生成AIエージェントプロダクト『未来リサーチ(TM)』の開発、および事前登録開始のお知らせ
オーダーメイドのAI・人工知能ソリューション開発およびAI導入コンサルティング『カスタムAI』を展開する株式会社Laboro.AI(ラボロエーアイ、東京都中央区、代表取締役CEO椎橋徹夫・代表取締役COO兼CTO藤原弘将。以下、当社)は、マーケティングの各種企画業務におけるアイデア創出や仮説検証を支援する対話型の生成AIエージェントプロダクト『未来リサーチ(TM)』(商標・特許出願中)の開発を開始いたしました。本プロダクトは現在、当社内で実証利用を進めており、2025年秋頃のサービス提供開始を目指して引き続き開発を進めてまいります。また、それに際して本日より、事前登録を開始いたしましたことをお知らせいたします。

『未来リサーチ(TM)』について
■未来リサーチ(TM)とは
今般開発および社内利用を開始した未来リサーチ(TM)は、「リサーチ発想のアイデア拡張コレクション」をコンセプトに、複数のアプリケーションから構成される対話型の生成AIエージェントプロダクトです。ユーザーは、以下のような新発想のワークを、生成AIとの対話チャットを通じて実行できます。
・未来時間の消費者へのインタビュー調査
・未来の市場におけるフィールド調査
・消費者の脳内など本来は見ることができない買い物プロセスの抽出
・大量サンプルに対するWebアンケートの仮想実施
・斬新な切り口での企画ブレインストーミングの実施
これにより、新商品・サービス企画、新規事業企画、広告宣伝、プロモーション、販売促進等のマーケティングの各種企画業務において、時間を先取りした企画の立案や、潜在化された消費者インサイトに基づく深いアイデア創出が可能になります。
なお、各アプリケーションは、マーケティングや消費者行動研究の専門的知見に基づいて開発されており、単なる言葉の生成ではなく、実務で価値ある企画導出を支援いたします。
■未来リサーチ(TM)開発の狙い
未来リサーチ(TM)は、従来の各種市場調査を代替するものとしてではなく、マーケティング担当者に潜在化されたアイデアやインサイトを、生成AIの圧倒的な創造力を活かすことを通して言語化・明示化し、マーケティング活動の上流にあたる各種企画業務のバリューアップに貢献することを目指しています。
■未来リサーチ(TM)の機能概要
未来リサーチ(TM)は、全4つのカテゴリー、計5つのアプリケーションから提供をスタートする予定でおり、お客様の声に応じて順次追加を行い、最終的には15のアプリケーションの提供を目指して開発を進めています。それぞれのアプリケーションは、コンサルタント、消費者、リサーチャー、プランナー等の機能を持たせたAIエージェントが各々の役割を担うことで、ユーザーへの課題のヒアリングと深掘り、仮想的なリサーチの実施、調査レポートの作成、調査結果を踏まえたマーケティング企画書の作成までを、その場で実行することを基本機能としています。各エージェントが自律的に役割を実行することから、ユーザーは、基本的にAIコンサルタントから投げ掛けられる質問に答えるだけでレポートや企画書の作成までを完結することができます。

■未来リサーチ(TM)の各カテゴリーと代表的なアプリケーション
【カテゴリー① 未来系アプリ】
未来時間を先取りしたマーケットリサーチを仮想的に実行するアプリコレクション
・「未来グループインタビュー」
未来の消費者を複数人誘致(生成)し、時間軸を超えたグループインタビューを仮想的に実行するアプリ。インタビューはAIファシリテーターが自律的に進行するため、調査テーマや目的などに関するAIコンサルタントからのヒアリングに回答するのみで企画書の作成まで完結。未来時間の消費者の環境・価値観を踏まえた仮説検証や、未来に起きている流行を先取りしたアイデア獲得などに最適。

・「未来エスノグラフィ」
1年後、3年後、5年後の未来市場にリサーチャーを派遣して、エスノグラフィ(行動観察調査)を仮想的に実行するアプリ。AIコンサルタントの「リサーチャー、○年後の未来に行って調査して来てください」の指示を受けてAIリサーチャーが未来市場にトリップ。将来の市場動向を先取りした施策立案、先に起こるリスクを先取りした危機管理対策などに最適。

