ゼオンノース従業員の通勤用車両と社有車両に「出光カーボンオフセットfuel」を試験導入
-通勤・移動時に発生するCO2排出へのオフセットを検証-
日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋哲也、以下「日本ゼオン」)、ゼオンノース株式会社(本社:富山県高岡市、代表取締役社長:松崎肇、以下「ゼオンノース」)、および出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一、以下「出光興産」)は、ゼオンノース従業員の通勤用車両と社有車両に「出光カーボンオフセットfuel」を試験導入し、通勤用車両ならびに社有車両から発生するCO2排出量のオフセットを行う検証を10月1日より開始します。「出光カーボンオフセットfuel」の従業員通勤車両への導入は、日本初となります。
出光興産は2023年7月から、燃料油の使用時に排出されるCO₂をボランタリーカーボンクレジットによりオフセット(相殺)し、脱炭素への取り組みを促進するカーボンクレジット付燃料「出光カーボンオフセットfuel」を販売しています。燃料の使用量に応じたCO2オフセット量を明記した証明書を発行し、透明性を確保しています。
2024年10月1日より、日本ゼオンのグループ企業であるゼオンノースは、従業員の通勤車両および社有車両に対して「出光カーボンオフセットfuel」の使用を試験的に開始します。この取り組みは、従業員の通勤並びに社有車両での移動における環境負荷を大幅に軽減させることを目的としており、25t/月のCO2オフセット効果が見込まれます。
対象車両の給油は出光興産系列のサービスステーション(SS)であるapollostation高伏SS(富山県高岡市、ゼオンノースが運営)で実施し、給油量の管理は出光興産の公式アプリ「Drive On」で行います。「Drive On」の利用により、給油量を効率的に収集・管理し、CO2排出量へのオフセットを正確に行うことが可能となります。
「出光カーボンオフセットfuel」はこれまで主に、燃料油を工場などで使用する需要家向けに出光興産が販売してきた商品で、従業員通勤車両への導入は初めてとなります。出光興産は、このトライアルを通じて、SSでの「出光カーボンオフセットfuel」の販売や、企業の従業員通勤車両や社有車両へのカーボンオフセット商品をコンセプトとして追加することの可否などを検証します。
日本ゼオンは、ゼオンノースの取り組みを通じて得られた知見をもとに、高岡工場(富山県高岡市)において、従業員の通勤車両および社有車両におけるCO2排出のオフセットを目指し、本取組みの導入を予定しています。
なお、富山県高岡市は、環境省が公募する「脱炭素先行地域」として2023年に選ばれています。 日本ゼオン、ゼオンノースおよび出光興産は、この取り組みを通じて高岡市の脱炭素に貢献してまいります。
【各社概要】
ゼオンノース株式会社
本社 :〒933-0076 富山県高岡市米島1061-2
代表者 :代表取締役社長 松崎 肇
設立 :1972年
主な事業内容:保全業務、エンジニアリング事業、産業機械事業、環境分析事業、建築資材・商事事業、石油販売事業
ウェブサイト:https://www.zeonnorth.co.jp
出光興産株式会社
本社 :〒100-8321 東京都千代田区大手町1-2-1
代表者 :木藤 俊一
設立 :1940年
主な事業内容:燃料油事業、基礎化学品事業、高機能材事業、電力・再生可能エネルギー事業、資源事業
ウェブサイト:https://www.idemitsu.com/jp/index.html
日本ゼオン株式会社
本社 :〒100-8246 東京都千代田区丸の内1-6-2
代表者 :代表取締役社長 豊嶋 哲也
設立 :1950年
主な事業内容:エラストマー素材事業、高機能材料事業、その他事業
ウェブサイト:https://www.zeon.co.jp
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