電気ケトルの中のように、盛り上がってますかー?」

もしあなたがアーティストの立場になった時のためにもぜひ覚えておいて損はないでしょう。

【内容の一例】
『明るく楽しい職場』 のように信じられない
部活のOBが言う「俺らの頃の練習」と「お前らの練習」のように違う
何も考えずに買ってきたつっぱり棒のように短い
ビールジョッキを倒す前と後のテンションのように違う
樽の中の黒ひげの男のような孤独

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【章構成】
たとえないより、たとえたほうがいい理由
感情を共有できる/オリジナリティを生む/伝わりやすい

たとえを作る、いくつかの視点
視点を変える/似た形を探す/似た色を探す/似た動きから作る/よくある表現をアレンジする/得意分野を利用する/学校を使う/著名人を使う/動物を使う/想像力を利用する

状態を、たとえる
広い、狭い/大きい、小さい/長い、短い/アウェー感、ホーム感/偶然/待つ/絶望/別世界/無関係/運命的/その場しのぎ/流れる

たとえるとできる、いろいろなこと
会話を長くできる/時間を潰せる/言葉のイメージを変えられる/季節の挨拶を作れる/コミュニケーションがとりやすくなる/人のタイプをたとえる/おいしさを伝えられる/ピンチを切り抜ける1〜上司に悪口を聞かれていた時〜/ピンチを切り抜ける2〜お母さん以外をお母さんと呼んでしまった時〜/ピンチを切り抜ける3〜他人にバカだと言ってしまった時〜

感情を、たとえる
驚き/寂しい/優しい/孤独/悲しい/後悔/つまらない/信じられない/罪悪感/ありがたい/とまどい/悔しい

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せきしろ
1970年北海道生まれ。主な著書に、映像化された『去年ルノアールで』や、『不戦勝』『逡巡』『海辺の週刊大衆』などがある。また、又吉直樹との共著『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』、西加奈子との共著『ダイオウイカは知らないでしょう』では、それぞれ自由律俳句と短歌に挑んでいる。

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会社概要

株式会社 文響社

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URL
https://bunkyosha.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館9F
電話番号
03-5575-5050
代表者名
山本周嗣
上場
未上場
資本金
900万円
設立
2010年04月