TBWA HAKUHODO、落合陽一×日本フィルプロジェクトVOL.5 「醸化する音楽会」に協力
五感、解禁。嗅覚味覚も取り混ぜながら、音楽と身体性を取り戻す
開催日:2021年8月11日(水)会場:サントリーホール 大ホール
(クラウドファウンディング:2021年6月8日(火)開始)
TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:今井明彦)は、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団(東京都杉並区、理事長:平井俊邦、以下日本フィル)が2021年8月11日に開催する「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.5」となる《醸化する音楽会》に協力します。
(クラウドファウンディング:2021年6月8日(火)開始)
TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:今井明彦)は、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団(東京都杉並区、理事長:平井俊邦、以下日本フィル)が2021年8月11日に開催する「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.5」となる《醸化する音楽会》に協力します。
コロナ禍を経て失われつつあった、私たちの五感体験。
落合陽一 × 日本フィルプロジェクトでは、「テクノロジーによってオーケストラを再構築する」というテーマのもと、2018年から過去4回にわたって音楽会を開催してきました。聴覚障害のある方も一緒に音楽を感じて楽しめる「耳で聴かない音楽会」などを通して、オーケストラの新たな魅力と価値を広げるとともに、聴覚と触覚や視覚などの分断を廃し、人間の五感の共感覚的な「身体性」を演出する数々の取り組みとも言えるものでした。
第5回目を迎える今年の音楽会は、《醸化する音楽会》と題し、コンセプトは「五感、解禁。」。
生のオーケストラを通じて五感を総動員させ、嗅覚味覚も取り混ぜながら、音楽と身体性を取り戻す、音楽会です。今こそ、「身体性の回復」を。皆様と共にこの時代に生まれる新しい風景を体感できることを楽しみにしています。
■落合陽一 × 日本フィルプロジェクトの歩み
・Vol.2《変態する音楽会》2018年8月27日 https://youtu.be/PJ6gJrnMRSs
・Vol.3 Part1《耳で聴かない音楽会2019》2019年8月20日 https://youtu.be/aqDy9_Km5aM
・Vol.3 Part2 《交錯する音楽会》 2019年8月27日 https://youtu.be/jn5cg4YhRtk
・Vol.4《__する音楽会》 2020年10月13日 https://youtu.be/Ww9fLCB6-j0
■ステートメント(落合陽一)
- 醸化する音楽会
SOUND OF DIGITAL FERMENTATION
このプロジェクトを通じて,オーケストラの持つ質量について考え続けて早5回目となる.デジタルのもたらす新しい自然,それによる原始的な共感覚化,感覚の変換,音と光と身体性のシナスタジア.耳だけでない可能性をいつも最高のチームとともに探している.
本年度コロナ禍によってそれぞれの地域に分断された身体性のことを考えていた.分断によって気がついたもの.それは我々が土着の文化の中で継承されたDNAのようなものであり,それぞれの文化圏における土着の発酵性から生まれる新しい可能性である.
今我々の周囲にあるもの,そして今我々から距離があるものについて考えたい.東洋的美的感覚と西洋的美的感覚の対比構造,その中にある発酵の意味性の違いに目を向け,成長の限界を超えて,持続可能生徒の対話に入った今,かつて高度経済成長期にあった科学技術と人間性の調和の夢を反芻する.
電子的に記録された1964年の鐘の響きはこの時代にどう鳴り響くのだろうか5回目のオーケストラ,土着性・民藝性.この時代に醞醸し出される新しい自然の風景を,新しい感覚とともに切り拓き,深化して行きたい.
