将来実家をどうする?40代以上の実家暮らしが抱える不安を調査

株式会社林商会

終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也、URL:https://hayashi-grp.com/)は、実家暮らしの不安に関する調査を実施しました。

調査期間:2025年05月01日~2025年05月16日

調査機関:クラウドワークス

調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査対象:40代以上の独身で実家暮らしをしている男女

有効回答人数:200名

近年、空き家が日本各地に増加しており、社会問題にも発展しています。

年を重ねていくにつれて、将来実家をどうするのかを考えなくてはならない機会が増えますが、どうすればいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

特に、独身で実家暮らしをしていると、万が一のことを考えてしまいますよね。

そこで今回、株式会社林商会では40代以上の独身で実家暮らしの人を対象に、将来実家をどうしようと考えているのか、老後の不安と併せてアンケートを実施しました。

悩んでいる方は、他の同年代の人がどのように考えているのかを知ることで、何か参考になるかもしれません。

ぜひご一読ください。

実家に住んでいる理由は「経済的事情」がほぼ半数で最多

(N=200,n=200名、単一回答。2025年05月01日~2025年05月16日に実施したインターネット調査による)

実家に住んでいる理由をお聞きしたところ、ほぼ半数の人が経済的事情によることがわかりました。

一人暮らしに比べて実家暮らしは、家賃や光熱費などの生活費を抑えられるため、経済的な負担を減らせます。

特に、都心部などの家賃が高額な地域では、あまり実家を出ることにメリットを感じない人も多いでしょう。

両親が亡くなった後、実家をどうする予定ですか?

(N=200,n=200名、単一回答。2025年05月01日~2025年05月16日に実施したインターネット調査による)

半数以上が、両親が亡くなった後も実家に住み続けたいと回答していました。

具体的な理由も併せて調査しましたので、それぞれの理由をこちらで紹介します。

実家に住み続けたい理由

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「リフォームを検討していて、住み続けるつもりで実家のあるエリアは商業施設も多く便利だからです。」(40代男性)

「自分が育った家なのと両親との楽しい日々の思い出が沢山詰まっているので離れたく無いのです。」(40代女性)

「自分自身が無職で転移もできないので、住み続けるしか方法がないです。」(40代男性)

「売却するにもリフォームなどが必要だし『変に騙されたりしないか』『なるべく高く売るには』など色々考えてしまい面倒になりそうな気がします。仏壇や昔からある荷物など処分していいものかと考えるものも多いし、簡単に売ったり貸し出すのには心労が多そうです。」(40代女性)

「長年住み慣れた家なので居心地がいいし、隣保も知り合いが多いので安心して暮らせる。」(60代以上男性)

「通勤の利便性などを考えると、他の選択肢は費用もかかり今よりも不便になる可能性があります」(50代男性)

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売却を考えている理由

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「両親の死後、実家を売却するのは、思い出が詰まった家であっても維持管理が難しいと思うからです。また、空き家のままにしておくと劣化が進み、固定資産税や維持費の負担も増えます。さらに、売却することで新しい生活の資金に充てたり、気持ちの整理をつけたりすることも出来るからです。」(50代女性)

「実家が駅から離れていて不便なので、両親が亡くなったら売却し駅近のマンションを購入したいと考えています。」(40代女性)

「地域の活動に参加することが困難なので。仕事をしながら自分の休日の日に町戸内全戸に市の広報配布したり、お寺や神社に係る集金や廃品回収等々、とても消化できません。」(40代女性)

「現在交際している方がいますが後に結婚も考えています。両親が亡くなった場合、結婚を機に今住んでいる家から出ようと思っています。家もかなり年数が経っているので、壊して土地を売却して、他の場所に住もうと思っています。」(40代女性)

「古い家なので寒いし暑いし、色々故障したりすることが増えてきて住みづらくなってきているので」(40代女性)

「兄弟がいるので相続する際に兄弟に財産分与があるため実家を住むには現金を払う必要があるから。」(40代男性)

