フリエ住まい総研「平屋の人気トレンド」に関する実態調査|戸建て物件の種類で平屋に魅力を感じる人が1位に

それぞれのライフスタイルに合わせた「住みやすさ」に注目が集まる

株式会社FLIE

<調査結果サマリー>

1)将来的に戸建て住宅の購入を検討している方の中で、過半数の52.8%が平屋物件に魅力を感じている。

2)平屋物件のメリットでは、「バリアフリー」74.3%や、「効率的な動線」47.8%など、住みやすさという観点の項目が高い得票率を得た。住宅を決める際の最重要ポイントに関する質問でも「住みやすさ」が41.4%で1位となり、平屋の持つ魅力と世間のニーズがマッチしている。

3)平屋物件で取り入れたいポイントは近年の働き方改革に合わせた「テレワーク用の空間づくり」48.1%が1位となったが、得票が僅差で並んだことからも、それぞれのライフスタイルに合わせて平屋の楽しみ方を考えていることが伺える。


不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」(以下:フリエ)を運営する株式会社FLIE(本社:東京都中央区)は、住まいや暮らしに関する様々な“気になるコト”を調査する「フリエ住まい総研」を立ち上げ、Webマガジン「FLIE magazine」上に調査結果を公表しております。

今回は「平屋の意識調査」について、20歳代以上で将来的に戸建て住宅の購入を検討している方を対象にその実態を調査いたしました。

昨今、空前の平屋ブームと言われており、国土交通省のデータによると平屋率が2012年の6.8%から2022年で13.5%と2倍以上に増加(※1)しているという結果が報告されました。 

これまで、戸建て住宅といえば2階建てがスタンダードでしたが、ライフスタイルの変化や防災意識などの観点からも平屋が注目されています。そこで、住まいに関する最新情報を発信するフリエ住まい総研では、平屋物件と2階建て以上の物件に関して、感じているメリットやデメリットなども含め調査を実施いたしました。

(※1.参照:国土交通省「建築着工統計調査」)

調査結果内訳

まず始めに、戸建て住宅において、魅力的だと感じる階数についてお伺いしました。

<Q 戸建てに住む場合はどの物件が最も魅力的に感じますか?> 

・平屋物件 52.8%

・2階建て物件 40.8%

・3階建て物件 5.8%

・その他(フリーアンサー) 0.6%

平屋物件が過半数を超える52.8%を占め、その人気の高さが伺える結果となりました。

各項目について魅力部に感じている理由をご紹介いたします。

【平屋・2階建て・3階建てを選んだ理由】

■平屋を選んだ理由

・老後を考えた場合に平屋にしたほうが身体への負担が少ないので(50代北海道)

・広すぎる家が必要ないことや、形がコンパクトでいいことや掃除などの範囲が狭まること。(30代関東甲信)

・最近近隣に平屋住宅が数件建ち、コンパクトで管理やメンテナンスも楽そうに見えて魅力を感じたから。(50代近畿)

・地震大国の日本で、多くの家屋倒壊を見ているので、安心して住める(40代関東甲信)

■2階建てを選んだ理由

・2階建てが広さも丁度よく、住みやすいから。(20代東北)

・部屋やスペースの確保ができるため(40代四国)

・平屋では3人以上で住むには狭いし、3階では階段の上り下りが大変だから。(40代関東甲信)

■3階建てを選んだ理由

・土地が広くなくても部屋数が増やせそうだから(30代関東甲信)

・小さいころから階が高い家にあこがれがある(40代関東甲信)

・広く家族向けのような印象があるから。(30代近畿)

