【今こそ、アートが社会にできること】新しい日常を彫刻するアーティスト支援を行う社会彫刻家基金による、読む人を「社会彫刻家」にするガイドブック、『へそ』出版!〜本日よりクラウドファンディング開始〜
クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/socialsculptor2021
Chim↑Pom・卯城竜太氏らが選考委員を務めた「社会彫刻家アワード2021」受賞者3組への取材や、選考プロセスを振り返った鼎談・関連テーマの論考など
国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGallery(本社:東京都港区/代表取締役:大高健志)は、新しい日常を彫刻するアーティスト支援を行う社会彫刻家基金による 「社会」を彫刻する人のガイドブック『へそ』を発刊するためのクラウドファンディングを2月14日(月)より開始します(2022年5月31日23:59まで)。
クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/socialsculptor2021
- 「社会彫刻家が社会にもたらす波紋を書籍にまとめ、多くの人に伝えたい」
- タイトルは「へそ」、コンセプトは「波紋」
- <書籍概要>
タイトル:『へそ』
刊行時期:2022年6月
予価:本体2,340円(税込)
ページ数:160ページ
版型:四六版
発行部数:2,000部
編集ディレクション:桜井祐(TISSUE Inc.)
アートディレクション:大西隆介(directionQ)
写真:池田宏ほか
発行:MOTION GALLERY(仮)
- 読む人を社会彫刻家にするガイドブックとして
誰も答えを知らない「新しい日常」におけるアートの役割は、従来の「アート」という言葉の定義に捉われることなく、闇夜の中で光る灯台のように私たちが進むべき方向性を指し示すものであってほしい。 そして、これまで不透明な時代に都合よく”アート”という言葉が消費されてきた反省も踏まえつつ、アー トを通じて社会に変化を創りだす「社会彫刻」の概念を継承した活動がより一層評価/認知されていく ことの必要性を今強く感じています。私たちは、自身がアーティストを自認しているか否かに関わらず、社会に応答し、水の波紋のように影響を広げていくような”作品”を制作している人々に焦点を合わせ、アートが社会にできることの価値を拡大していきたいと考えています。
本書は各地で活動する社会彫刻家の活動を紹介し彼女たちの取組みを知るだけでなく、実際にその場所に足を運んでみたいと思う「ガイドブック」のような一冊になることを目指しています。
- 2021年社会彫刻家アワード受賞者
オルタナティブスペースコアとは、2017 年7月基町ショッピングセンター内にオープンした、文化活動のための多目的スペースです。現代アートをはじめ、音楽や文学、料理、ファッション、言論、科学など様々なジャンルの文化を発信、共有する事を目的としています。2020 年より隔月でブロックパーティーを開催。
ボーダレスアートスペース HAP /HIROSHIMA ART PLATFOR【卯城竜太選定】
ひとがアートと出会う場所「ギャラリーG」、子供がアートと過ごす場所として「ボーダレスアートスペースHAP」2 つの目的「HIROSHIMA ART PLATFORM」(略して HAP)をつくりました。現代社会の様々な人々とのコミュニケーションを通して閉鎖的になりがちなアートの世界が社会と応答しやすくなるような場づくりに没頭しながら、国内外作家のアートプロジェクトサポートから地域の作家の展示サポート、地元アーティストと障害のある子供たちとの創作活動(放課後デイサービス)、子供たちの作品を社会にコミットさせるアートグッズ制作など幅広く活動しています。
マユンキキ/Mayunkiki【飯田志保子選定】
1982 年生まれ。北海道出身・在住。アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバー。音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。アイヌ語講師、札幌国際芸術祭(SIAF)2017 バンドメンバー(企画チーム)、SIAF 2020 ではアイヌ文化コーディネーターをつとめる。2018 年より、自身のルーツと美意識に纏わる興味・関心からアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を開始。現代におけるアイヌの存在を、あくまで個人としての観点から探求し、表現している。2020 年には、第 22 回シドニー・ビエンナーレ「NIRIN」に参加。同年、写真家の池田宏と「シヌイェアイヌ女性の入墨を巡るプロジェクト」(北海道・白老)、その後の初めの個展として 2021 年「シンリッ アイヌ女性のルーツを探る出発展」(北海道・札幌、CAI03)を開催した。
- クラウドファンディング概要
目標とする300万円は、現地取材費、編集デザイン費、印刷代に充てさせていただきます。もしも皆様からの支援金額が300万円を上回った場合にはストレッチゴールを新たに設け、本文の翻訳料とさせていただきます。バイリンガルにすることで日本から社会彫刻家の活動を世界に発信し、基金の活動を拡張していきます。社会彫刻家基金では、「社会の閉塞感を打ち破るために再現性がない活動( = アート)に取り組む社会彫刻家の存在と考えを広めるアドボカシー活動を行い、アートは必要だと考える人を増やしたい」と考えています。
- 期間:2022年5月31日23:59まで
- 目標金額;3,000,000円
- <リターン:500円〜200,000円>
①社会彫刻家をまずは応援(500円)
②書籍『へそ』を読んで応援(3,000円)
③書籍『へそ』を蔵書する(5,500円)
④書籍『へそ』をお友達とシェアして応援(10,000円)
⑤卸値価格で販売(10冊、送料込み)(21,000円)
⑥しっかり社会彫刻家応援(30,000円)
⑦どっぷり社会彫刻家応援(50,000円)
⑧社会彫刻家に会って応援(北海道/100,000円)
⑨社会彫刻家に会って応援(広島/100,000円)
⑩調査選考委員と歩いて応援(100,000円)
⑪社会彫刻家特別セットで応援(200,000円)
クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/socialsculptor2021
- 社会彫刻家基金について
