東京は、全セクターの利回り/キャップレートスプレッドベースで世界の不動産投資家にとって魅力的な市場に
世界市場は金利上昇への調整が続くと予測
当レポートでは、金利上昇が世界中の不動産価格と投資量に与える影響が明らかになりました。
・債券市場の不透明感は2023年初めまで及び、取引量は5年間の水準を大きく下回る状況が続いています。
・1月と2月の世界の投資額は5年間の平均を56%下回りました。3月の暫定値はさらに低く、76%も下がりました。これは、北米や欧州で流動性の問題が浮上するなど、銀行業界から新たな緊張が生じたためです。
・東京は、地域的にも世界的にも、他のどの都市よりも高いファイナンスとリスク・スプレッドを提供する都市として、市場をしっかりとリードしています。また、東京は将来の利上げの影響を受けにくいため、マイナスの価格調整の影響も受けにくい状況となっています。
・3月末に続いた世界的な利上げは、日本、北米、ヨーロッパの一部を含むいくつかの地域の中央銀行の政策金利が、年初に設定したピーク予測水準に達しているか、それに近づいていることを示しています。
・多くの地域でインフレが続いていることから、次の四半期も金利引き上げが行われる可能性があります。 投資案件は、安定するまで、少なくとも、あと四半期は価格調整に直面することになります。
コリアーズ アジア太平洋地域 グローバル キャピタルマーケットのマネージング・ディレクター Chris Pilgrimは、「世界的な経済活動の停滞にもかかわらず、東京は世界の不動産投資家にとって魅力的な市場であることに変わりはありません。」と述べています。
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