【カテゴリー② 可視化系アプリコレクション】
本来は目にすることができない消費者の脳内処理や感情変化、カスタマージャーニーなどの各種プロセスを仮想的に言語化するアプリコレクション
・「買い物脳スコープ」
消費者行動論の理論に基づき、消費者が広告情報を受け取ってから購買に至るまでに脳内で行われた意思決定プロセスを仮想的に言語化するアプリ。AIコンサルタントのヒアリングに基づいてターゲット像を設定すれば、リサーチャーが消費者の脳内にトリップ。無意識下にある消費者インサイトの発見やプロモーション施策の企画立案に最適。

【カテゴリー③ 仮想リサーチ系アプリコレクション】
仮想市場や仮想消費者に対する疑似調査をその場で実行するアプリコレクション
・「仮想Webアンケート」
Webアンケートの調査設計書の作成から、調査の実施、調査レポートの作成、マーケティング企画書の作成までを、その場で仮想的に実行するアプリ。AIコンサルタントの質問に従って調査したい内容を答えれば、あとは数分の間に調査結果を出力。デスクに座ったままでの企画検証や消費者ニーズ・市場動向の把握、実査に向けた調査設計の検証などに最適。

【カテゴリー④ 企画系アプリ】
・「“3%だけ”進化させる新商品アイデア」
「次の流行は、今の商品に3%だけ違いを出すことで生まれる」という流行神話に基づき、ユーザーに与えられた商品・サービスの改善アイデアを創出するアプリ。AIコンサルタントのヒアリングに基づいて改良の目的や方向性を回答すれば、あとはプランナーが自動で企画案を作成。既存商品の良さを活かした新商品企画のアイデア創出に最適。

■未来リサーチ(TM)の事前登録フォーム(ウェイティングリスト)の受付開始について
未来リサーチ(TM)は、マーケティング担当者を対象にしたWebサービス化を想定し、2025年秋頃の一般提供を目指して開発を進めております。それに際して本日より、事前登録フォーム(ウェイティングリスト)を下記URLにて公開いたします。登録いただいた方には、優先的な利用案内や先行体験に関する特典をご案内予定です。
本件の背景
当社では「すべての産業の新たな姿をつくる。」「テクノロジーとビジネスを、つなぐ。」をミッションに掲げ、顧客企業の成長に直結する新製品・サービス創出やビジネスモデル変革等の新しいビジネス施策展開に資するAI開発テーマである「バリューアップ型AIテーマ」に注力しております。そして、注力する産業分野として、製造業等における研究開発におけるイノベーション創出を目指す「研究開発型産業」に並び、消費者・生活者に直接製品・サービス提供することを通して社会インフラを担う「社会基盤・生活者産業」を設定してまいりました。
消費者と向き合う社会基盤・生活者産業においては、あらゆる市場が成熟化・高度化するに従いマーケティング担当者における「アイデアの枯渇」や「仮説検証の難しさ」が大きな課題となっています。今般の未来リサーチ(TM)は、その解決手段としての価値提供を目指すとともに、当該産業における当社の一層のプレゼンス発揮を目指すことを目的に開発に至りました。

今後の展望
今般開発に至った未来リサーチ(TM)は、当社が掲げるバリューアップ型AIテーマへの注力を、プロダクトという形態によって具現化した取組みとして位置付けられるものであり、当社では今後も、社会基盤・生活者産業を注力する産業分野の一つに据え、AI技術によるイノベーション創出に邁進してまいります。
また、昨今注目を集める生成AIやAIエージェント分野での知見獲得をさらに強化し、当社の次なる展開へと繋げていく起点となる活動としても、積極的に取り組んでまいります。
なお、本件が2025年9月期の連結業績に与える影響は軽微であります。
ご参考情報
■株式会社Laboro.AI 会社概要
会 社 名:株式会社Laboro.AI(ラボロ エーアイ)
所 在 地:〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目11-1
代 表 者:代表取締役CEO 椎橋徹夫
代表取締役COO兼CTO 藤原弘将
設 立:2016年4月1日
事業内容:機械学習を活用したオーダーメイド型AI『カスタムAI』の開発
カスタムAI導入のためのコンサルティング
U R L : https://laboro.ai/
株式会社Laboro.AIは、オーダーメイドのAIソリューション『カスタムAI』の開発・提供を事業とし、アカデミア(学術分野)で研究される先端のAI・機械学習技術をビジネスへとつなぎ届け、すべての産業の新たな姿をつくることをミッションに掲げています。業界に隔たりなく様々な企業のコアビジネスの改革を支援しており、その専門性から支持を得る国内有数のAIスペシャリスト集団です。
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