体育会陸上競技部 近藤元選手(法律学科4年)、『杭州アジアパラ競技大会』走り幅跳びで金メダル~パラ陸上競技開始から2年での快挙~
【本件のポイント】
● 体育会陸上競技部に所属する近藤元選手が日本代表として『杭州アジアパラ競技大会』へ出場
● 初出場のアジアパラ競技大会において「走り幅跳び」種目で金メダルという快挙を成し遂げた
● 今年6月に行われた日本国内最高峰のパラスポーツ競技大会『ジャパンパラ競技大会』では3種目で優勝
【杭州アジアパラ競技大会 大会概要】
大会名称:杭州アジアパラ競技大会
大会期間:2023年10月22日(日)開会式~28日(土)の7日間
開催地:中華人民共和国・杭州市
参加国・地域:45カ国・地域
近藤選手の参加区分:陸上競技(100m、走り幅跳び)/選手
近藤選手コメント ~刺激を与え合える存在でありたい~
これまでの大学生活を振り返ると、足を失うという大変なことがありながらも、パラ陸上との出会いにより新しい目標が出来ました。私もチームメイトと刺激を与え合える存在でありたいと思い、日々のハードな練習に取り組んできました。今回の大会では100mは5位でしたが、走り幅跳びで金メダルを取りました。メダリストとして障がいの有無に関わらず、全ての人を勇気づけられる選手になりたいです。
■近藤選手とパラ陸上
近藤選手は、大学入学時から陸上競技部に所属。2020年末に起きたバイク事故によって右太ももから下を失いました。事故を受けても競技を諦めるのではなく、「それでも自分は陸上を続けるんだろうなと直感した」と話し、逆境を受け入れ、前向きに挑戦することを決意しました。思うように体が動かなかったり、義足に対する周囲の目が気になったり、心身共にストレスのかかることも少なくはない中でしたが、周囲の温かいサポートを原動力にリハビリに励み、事故から10カ月後にはフィールドに復帰しました。
復帰後は、ブランクや苦境を吹き飛ばすほどの才能を発揮させ、2023年4月上旬に開催された記録会では走り幅跳びで6.33mの大ジャンプを見せました。パラ陸上界では障害のレベルに応じてクラスが分かれており、近藤選手が所属するT63クラスにおいて6m超のジャンパーは国内で2人のみです。
■近藤選手の実績
7月 パリ2023世界パラ陸上選手権大会 走り幅跳び 7位
6月 2023ジャパンパラ陸上競技大会 100m・200m・走り幅跳びの3種目で優勝
■摂南大学 体育会陸上競技部について
陸上競技部は昨年より、男子長距離で2008年北京五輪に出場した竹澤健介氏をヘッドコーチに迎え長距離を強化しています。近藤選手が所属する「男子陸上競技部」は、3年連続で日本選手権や全日本インカレに出場するなど好成績を収めています。今年4月には「女子陸上競技部」を発足し、全日本インカレと全日本大学女子駅伝出場に向け、部員は日々練習に励んでいます。
近藤選手と陸上競技部の学生たち
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