■キャスト
・落合陽一(演出、監修)
・WOW(映像の奏者)
・海老原光(指揮)/日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
■公演概要
落合陽一×日本フィルプロジェクト VOL.5 醸化する音楽会
日時:2021年8月11日(水) 18:20開場 / 19:00開演 / 20:45終演(予定)
場所:サントリーホール 大ホール
https://japanphil.or.jp/concert/24672
■公演プログラム
・黛敏郎:オリンピック・カンパノロジー
・伊福部昭:土俗的三連画
・和田薫:《交響曲 獺祭~磨migaki~》第2楽章“発酵”
・J.シュトラウスⅡ世:シャンパン・ポルカ
・バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
・ペルト:カントゥスーベンジャミン・ブリテンへの哀悼歌
・ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》より バーバ・ヤガー~キエフの大門
*point1 「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト 写真展」(来場者限定)
会場では落合陽一が撮影した写真による写真展を同時開催いたします。
音楽会に参加いただく方だけにお楽しみいただける、プロジェクトの歩みを振り返る写真展です。
*point2 「オンライン同時配信&再放送」
今回もデジタル収録による同時配信と再放送を展開し、体験の共有と世界発信を目指します。
■主催・企画・制作
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団
■助成
文化庁「日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(イノベーション型プロジェクト)」
■協力 株式会社エモハウス、WOW.Inc、TBWA HAKUHODO ほか
■協賛 旭酒造株式会社、セイビ堂株式会社、株式会社プリズム ほか
■料金・発売日
会場チケット、オンライン配信チケットとも6月11日(金)11:00販売開始
・会場チケット(関連展示「落合陽一写真展」つき):
S席¥8,000 A席¥6,500 YS席(25才以下)・ダイバーシティ席(障害者手帳保持者)¥1,500
・オンライン配信チケット(見逃し配信なし、国内):各日¥5,000
ライブ配信:8月11日(金)19:00配信 (販売期間:6/11 10:00~8/5 18:00)
再配信①:8/21(土)19:00 配信(販売期間:6/11 10:00~8/17 18:00)
再配信②:8/22(日)9:00配信(販売期間:6/11 10:00~8/17 18:00)
・クラウドファンディングREADYFOR
「醸化する音楽会|8/11 五感、解禁。音楽と身体性をとり戻す。」
URL:https://readyfor.jp/projects/vol5 6/8(火)12:00〜7/25(日)23:00
*コンサートの支援はこちらから。チケット付きプラン、海外からの視聴可能な配信チケットプランもございます。
■チケットお申込、お問合せ:
日本フィル・サービスセンター
Tel.03-5378-5911(平日11:00‐15:00)ordter-ticket@japanphil.or.jp
会場チケット:ぴあ、イープラス、Zaiko
配信チケット(国内):イープラス https://eplus.jp/ochyaixjapanphil-ms/
※政府のガイドラインを遵守した感染対策を施し、公演を実施いたします。また、ご来場の際はマスク着用等、感染防止へのご協力をお願い申し上げます。
※未就学児の入場はご遠慮ください。車椅子をお使いの方も、お気軽に日本フィル・サービスセンターお問い合わせください。
■コロナウイルスと日本フィル、およびクラウドファウンディングについて
新型コロナウイルス感染症の嵐が止まないまま、はや一年以上の月日が経ちました。不安定な状況が続く中でも多くの皆様に演奏会へお越し頂いておりますことは、日々の活動の励みとなっております。
給与カット等の自助努力だけでは回復には遠く及ばず、「存続の危機」といえる状態に追い込まれ、皆様に事業継続のためのご支援のお願いを続けてまいりました。
これまで経験のないこのような危機の中、全国の皆様から頂戴したご寄付は、何より大きな力となりました。「日本フィルは何としても存続してほしい」という強いメッセージとともに、日本フィルを力強く支えてくださいました。
コロナ禍と日本フィル
✔ 2021年2月末、突然の公演自粛要請から、およそ4か月間一切の活動を停止
✔ 活動再開以降も感染拡大防止対策などの影響が続き、2020年度だけで72 公演が中止
✔ 一時は約6億円の収入が失われ、年間収支は4億円近い構造的赤字見込みとなった
✔ 給与カットなどの自助努力、多くの方々からの寄付、国の助成金などにより2020年度の構造的赤字は埋められる公算
✔ しかしながら、通常の演奏活動には戻れず、2021年度以降も厳しい状況が続くと予測されている
こうした先行きが見えない状況だからこそ、日本フィルにとって毎回新しいチャレンジに挑む機会でもある「落合陽一 × 日本フィルプロジェクト」は、前向きに継続していきたい大切なプロジェクトです。
6回目を迎えられることに改めて感謝しつつ、今年は身体性というオーケストラの本質に立ち戻り、感染対策を万全にとった上で皆様がホールに足を運んでいただけることを心待ちにしております。
前回同様に今回のクラウドファンディングでも、ご支援メニューの中に、税制優遇が適用できる完全寄付コースもご用意させていただきました。もちろん、大変なのは私たちだけではないのは承知の上で、もしよろしければ、コンサートへの期待も込めて、お気持ちをお寄せいただけましたら幸甚です。
