グランフロント大阪 知的創造・交流の場「ナレッジキャピタル」開業4周年4年間の活動成果を発表
大学や研究機関・企業などの総参画者数は147者 会員制交流サロン「ナレッジサロン」総来場者数約60万人 海外から53ヵ国 251団体が視察・来訪
一般社団法人ナレッジキャピタル(代表理事:宮原 秀夫)ならびに株式会社KMO(代表取締役社長:小田島 秀俊)はナレッジキャピタル開業4周年を迎えるにあたり活動成果発表会を本日開催し、これまでの活動成果および5年目に向けての展望などを発表しましたのでお知らせいたします。
ナレッジキャピタルは2013年4月、民間の開発事業者12社により開業したうめきた「グランフロント大阪」の中核施設として誕生しました。“「感性」と「技術」との融合により 「新たな価値」を創出する活動体”として知的な交流機会を提供し新たな“知の創造サイクル”を生み出すことを目的にこれまで活動を行ってきました。大阪・梅田という都心立地において、知的交流を通じたイノベーション創出をワンストップで実現する各施設には産・学・官さまざまな企業や団体、機関が参画しています。
■ナレッジキャピタル各施設 参画者数(2017年3月末時点)
総参画者数は147者(サロン会員は除く)
14者
[大学] 5大学
[行政関係] 1団体
[企業] 8社
22者
[大学] 1大学
[企業] 20社
[医療] 1機関
20者
[大学] 5大学
[研究機関] 6機関
[行政関係] 1団体
[企業] 8社
37者
[大学] 1大学
[行政関係] 2 団体
[企業] 33 社
[海外機関] 1 社
54者
[属性]
・WEB・システム 22.8%
・クリエイター 16.7%
・デザイナー 14.8%
・コンサルティング 18.5%
2,018名
[属性]
・サービス業 21%
・情報通信 15%
・アカデミック 10%
・製造業 10%
・小売 7%
・士業 5%
■ナレッジキャピタル各施設 総来場者数(2017年3月末時点 累計)
累計約352万人
累計約1,880万人
累計約60万人
また、国内に留まらず海外からも数多くの方々がナレッジキャピタルを訪れており、海外機関との相互交流や施設間交流も行っています。
■海外からの視察・来訪者数(2017年3月末時点 累計)
53ヵ国251団体
■2016年における主な成果
ナレッジキャピタルでは、知的交流の場としてだけではなくコーディネート活動、交流イベントなどを通じて、さまざまなコラボレーションプロダクトやプロジェクトが誕生し、今後も数多くのプロジェクトの展開を予定しています。
国際プロジェクト
ナレッジキャピタルは開業時以来、海外都市や海外機関との接点構築を積極的に展開し、双方の交流プログラムの実施やコラボレーションイベントなどを実施しています。また、海外機関とのMOUも積極的に締結しており、相互連携を行っております。【香港スマートシティコンソーシアム(SSC)】フランス・グルノーブルの【原子力代替エネルギー庁 電子情報技術研究所(CEA LETI)】【台湾デザインセンター】など、現時点で10の海外機関と連携しています。
①世界最高峰のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2016」に2年連続出展
ナレッジキャピタルは、オーストリア・リンツ市に拠点を置く世界的な文化機関「アルスエレクトロニカ」と開業前から交流を持ち、関係性を深めて参りました。前年に引き続き、世界最高峰のメディアアートの祭典「ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2016」へ招聘(しょうへい)され、2年連続の参加が実現しました。
②フランス・アンギャンレバン市の国際デジタルアート・ビエンナーレ「バン・ニュメリック2016」に初出展
フランス・アンギャンレバン市のデジタルアートセンター「Centre des Arts(以下CDA)」が開催する国際的なデジタルアートのビエンナーレ「Bains numériques(バン・ニュメリック)2016」のプログラム「The Digital Factory」にナレッジキャピタル参画者5者と共に初出展し、「TECHNOMAGIE JAPONAISE」という全体テーマのもと、最先端の技術、研究の中に日本的なコンテンツや見せ方を取り入れたプロジェクトを、約150㎡のナレッジキャピタル専用のスペースに展示いたしました。
③国際的デザインの祭典「World Design Capital 2016 Taipei」に初出展