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賃貸に出したい理由

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「家が広すぎて持て余してしまうためです。自分はアパートを借りてそこで生活をして、収入として得たいと思っています。」(40代男性)

「高齢になると、実家は坂が多い場所で大変なので、いい場所に住みたい」(50代男性)

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相続放棄を検討している理由

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「古い家だし広すぎるため、私ひとりでは管理しきれない。」(40代女性)

「介護などやるべきことが全て終わった時、残りの人生はひとりで自由に生きたいので相続放棄する予定です。というか相続するような財産は無いです。」(40代男性)

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まだ考えていない

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「可能であれば実家を売却し、今よりも小さくて交通の便の良い所に引っ越したいが、兄弟がいるため自分の一存で実家を処分するのは難しいと思う。遺産相続が円滑に進むとは限らないし、現時点では未定としか言いようがない。」(50代女性)

「その時の自分の就労状況によると思う。無職で働けない状態なら住み続けるかもしれないが、一人で住むのには広いのでアパートで暮らすかもしれない。」(40代女性)

「現時点では両親が健在で元気なため、緊急性を感じず、現実的に考えにくい。自分らしい生活をしたいと思う一方、思い入れもあり、感情的な面での整理がつかない。」(40代女性)

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その他

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「実現できるかわかりませんが、自分は将来移住を考えているので実家からは出ることを考えています。兄弟がいるため、兄弟が住み続けると思います。」(40代女性)

「賃貸なので、契約は継続しない。古いマンションなので、ずっと住みたいとは思わないし、自分はどこか別の場所に引っ越すつもりでいる。」(40代女性)

「もう一人兄弟がいるので、その人間が実家を継ぐと思います。私は介護の為、一時的に実家暮らしに戻っているだけです。」(50代女性)

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実家の維持管理や相続に関して不安に感じていることとは?

(N=200,n=200,回答数=339、複数回答。2025年05月01日~2025年05月16日に実施したインターネット調査による)

続いて、実家の維持管理や相続に関する不安を調査したところ、老朽化による修繕費が突出して高く、続いて固定資産税などの維持費に関する不安が多いことがわかりました。

詳しい理由について見ていきましょう。

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「定期的な掃除や修繕の手配、固定資産税の支払いなど、多くの責任を抱えることになるから。」(50代女性)

「家の他に山や田んぼもあるので固定資産税の支払いが大変。また一戸建てのため女手一つでは修繕が難しい。」(50代女性)

「現在は父親が家の修繕を自分でやってくれているので非常に助かっているが、外注するとなると依頼先も費用もどこが修繕すべきなのかも全く分からない状態(検討がつかない)なのが不安です。」(40代女性)

「築30年ほど経つので、ガタが来ているところもあるし、これから増えていくことも考えると、建て替えの可能性も視野に入れなければならないので、何かと費用が掛かりそうだから。」(40代男性)

「維持費もかかるのに、固定資産税も払うのは大変で1人で管理できないから。他の兄弟の考えや意見を聞く時間を持てないから」(40代女性)

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老後も「このまま実家に住み続けたい」と半数以上が回答

(N=200,n=200名、単一回答。2025年05月01日~2025年05月16日に実施したインターネット調査による)

半数以上は老後もそのまま実家で暮らし続けたいと考えていることがわかりました。

一方で、引っ越しや高齢者施設への入居を考えている人も合計すると4割近くに上ります。

こちらの理由を見ていきましょう。

実家に住み続けたい理由

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「取り敢えず家としてもまだまだ住める状態なので住みたい。なるべく家賃などの出費を抑えたい」(40代女性)

「住み慣れていて、介護用に設備もあるから」(50代男性)

「老朽化は進んでいますが家としての役割は果たしているので引っ越すよりもお金があまりかからない実家の方がメリットがあると考えているからです。」(40代男性)

