ストラタシス、月面で3Dプリンタで造形された部品の材料性能を試験へ
地上試験で放射線量を50%低減できる可能性を示唆
本プレスリリースの正式⾔語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
https://www.businesswire.com/news/home/20240312064089/en/
この月ミッションでは、ストラタシスが造形したサンプルを提供し、ストラタシスが造形したキャリア構造で、無人着陸船によって月面に運ばれます。ノースロップ・グラマン氏が主導する2つの異なる実験では、3つの材料が焦点となります。
最初の実験では、タングステンを充填したストラタシスのAntero® 800NA FDM®フィラメントで製作した試験部品の性能を評価します。Antero 800NAは、優れた機械的特性、耐薬品性、低アウトガス特性を備えたPEKKベースの高性能熱可塑性樹脂です。タングステンの添加は、ガンマ線やX線などの有害放射線に対する遮蔽を目的としています。
2つ目の実験は、3D造形物の材料が宇宙空間でどのような性能を発揮するかを確認するためのもので、Antero 840CN03 FDMフィラメントを使用します。このフィラメントは、電子機器に使用するためのESD特性を備えており、オリオン宇宙船で使用されました。この実験には、ストラタシスのパートナーであるHenkelがストラタシスのOrigin® One 3Dプリンタで使用するために製造し、高熱環境用に設計された新しいESDフォトポリマーも含まれます。この実験では、3Dプリンタ材料の試験部品を月の塵、アウトガスの原因となる低圧、月の大気がほとんどないことから生じる急激な温度変化にさらします。
ストラタシス最高産業事業責任者のRich Garrityは、つぎのように述べています「アディティブ・マニュファクチャリングは、重量が重要で、高性能が不可欠な宇宙ミッションにとって重要な技術です。この一連の実験は、3D造形をフルに活用し、月やその先を旅する人々や機器の安全を確保する方法を理解するのに役立ちます」。
これらの部品は、民間航空機の内装にもよく使用されるストラタシスのULTEM™ 9085熱可塑性樹脂で造形されたキャリア構造で、無人着陸船によって月面に運ばれます。
ストラタシスについて
ストラタシスは航空宇宙、⾞載、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの産業向けの⾰新的な3Dプリンティング・ソリューションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングへのグローバルな移⾏をリードしています。スマートなコネクテッド3Dプリンタ、ポリマー材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド・パーツ造形サービスを通じて、ストラタシスのソリューションは、製品バリューチェーンの各ステージで競争⾯での優位性を提供します。世界をリードする企業や組織がストラタシスのソリューションを活⽤し、製品設計のトランスフォーメーション、製造やサプライチェーンの迅速化、患者ケアの向上を実現しています。
ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の⽇本⼦会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を⾏っています。本社は東京都中央区で、⼤阪に⽀店があります。 ストラタシスの詳細については、https://www.stratasys.co.jp/、ストラタシスのブログ(https://www.stratasys.com/explore)、X/Twitter(https://twitter.com/stratasys)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/stratasys/)、Facebook(https://www.facebook.com/stratasysJP/)をご覧ください。ストラタシスは、SECのレギュレーションFDに基づき、当社のウェブサイトを含む前述のいずれかのソーシャルメディア・プラットフォームを利⽤して、重要な⾮公開情報を共有する権利を留保します。ストラタシスは、適⽤される法律で必要かつ義務付けられている範囲において、かかる情報を当社の開⽰書類に含めることもあります。
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