2016年4月に「World Design Capital 2016 Taipei」の企画と運営を行う台湾政府経済省の外郭組織「台湾デザインセンター(以下「TDC」)」とMOUを締結し、相互情報や意見交換を積極的に行ってきたことにより、国際的デザインの祭典「World Design Capital 2016 Taipei」への出展が実現致しました。ナレッジキャピタル参画者と共に、先端技術やクリエイティブな作品等を展示する他、交流の場「ナレッジサロン」を再現し、ナレッジキャピタルならではのアクティビティを紹介いたしました。
④タイ・チェンマイのクリエーティブ・アートの祭典「Chiang Mai Design Week 2016」に初出展
チェンマイ市内のさまざまな場所で開催されるクリエーティブ・アートの祭典である「Chiang Mai Design Week 2016」へThailand Creative & Design Centerからの招待を受け、初出展いたしました。3つのAward事業についての紹介と、技術展示の他、国内外の大学・専門学校生を対象にした国際的なクリエーティブアワード「ISCA」の2013年~2016年の「国内・海外映像コンテンツ部門」受賞作品計8作品の上映を行いました。
新しい学びの場の構築
ナレッジキャピタルでは、「ナレッジキャピタル超学校」と題し、大学や企業、研究機関などのさまざまな分野の研究者と一般参加者が一緒に考え、対話するナレッジキャピタルならではのプログラムを提供しております。2016年度では、全72講座を開催し、約3,280名もの方にご参加いただきました。その他、ナレッジキャピタルならではの新しい学びの場を構築しています。
①ノーベル物理学賞受賞 梶田隆章氏「国立大学附置研究所・センター長会議」が民間施設と初の共同開催
「国立大学附置研究所・センター長会議」と民間機関であるナレッジキャピタルが「ナレッジキャピタル超学校」を共同開催。ノーベル物理学賞受賞者である梶田 隆章氏ら3名の研究者が登場し、「解き明かされる宇宙の秘密」をテーマに講演を行いました。
②中学生実践学習プログラムの開発
ナレッジキャピタルに参画する企業や大学・研究機関のご協力のもと、次世代を担う若手人材の育成を目的に、他には体験することのできない実践学習プログラムを開発。健康科学、空間展示、先端技術などナレッジキャピタル発のイノベーション成果を体験できるプログラムや、ナレッジパーソンとの会話から学ぶプログラムを実施しました。
③子どもたちの第三の学び場「ワークショップ」開催
子どもたちが家庭や学校以外の第三の学びの場としてナレッジキャピタルを活用していただくことを目的とし、ナレッジキャピタルに参画する大学や企業を中心としたワークショップを定期的に開催しています。2016年度は、春・夏・秋のシリーズを開催し、15,000名を超える方々にご参加いただきました。
文化発信拠点
開業時よりこれまでにない新しい文化の開発を行ってきた結果、さまざまなメジャーイベントやコラボレーションイベントをナレッジキャピタルと共に取り組みたいというニーズが拡大し、関西における新文化発信拠点としての存在感が高まっています。
①うめだ文楽3年連続開催
大阪が世界に誇る伝統芸能「文楽」。ナレッジキャピタルと大阪の民放5局が共同で文楽を愛するゲストと共に文楽の楽しさを発信するトークショーや文楽解説イベントを実施。2015年から3年連続での開催が実現しました。
②ショートショート フィルム フェスティバル & アジア OSAKA 4年連続開催
ショートショート フィルム フェスティバル & アジアは、新しい映像ジャンルである「ショートフィルム」を日本に紹介するために、俳優の別所哲也さんが1999年に東京で立ち上げ、誕生しました 。映画祭としては、これまでに30万人を動員し、日本にショートフィルムを啓蒙する役割を果たすべくその活動領域を広げています。本映画祭は、大阪では“ナレッジキャピタル”が主催となり2013年から4年連続で開催をしています。
ナレッジキャピタルから生まれたプロダクト
①国内外のファンドや企業から約30億円の資金調達。京都大学発のベンチャー企業 GLM株式会社
ナレッジキャピタルの「The Lab.」に参画し、伝説のスポーツカー「トミーカイラZZ」を、電気自動車として開発・販売するGLM株式会社は、第三者割当増資を実施し総額約30億円の資金調達を達成するなど、日本のみならず海外からも高く評価されています。また、次世代EVスーパーカーのコンセプト車両「GLM G4」を、初出展したパリモーターショー2016にて発表し、世界から注目される企業となりました。