社会彫刻家基金は、新型コロナウイルス感染拡大後の「新しい日常」において、アートを触媒に社会に変化を創り出すアーティストを支援する基金で、新型コロナウイルスにより、私たち一人ひとりが生活/仕事/移動/コミュニケーション/コミュニティなど、生きる上で不可欠なことを根本から見つめ直す必要に迫られています。 誰も答えを知らない「新しい日常」におけるアートの役割は、従来の「アート」という言葉の定義に捉われることなく、闇夜の中で光る灯台のように私たちが進むべき方向性を指し示すものであってほしい、という想いから、2020年、クラウドファンディング・プラットフォーム・ MOTION GALLERYとアートを触媒に「見えないことを 可視化する」 NPO法人インビジブルは、この不透明な時代にこれまで以上に求められていくであろうアーティストの活動をサポートし、その意義を社会に広めていく長期的な基金として「社会彫刻家基金」を共同で立ち上げました。
- 基金の主な活動
- 出版メンバー
MOTION GALLERY 代表 / プロデューサー
早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系コンサルティングファームを経て東京藝術大学大学院に進学。制作に携わる中で、 クリエイティブと資金とのより良い関係性の構築の必要性を感じ、’11年に「社会彫刻」の概念の社会実装をビジョンにクラウドファンディングプラットフォーム『MOTION GALLERY』設立。以降、50億円を超えるファンディングをサポート。2015年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」受賞 。また、様々な領域でプレイヤーとしても活動中。
現代アート: 2020年開催「さいたま国際芸術祭2020」キュレーター就任。 映画: プロデューサー 『あの日々の話』(第31回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門選出)/『踊ってミタ』/『僕の好きな女の子』/『鈴木さん』(第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門選出) 製作協力 『スパイの妻』(第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)/『蒲田前奏曲』/『脳天パラダイス』
菊池宏子(きくち ひろこ)
NPO法人インビジブル アーティスト/クリエイティブ・ディレクター
東京都生まれ。ボストン大学芸術学部彫刻科卒業、米国タフツ大学大学院博士前期課程修了。パフォーマンスアート、特にフルクサス、社会彫刻に影響を受け多岐にわたり米国、南米、台湾などで活動。米国在住20年を経て、2011年、東日本大震災を機に東京に戻り現在に至る。MITリストビジュアルアーツセンター、ボストン美術館、あいちトリエンナーレ2013、森美術館などでコミュニティ・エンゲージメント戦略・開発に従事。また「ダラニスケ研究室」(ナラ、2021ー22)、「東京ガレージ」(東京、2017~)、「リライトプロジェクト」(東京、2015~2017年)、「天昌堂プロジェクト」(新潟、2016年)、「苦瓜推進協議会:The National Bitter Melon Council 」(日米、2004年〜)、「寶藏巖農園肖像画計画」(台湾、2003~2004年)、など、アートを触媒と考えた表現活動、アートプロジェクト、コミュニティ再生事業、学校づくりなど国内外で多数携わる。その他武蔵野美術大学、立教大学兼任講師なども務めている。
林曉甫(はやし あきお)
NPO法人インビジブル理事長 / マネージング・ディレクター
1984年東京都生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。在学中よりNPO法人BEPPU PROJECTの活動に携わり、公共空間や商業施設などでアートプロジェクトの企画運営を担当。2013年に退職し、2015年にNPO法人インビジブルを設立。別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」事務局長(別府、2012)、鳥取藝住祭総合ディレクター(鳥取、2014, 2015)、 Salzburg Global Forum for Young Cultural Innovators(ザルツブルク、2015)、Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 キュレーター(横須賀、2019)、MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 キュレーター(奈良、2020)、女子美術大学非常勤講師(東京、2017〜)
荒生真美(あらお まさみ)
NPO法人インビジブル スタッフ
静岡県生まれ。大学では芸術文化、主に西洋美術史を学ぶ。1999年より「時の蘇生・柿の木プロジェクト」実行委員となり現在に至る。同プロジェクトでは「大地の芸術祭・妻有アートトリエンナーレ2000」、千葉市美術館「宮島達男 クロニクル1995-2020」、「本と川と街2021」での展示や谷中20周年収穫祭、新潟十日町市太平でのWSに携わる。現在は町田の忠生地区を拠点とした「YATOプロジェクト」にも参加。子どもが主役のアートプロジェクトを通じ、社会に開かれたアートに強く関心を抱いている。
- 「社会彫刻家アワード2021」選考委員紹介
1998年の開館準備期から11年間東京オペラシティアートギャラリーに勤務。2009年から2011年までブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館内の研究機関に客員キュレーターとして在籍。2014年から2018年まで東京藝術大学准教授。アジア地域の現代美術、共同企画、芸術文化制度と社会の関係に関心を持ち、ソウル、ニューデリー、ジャカルタ、豪州複数都市で共同企画を実践。第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014キュレーターを歴任の後、あいちトリエンナーレ2019ならびに国際芸術祭あいち2022のチーフ・キュレーター(学芸統括)を務める。
卯城竜太(うしろ りゅうた)
Chim↑Pomメンバー。Chim↑Pomは、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearおよびデジタル・ビデオ部門の最優秀賞を受賞。2022年森美術館にて新作を含む大規模回顧展を開催。
ヴィヴィアン佐藤(ヴィヴィアン さとう)
美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。ジャンルを横断して独自の見解で分析。作品制作発表のみならず、「同時代性」をキーワードに映画や演劇、都市など独自の芸術論で批評展開。サンミュージック提携タレント。大正大学客員教授。
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