ジャスミー、個人情報から抽象化した情報を作成し、ブロックチェーンを用いて提供する技術特許を取得
特許番号 : [7313642]
発明の名称: [端末装置、情報処理システム及びプログラム]
登録日 : 令和5年7月14日
発明者 : [佐藤一雅、萩原崇、坂本学、安富浩、蓑島俊和]
■ 開発背景
ジャスミーは、個人のデータを本来の持つべき個人の手に戻し、セキュアな状態で分散管理する「データの民主化」を実現することを使命としています。その使命を果たすため、ユーザーが企業・国・地方公共団体等に提供する個人のデータをユーザー自身で管理することができるプラットフォームの構築に取り組んできました。
今回取得した特許技術を利用することにより、当社の理念である「自分自身の情報を自分自身で管理する」ことが実現出来るようになります。
■ 新技術詳細
本技術を用いたシステムでは、ユーザーの個人情報(以下、「第一個人特定情報」といいます。)を、相手方(企業・国・地方公共団体等)に開示する必要がある場合、必要に応じて特定性を低く(*)した情報(以下、「第二個人特定情報」といいます。)のみ作成し、ブロックチェーン技術を用いて相手方に提供することが可能となります。
(*) 特定性が低くなる とは、情報の抽象化、匿名性を高めることを意味します。
例えば、ユーザーが自身の端末に、第一個人特定情報として、ユーザーの住所を「東京都港区北青山一丁目2番3号」と登録している場合、ユーザーの住所を「東京都」、「東京都港区」、「東京都港区北青山」又は「東京都港区北青山一丁目」と第二個人特定情報として表示する場合が該当します。
第三者に第⼆個人特定情報を提供する際に、ブロックチェーン技術を活用することで、情報の改ざんを防ぎつつ同時にトレーサビリティを確保し、安全に情報を送受信することが可能となります。
上記の技術に加えて、ユーザーがあらかじめ設定した情報の発信先や信頼度に応じて、アプリケーション内で表示領域を分け、文字の⾊やサイズを変更することで、なりすましやフェイクニュースなどに対して分かりやすい表⽰⽅法を可能にします。さらに、情報入力の際に、信頼度に合わせてユーザーに注意を促す仕組みを実現する技術特許も取得しています。
<活用イメージ>
本技術を活用したアプリケーション(以下「本アプリ」といいます。)をユーザーが利用することにより、以下のような様々なサービスを提供することが可能となります。
本アプリで第二個人特定情報を収集し、どの地域にどのような人が集まっているか(年齢層や趣味などで分けられる)を調査して、その情報を共有できます。
本アプリを使ってレストランや宿泊施設を予約する際には、安全にサービスを受けるために第二個人特定情報だけを提供することができます。
スポーツチームや趣味のコミュニティなどで、本アプリ内で第二個人特定情報を共有することで、ファンや仲間と交流するチャンスが広がります。
製品情報などを本アプリに登録しておくと、メーカーに問い合わせる際に必要な第二個人特定情報だけを提供して、サポートサービスを受けることができます。
■ ジャスミー株式会社について
ジャスミー株式会社はIoTのプラットフォームを開発・提供する会社です。あらゆるモノがネットにつながる時、人々の生活に密着する「衣・食・住・動」が大きく変わります。誰もが簡単に安全にそして安心してモノを使うことが出来る仕組み(プラットフォーム)をつくり提供する、これがジャスミーの使命です。いま、私達の生活から生み出される大事なデータは限られた企業に占有されがちです。ジャスミープラットフォームは、本来の持ち主にデータの主権を取り戻し、個々のデータを安全安心に利用いただくことを目的のひとつとしています。その為、ジャスミーはIoTにブロックチェーン技術を融合させ、今までにない発想のもと業界・業種の垣根を越えて幅広く利用いただけるプラットフォームを準備して参ります。
ジャスミーのチームはエレクトロニクス、メカ、通信、デバイス、システムインテグレーター、デザイナー等、多種多様で豊かな経験を持つメンバーで構成され、世界中のお客様それぞれに最適なIoT プラットフォームを提供していきます。
・記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
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