2021年、社会は依然として大きな混乱と困難の中にありますが、私たちは今まで歩みを共にしてきた仲間と共に、今年も音楽会の「アップデート」を目指します。どうぞ皆様からのあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。
■プロフィール
落合陽一(おちあい・よういち)※Photo:蜷川実花
メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター センター長、准教授・JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表。
2015年World Technology Award、2016年PrixArs Electronica、EUよりSTARTS Prizeを受賞。Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞、2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards など多数受賞。近著として「デジタルネイチャー(PLANETS)」、「2030年の世界地図帳(SBクリエイティブ)」、写真集「質量への憧憬(amana)」。「物化する計算機自然と対峙し,質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。
WOW
東京、仙台、ロンドン、サンフランシスコに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ。CMやコンセプト映像など、広告における多様な映像表現から、さまざまな空間におけるインスタレーション映像演出、メーカーと共同で開発するユーザーインターフェイスのデザインまで、既存のメディアやカテゴリーにとらわれない、幅広いデザインワークをおこなっている。
コーポレートサイトhttps://www.w0w.co.jp/
海老原光 (えびはら・ひかる、指揮)
鹿児島生まれ。鹿児島ラ・サール中学校・高等学校、東京芸術大学を卒業、同大学院修了。その後、ハンガリー国立歌劇場にて研鑽を積む。2007 年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第 3 位を受賞。指揮を小林研一郎、高階正光、コヴァーチ・ヤーノシュの各氏に師事。2019年、九州シティフィルハーモニー室内合奏団首席指揮者に就任。これまでに、国内主要オーケストラを指揮し、好評を得ている。また、2012 年、2015 年にクロアチア放送交響楽団の定期公演(ザグレブ)に、2019 年にはゲデレー交響楽団(ハンガリー)に客演し、現地で好評を博した。オフィシャル・ホームページ http://www.hikaru-ebihara.jp/
日本フィルハーモニー交響楽団
1956年創立。創立指揮者渡邉曉雄。60年を超える歴史と伝統を守りつつ、さらなる発展を目指し、「オーケストラ・コンサート」、「リージョナル・アクティビティ」、「エデュケーション・プログラム」という三つの柱で活動を行っている。首席指揮者ピエタリ・インキネン、桂冠指揮者兼芸術顧問アレクサンドル・ラザレフ、桂冠名誉指揮者小林研一郎、正指揮者山田和樹という充実した指揮者
陣を中心に演奏会を行い、“音楽を通して文化を発信”している。2011年4月より、ボランティア活動「被災地に音楽を」を開始。2021年1月末までに300回を数え、現在も継続している。毎週水曜日22時54分~23時、BS朝日『Welcomeクラシック』出演中。
落合陽一とのプロジェクトにより、カンヌライオンズ2019ミュージック部門(「エンターテイメントライオンズ・フォー・ミュージック」)ブロンズ賞受賞・SDG部門(「サスティナブル・デベロップメント・ゴール」)ショートリスト入選、第72回広告電通賞イノベーティブ・アプローチ部門最高賞・特別賞、日本マーケティング大賞 奨励賞、第5回JACEイベントアワード優秀賞を受賞。
コロナ禍で現在までに、年間事業数の約半数に及ぶ72公演が中止・延期となった。オフィシャル・ウェブサイトhttps://www.japanphil.or.jp
TBWA HAKUHODO
2006年に博報堂、TBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」「パートナー主義」とTBWAがグローバル市場で駆使してきた「DISRUPTION®︎」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合。質の高いソリューションを創造し、クライアントのビジネスの成長に貢献する。「DISRUPTION®︎」は既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいヴィジョンを見いだすTBWA HAKUHODOの哲学。マーケティングに限らず、ビジネスにおけるすべての局面でディスラプションという新しい視点を武器に事業やブランドを進化させるアイデアを生み出す。
TBWA HAKUHODOは、2018年のVOL.1より、広報デザインやPR映像作成などを通じて当音楽会をサポートし、オーケストラのアップデートに協力を続けている。当プロジェクトにおいて、カンヌライオンズ2019の銅賞、電通広告賞の最高賞などをはじめ、国内外の権威ある広告賞を多数受賞している。
http://www.tbwahakuhodo.co.jp
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