②人工無脳ロボット雪丸(聖徳太子の愛犬)と生徒だけで運用できる 小学校図書システム
ナレッジサロンでの出会いをきっかけに、聖徳太子の愛犬「雪丸」のロボット化を企画。雪丸が人工無脳ロボットになって図書室の受付に設置されました。現在、文部科学省H27年度「子どもの読書活動優秀実践校」となった京都聖母学院小学校で実際に活躍しています。
③足部に障害や機能低下のある人が快適にウォーキング運動できるシューズの中敷やスキンケア商品
株式会社アシックスとロート製薬株式会社は、足病科を有する医療法人社団青泉会下北沢病院を研究拠点として、足部に障害や機能低下のある人が快適にウォーキング運動できるシューズ、中敷やスキンケア商品の開発に取り組んでいます。 これらの活動を通じて健康寿命延伸という社会的意義への貢献を目指しています。 現在、足、歩行に関するデータを収集すると同時に、2018年に販売予定のシューズの機能検証を実施しています。
Knowledge Capital Award City Weekend
ナレッジキャピタルは、知的創造・交流の場として「新しい価値の創出」を目指し、日々活動をしております。2017年3月には、「Award City Weekend」と題し、3日間に渡って、ナレッジキャピタルから生まれる多彩なイノベーションを表彰する「Knowledge Innovation Award 4th」と世界中の人に焦点を当て、『OMOSHIROI』の価値を発信する国際的なアワード「World OMOSIROI Award 3rd」を同時開催するとともに、海外連携先である各機関から、キーパーソンが来日し、科学技術やデザイン、メディアアートなどイノベーションをテーマとしたプレゼンテーションと交流会を実施いたしました。
■今後の展望
様々な企画やイベントを通し、数多くの著名人や有識者、アーティストから実業家などの幅広いネットワークがナレッジキャピタル内で生まれています。今後は、OMOSIROI-場とワークプレイスを新たに開設し、参画者の意見を吸い上げ、ニューコンビネーションによるプロジェクト化の推進を加速させていきます。
今後もナレッジキャピタルをハブにネットワークを構築し、知の集積を図り、ナレッジキャピタルパーソンの各地への拡がりを目指し活動してまいります。
① OMOSIROI-場
具体的な事業化を目指したプロジェクトのための「ニューコンビネーションコーディネート」専用デスクです。新しいプロジェクトを始めたい方、メンバーやパートナーをお探しの方のニーズにお応えする場として、ナレッジサロン会員をはじめナレッジキャピタル参画者、海外連携先や外部関係機関など広いネットワークの中から仲間を見つけて新しいプロジェクトを推進します。
②ワークプレイス
「OMOSIROI-場」でコーディネートが実現し、プロジェクトがスタートした場合に、そのプロジェクトを推進する場です。大型映像スクリーンやプロジェクターをフレキシブルに配置し、映像によるプロトタイプ検証も可能です。その他、モーションキャプチャーやクロマキー技術などを使用してのコンテンツ製作や、ディスカッションスペース、プロジェクトデスクなども設置しています。
さまざまな先端テクノロジーの実証の場として活用でき、スピーディーなイノベーション創出を目指します。
【施設概要】
■施設名
ナレッジキャピタル
■所在地
〒530-0011大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館
■施設案内
・The Lab.みんなで世界一研究所
(アクティブラボ.・カフェラボ・イベントラボ)
地下1階~3階
・フューチャーライフショールーム
1階~6階
・ナレッジシアター
4階
・ナレッジサロン
7階
・コラボオフィス・コラボオフィスネクス
7階~8階
・カンファレンスルーム
8階・10階
・ナレッジオフィス
9階~13階
・コンベンションセンター
地下1階~地下2階
■運営組織・代表者
一般社団法人ナレッジキャピタル 代表理事 宮原 秀夫
株式会社KMO 代表取締役 小田島 秀俊
■開発事業者
(五十音順)
NTT都市開発株式会社
株式会社大林組
オリックス不動産株式会社
関電不動産開発株式会社
新日鉄興和不動産株式会社
積水ハウス株式会社
株式会社竹中工務店
東京建物株式会社
日本土地建物株式会社
阪急電鉄株式会社
三菱地所株式会社
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