高校生への成年年齢引下げを見据えたローン等の利用意向の調査

~成年年齢が引下げとなる2022年、あなたが18~19歳だったら、ローン等を利用しますか?~

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:金子 良平、http://www.smbc-cf.com)は、2019年7月8日~12月31日の間に開催した“PROMISE 金融経済教育セミナー(※)”の受講者にアンケートをお願いし、高校生を対象に『成年年齢引下げ時のローン等への利用意向等』を聞いてみました。

 2022年4月1日から施行される「民法の一部を改正する法律」では、成年年齢を18歳に引き下げること等を内容としており、18~19歳でも親の同意を得ずにローンやクレジットの契約が可能になります。成年年齢引き下げを控え、高校生はローンやクレジットを利用することにどのような印象を持っているのでしょうか?
■調査結果は、 プレスリリースファイルでもご覧いただけます

(※)PROMISE 金融経済教育セミナーとは、事業を通じたCSR活動、SDGsの取り組みとして、2011年より地域のコミュニケーション拠点であるお客様サービスプラザ(現在全国に17カ所)が主体となり行なっている金融経済教育活動です。このセミナーは、夢や目標を実現するための資金計画から、日々の家計管理術等について学ぶ「生活設計・家計管理」編、ローン・クレジットを利用する際、適切な判断ができるよう、その仕組みやメリット・デメリット等について学ぶ「ローン・クレジット」編、複雑・巧妙化する悪質な詐欺の手口やその対策について学ぶ「金融トラブル」編の3つのテーマで構成されており、未来を担う学生や地域の方々が、お金に関する正しい知識を習得することができるよう支援を行なっています。金融経済教育活動を通じて市場への安心と安全を高めながら、金融リテラシー向上等に寄与することを目的としています。


- TOPICS -
【ローン等への利用意向】
≫ 高校生全体の6割超はローン等の利用意向あり
≫ 女子高校生よりも男子高校生の方が利用意向は高い
【ローン等の利用への不安】
≫ 高校生の約7割がローン等の利用に不安を感じている
≫ 男子高校生に比べ女子高校生の方が不安を感じている
【ローン等の利用意向と不安の有無】
≫ ローン等の利用への不安を抱えながらも利用意向がある高校生は全体の約半数
【ローン等の利用への不安理由】
≫ 約6割の高校生が「金融への知識・経験不足」を不安に感じている
≫ 高校1年生の中でも女性は「トラブルに遭う危険性」が最も不安


【調査概要】
調査対象 : SMBCコンシューマーファイナンスが開催した“PROMISE 金融経済教育セミナー”の受講者
有効サンプル数 : 6,677名(男性:3,426名/女性3,251名)
調査期間 : 2019年7 月8日~2019年12月31日


-アンケート調査結果-

【ローン等への利用意向】
≫ 高校生全体の6割超がローン等の利用意向あり
≫ 女子高校生よりも男子高校生の方が利用意向は高い


 「成年年齢が引き下げとなる2022年に、仮にあなたが18~19歳だった場合、ローン・クレジット(以下、ローン等)を利用しますか?」と聞いてみたところ、高校生全体の6割超が「利用する」もしくは「必要なら利用する」と回答しました。また、2022年に18歳を迎える高校1年生においても同様の回答であることがわかりました。
 ローン等の利用は、人生における大きな買い物と言われる住宅や車等の購入時に必要となる可能性が高くなります。将来を見据えローン等の利用をある程度前向きに捉えているのかも知れません。

 また、男女別で利用意向を確認すると、男性が約7割(高校生全体68.0%、高校1年生65.6%)、女性が約6割(高校生全体64.7%、高校1年生61.3%)と男性の方がローン等への利用意向が高い結果となりました。男子高校生の方がより大きな買い物を夢見てローン等の利用を意識した結果なのかも知れません。


