【THK株式会社】「OMNIedge」 GXソリューションの提供開始
工場全体から設備単位までエネルギー使用量をかんたんに見える化
THK株式会社(東京都港区 代表取締役社長:寺町 崇史、以下、THK)は、OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge(オムニエッジ)」の新たなソリューションとして、「GXソリューション」を2025年7月2日より正式にリリースいたします。

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OEE最大化に向けて「エネルギーロス削減」に貢献するソリューションを拡充
OMNIedgeではこれまで、IoT技術を活用した直動部品や回転部品向けの「部品予兆検知AIソリューション」をはじめ、工作機械の切削工具向け「工具監視AIソリューション」といった、設備側のロスにフォーカスしたソリューションを展開してきました。一方で、人のスキルをクラウド上で一元管理・可視化する「スキル管理AIソリューション」や、保全業務を最適化する「メンテナンス統合管理システム」といった、人にアプローチしたサービスも提供してきました。これら設備や人のロス削減に加えて、OEE最大化のためには工場のエネルギーマネジメントも重要となります。
現在、あらゆる業種で脱炭素社会実現に向けた取り組みが強化されており、カーボンニュートラルの実現には、GHG(温室効果ガス)排出量の削減が重要視されています。製造業においては、工場の統廃合や変種変量生産にともなう生産ラインの頻繁な変更により、工程や設備単位でのエネルギー使用量の収集や分析が難しいといった課題がありました。
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THK自社工場での取り組みから得られたKnow-howを製品とともにご提案
GXソリューションでは、立ち上げ工数を大幅に削減しながら、工場全体から工程や設備単位でエネルギー使用量(電気・水・ガスなど)の見える化を支援いたします。また、THK自社工場で取り組み中のカーボンニュートラルへの施策などで得たKnow-howを元に、省エネを阻害するムダを特定し、戦略的なエネルギーマネジメントもサポートします。
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今後も新たなソリューションを提供
今後は、工場のエネルギー使用量に加えてOMNIedgeのソリューションで得られたデータを統合・見える化し、生成AIと連携させることで更なる生産性向上を実現するソリューションの提供を目指してまいります。
特長
・かんたん設置
数珠つなぎ式の電力センサで狭い盤内でも省配線・省スペースでの設置が可能。専用の通信回線を使って遠隔から手早く電力使用量を集計することが可能です。
・設備やラインごとの消費電力量を見える化
工場全体の電力消費量に加えて、センサのグルーピング機能で設備やラインごとの電力消費割合を算出。設備の移設や省エネ設備を導入した際も、投資効果や環境性能を正確に測定できるので、有効な対策の立案に貢献します。
・デマンド(最大需要電力)のリアルタイム監視
あらかじめデマンドしきい値を設定。超過しそうな場合にアプリ画面上でお知らせしてデマンド超過を防ぎます。

<OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge」>
「OMNIedge」は、製造現場で発生するロスを削減して設備総合効率(OEE, overall equipment effectiveness)の最大化に貢献するプラットフォームです。

<「OMNIedge」 GXソリューション WEBサイト>
https://www.thk.com/brand/omniedge/jp/service/gx/
【THK株式会社について】
THKは1971年の創立以来、創造開発型企業としてさまざまな製品開発に注力してきました。翌年の72年には世界に先駆けて機械の直線運動部の“ころがり化”を実現した「LMガイド(Linear Motion Guide:直線運動案内)」を製品化。工作機械などのメカトロニクス機器の性能を飛躍的に向上させました。近年では鉄道車両、医療用機器、高層ビルや住宅、アミューズメント機器などにも使用され、さまざまな革新を世界中にもたらしています。
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