続いて、平屋物件に対するメリットについてお伺いしました。

<Q 平屋物件に感じるメリットを教えてください。(複数回答)>

・上下移動がなくバリアフリー 74.3%

・家事等での効率的な動線 47.8%

・耐震性の向上 31.8%

・平屋ならではのデザイン性 29.4%

・メンテナンス費用が少ない 26.8%

・間取りの自由度が高い 18.1%

・家族間コミュニケーションの活性化 13.1%

・地面/自然が身近な環境造りが可能 11.7%

・その他(フリーアンサー) 0.3%

圧倒的に票を集めたのが「上下移動がなくバリアフリー」74.3%、続いて「家事等での効率的な動線」47.8%と、どちらも住みやすさに関してメリットを感じている結果となりました。

将来を見据えるとともに、現状も満足できる物件として、平屋に魅力を感じる方が多いようです。

反対に、平屋物件に対するデメリットについてもお伺いしました。

<Q 平屋物件に感じるデメリットを教えてください。(複数回答)>

・広い敷地が必要になる 51.9%

・水害におけるリスク 48.1%

・防犯面のリスク 41.7%

・部屋の広さを確保しにくい 36.2%

・坪単価が高くなる 31.5%

・プライバシーを確保しにくい 28.9%

・その他(フリーアンサー) 1.5%

「広い敷地が必要になる」が過半数を超えてトップに。建てられる場所の制限という部分を、多くの人がデメリットと感じているようです。また、「水害におけるリスク」・「防犯面のリスク」という、住む上での安全面のリスクにも多く票が入りました。

続いて、住宅選びにおける最重要項目は何か、という質問です。

<Q 住宅選びにおいて最も重視する項目はなんですか。> 

・住みやすさを重視した住まい 41.4%

・安心/安全な住まい 24.8%

・立地やコストなどの条件面 14.9%

・将来性を考慮した住まい 14.0%

・趣味や好みを反映させた住まい 5.0%

・その他(フリーアンサー) 0%

最も重視するポイントとして、立地やコスト、将来性を抑えて「住みやすさを重視した住まい」が最も票を獲得しました。この「住みやすさ」という回答こそがまさに平屋を選ぶ理由に直結しているのかもしれません。

また、自然災害なども増えてきた昨今、「安心/安全な住まい」を重視する方も多い傾向です。

最後に、将来平屋物件に住む際に取り入れたいポイントについてお伺いしました。

<Q 平屋物件で取り入れたいポイントを教えてください。(複数回答可)>

※Q1で「平屋物件」と回答した方のみ回答 

・テレワーク用の空間づくり 48.1%

・屋外ウッドデッキ 38.7%

・リビングと庭が一体化するデザイン 38.1%

・小屋裏空間の活用(勾配天井/ロフト等) 37.6%

・コ/口の字型デザインで中庭づくり 35.9%

・インナーガレージ 29.3%

・その他(フリーアンサー) 0%

平屋物件で取り入れたいポイントとして、「テレワーク用の空間づくり」が48.1%と最も票を多く集めました。近年の働き方改革により、人々のライフスタイルの変化が物件を考える際のポイントにも反映されていると伺えます。

その他の回答は30%台で僅差の得票率となり、好みに合わせた平屋ならではの楽しみ方を各々考えていることがわかる結果となりました。

【その他(フリーアンサー)の一部回答】

・地下室(50代北海道)

・水回りをまとめた間取り(50代東海)

・バリアフリー(50代近畿)

・仕切りのない開放的な空間(50代北海道)

調査概要

調査方法: インターネット自社調査

調査対象: 20歳代以上で将来的に戸建て住宅の購入を検討している方 343名

調査時期: 2024年11月

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企業概要

株式会社FLIEは「不動産業界の新しい常識へ」をビジョンに、不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」を運営しております。また、不動産売買に関わる業務のデジタル化や、業界全体の効率化への貢献といった新たな価値創造にも取り組んでおります。

会社名:株式会社FLIE

代表者:代表取締役社長 井上 正賀

本社所在地:東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル3F

設立:2019年11月

資本金:1,000万円

主な事業:不動産売買プラットフォーム事業、不動産DX支援事業

URL:https://flie.jp/

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業種
不動産業
本社所在地
東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル 3F
電話番号
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代表者名
井上 正賀
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2019年11月