「今からしらない土地で暮らすのは、一から始めないといけないので非常に面倒だからです。」(60代以上男性)

「私がうつ病を患っており、安定して働くことが困難なのでこのまま実家で生活し、将来のために少しでも節約・貯金したい。」(40代女性)

「老後は賃貸を借りるのが難しくなると聞くから」(40代男性)

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どこかに引っ越したい理由

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「実家の処分を機に、思い切って環境を変えたいと思っているから。」(50代男性)

「実家にいる時間が長かったので、最後くらいは自分で棲家を選び、生活しやすい場所で過ごしたい気持ちが強い。」(40代女性)

「マンション暮らしの方が生活が楽なのではないかと感じている。スーパーが近い物件に住みたい。」(40代女性)

「田舎はいいんだけど、車がないと生きていけないので、交通機関が充実している地域がいい」(50代女性)

「結婚を機に引っ越しを検討しています。」(40代女性)

「収入が低いので実家を売却した資金で賃貸に住み替えたい。その先のことは考えられない。」(40代女性)

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高齢者施設への入居を考えている理由

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「安心して生活できる環境を求めているからです。健康面や日常のサポートを受けられ、孤独を感じることなく交流の機会も得られます。」(50代女性)

「母親がサポートしながら、自宅でまだ祖母(98歳)で生きている。自分が将来そこまで生きるなら、自分のことを自分でできないだろうから施設に入って助けてもらいたい」(40代男性)

「元気なうちは実家で暮らしたいとは思いますが、ある程度の年齢になったら高齢者用の集合住宅に住もうと思ってはいます。体調を崩したり、人とのコミュニケーションが無くなって孤立したりと心身ともに一人暮らしは不安に思うので。」(40代女性)

「急病の時に対応してもらえることや、孤独死は避けたいので。」(40代女性)

「非常に古い家なのであとどちらにしてもあと10年もつかどうかという感じです。その後は施設も考えなくてはと思っています。」(40代女性)

「急病の時に対応してもらえることや、孤独死は避けたいので。」(40代男性)

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その他

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「悩んでいます。本音は住み慣れた自宅で最期を迎えたいですが、高齢になったあとの家の管理が、金銭的かつ体力的に余裕がないと、困難だからです。かといって、施設に入るのは様々なことに制約がかかりそうで抵抗感があり、悩んでいます。」(40代女性)

「わかりませんが、もし生活保護や支援を受けているなら、専門の方に相談して決めたいと思っています。」(40代女性)

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理由を見ていると、金銭的な問題から実家に住み続けたい人と、反対に家賃が安い賃貸に引っ越しをしたいと考えている人が多いようです。

しかし、年齢によっては賃貸を断れることもあるため、そのことも不安に感じている人がいました。

賃貸は固定資産税の支払いが不要である一方、家賃のことや保証人のことなどもハードルになっています。

実家周辺の環境によって高齢になってからの実家暮らしが難しい人や、これから結婚の予定がある人は積極的に引っ越しを検討しているようです。

7割以上が「孤独死」や「無縁仏」になることへの不安を抱える

(N=200,n=200名、単一回答。2025年05月01日~2025年05月16日に実施したインターネット調査による)

独身でいることの不安として、孤独死や無縁仏になるリスクがあります。

実際に、今回の調査でも7割以上の人が不安を覚えていることがわかりました。

将来のことを考えるにはまだ早いと思っていても、できることから少しずつ準備をしていくことで、万が一の際にも安心できるでしょう。

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会社概要

会社名:株式会社 林商会

所在地:滋賀県大津市膳所平尾町847番地4

代表取締役:林達也

事業内容:生前整理、遺品整理、空家管理、特殊清掃

コーポレートサイト:https://hayashi-grp.com/

終活瓦版:https://syukatsukawaraban.com/

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https://hayashi-grp.com
業種
サービス業
本社所在地
滋賀県大津市膳所平尾町847番地4
電話番号
077-575-0398
代表者名
林達也
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2019年01月