【ローン等の利用への不安】
≫ 高校生の約7割がローン等の利用に不安を感じている
≫ 男子高校生に比べ女子高校生の方が不安を感じている


 続いて、ローン等を利用する場合、不安を感じるのでしょうか。「ローン等の利用に不安はありますか?」と聞いてみました。
 
高校生の約7割(69.4%)がローン等の利用に不安を抱えており、特に、高校1年生では71.4%と高校生全体に比べ不安がやや高いことが分かりました。
 まだローン等を利用したことのない高校生にとって、未知の世界に不安を感じるのは当然の結果と言えるかも知れません。

 

 

 なかでも、男性の約6割(高校生全体61.5%、高校1年生63.9%)に比べ、女性は約8割(高校生全体77.6%、高校1年生79.0%)がローン等の利用に不安を感じるようで、年齢が若いほどその不安も高いことがわかりました。
 親の同意なく自己責任でのローン等の利用を考えたとき、女性の方がより慎重になるのかも知れません。


【ローン等の利用意向と不安の有無】
≫ ローン等の利用への不安を抱えながらも利用意向がある高校生は全体の約半数


 ここまででローン等への利用意向と不安をそれぞれ確認しましたが、その関係はいかがでしょうか?

高校生は全体の約半数(47.0%)が、ローン等への利用に不安を抱えながらも利用意向があることがわかりました。
 高校生が自身の人生プランを考えた時に、マイホームやマイカー等の購入を夢見て、ローン等の利用を意識しているとすれば、人生の大きな買い物に対して不安を感じながらも、きちんと現実を見据えてローン等と向き合おうとしていると言えるのかも知れません。
 


【ローン等の利用への不安理由】
≫ 約6割の高校生が「金融への知識・経験不足」を不安に感じている
≫ 高校1年生の中でも女性は「トラブルに遭う危険性」が最も不安


 では、高校生はローン等の利用においてどのような不安を感じているのでしょうか。不安の理由を聞いてみました。
 
高校生が不安に感じる理由は「金融への知識・経験不足」(59.5%)が約6割を占めており、続いて「トラブルに遭う危険性」(55.5%)「返済への不安」(54.4%)という結果となりました。
 さらに、複数回答で理由を選択してもらった結果、平均3個の不安の理由を同時に抱えていることもわかりました。

 また、高校生の男女共に一番不安に感じる理由が「金融への知識・経験不足」であり、男子高校生(36.9%)に対して女子高校生(46.0%)と女性の方が知識や経験不足による不安を感じていることがわかりました。しかし、高校1年生においては、女性が「トラブルに遭う危険性」(48.5%)を最も不安に感じている結果となりました。
 様々な不安を感じている高校生の中でもより年齢の若い女性の方がトラブルに対して敏感なようです。


 諸外国に比べ日本の金融リテラシーは低いと言われています。金融広報中央委員会の発表した「金融リテラシー調査2019年」でも、共通する金融知識についての正誤問題で、米国・英国・ドイツ・フランスは、日本よりも正答率が上回っているとの結果が出ています。今回の調査結果でも、成年年齢引下げとなった際、ある程度前向きにローン等の利用を考慮する一方で、利用に対する様々な不安を抱えており、金融知識・経験不足への不安が高いことからも、成年年齢引下げを間近に控え、高校生の金融リテラシー向上は急務と言えるのではないでしょうか。
 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が行うPROMISE 金融経済教育セミナーには、2011年の開始から、のべ100万人(2020年2月5日時点)を超える方々にご参加いただいています。その経験と実績を活かし、今回の調査結果で浮き彫りとなったローン等の利用に対する不安理由に対して、「金融への知識・経験不足」には「ローン・クレジット」編、「トラブルに遭う危険性」には「金融トラブル」編、「返済・完済までの不安」には「生活設計・家計管理」編で、金融リテラシー向上への支援を行なっています。

 

 当社は、これからも金融経済教育への取り組みを通じて、未来を担う若者や地域の方々がお金に関する正しい知識を習得するとともに、適切な判断ができるよう金融リテラシーの向上を支援し、社会とともに持続的に発展していくことを目指します。
                                                                                                                                          以 上

 

 

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