業務ソリューションとの連携を強化し、オフィスのDXを支援 A3デジタルカラー複合機「Apeos」シリーズ
商品ラインアップを一新するフラッグシップモデルと中小企業向けのコンパクトモデル
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、業務ソリューションとの連携を強化したA3デジタルカラー複合機「Apeos」シリーズの3機種10商品を、10月21日から発売します。今回発売する3機種のうち「Apeos C7071」シリーズは、A3デジタルカラー複合機の商品ラインアップを一新するフラッグシップモデルで、「Apeos C3067」と「Apeos C3061」シリーズは中小企業向けのコンパクトモデルです。「Apeos C3067」では、お客様の業務効率化を支援する複合機追加型アプリケーションを標準搭載し、「Apeos C3061」シリーズでは、複合機の基本機能に加え、さまざまなトレイ構成でお客様の使い方に柔軟に合わせることが可能です。富士フイルムビジネスイノベーションは、お客様の用途にあわせた同3機種の販売を通じ、オフィスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。
昨今、多くのオフィスでは、DXへの取り組みが進んでおり、DXを推進するサービスの活用には、情報の入出力を行う複合機がポータルとしての役割を果たします。更なるDXを推進し業務を効率化するためには、オフィスに設置している複合機と各種クラウドサービスを連携させ、さまざまな業務において電子データの活用や共有をさらに促進することが必要です。
今回発売する新商品は、業務ソリューションとの連携を強化したA3デジタルカラー複合機のフラッグシップモデルとなる「Apeos C7071」シリーズと、限られたスペースでも設置可能なコンパクトモデルで、お客様の業務効率化を推進する機能を搭載した「Apeos C3067」、複合機の基本機能に加え、さまざまなトレイ構成が可能な「Apeos C3061」シリーズの計3機種です。スキャンなどで収集した情報と文書管理、経理システムなどの各種クラウドサービスを繋ぎ、オフィスのDXを支援します。例えば、複合機と当社のクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」※1を連携することで、以下のような業務効率化を実現します。
-
スキャンデータやファクスデータの取り込み時に、ファイル名の自動付与と自動仕分けが可能。電子化後の作業負担を軽減し、デジタル環境での業務効率化を推進します。
-
業務に必要な情報のデータ化・確認・加工・出力・送信工程において、ワークスペース上で他社クラウドサービス※2との連携が可能。異なるシステム間でのデータの受け渡しや活用をスムーズにします。
フラッグシップモデルとなる「Apeos C7071」シリーズ※3は、オフィスのセンターマシンとして業務遂行の中核となる複合機です。印刷速度70枚/分から25枚/分までの計6商品をラインアップしており、高速・中速機となる「Apeos C7071 」など※4では、1パス両面自動読み取りで毎分270ページの高速スキャンが可能です。業種業務を問わず、さまざまなオフィス環境で紙文書の電子化をスムーズに行えます。また、中速・低速機となる「Apeos C5571」など※5では、毎分160ページの1パス両面自動読み取りに加え、名刺やレシートサイズの用紙を連続で自動読み込み可能なスキャナーを搭載し、社内での情報共有や経費処理作業などを効率的に行えます。さらに、「Apeos C7071」シリーズ※6では、出力時に針なしステープル機能※7やZ折り・三つ折り※8などの多彩な後処理工程にも対応します。
「Apeos C3067」と「Apeos C3061」シリーズ※9は、コンパクト性を追求した中小企業向けの複合機です。手差しトレイや用紙搬送経路を見直すことで、本体幅を従来機※10よりも13mm低減し、小規模オフィスにも設置可能なコンパクトなマシンサイズを実現しました。加えて、用紙対応力も強化し、52g/m2の薄紙から300g/m2までの厚紙、販促物などの内製化に便利な297×1,200mmの長尺出力※11が可能です。
また、従来機※10に搭載されたトナーより更に定着温度を15℃低減した業界トップクラス※12の低温定着トナーを新たに採用。トナーを紙に定着する工程は複合機において最も電力を消費する工程ですが、新トナー採用などにより、TEC値※13の低減やウォームアップタイムの短縮化を実現しました。さらに、将来の再資源化を前提に部品の形状や構成を見直し、分解・清掃・分類しやすい商品設計を新たに取り入れ、気候変動への対応と資源循環の促進に貢献します。
今回新たに商品ラインアップへ追加した「Apeos C3067」は、上位機※5と同等の10.1インチの操作パネルと毎分160ページの1パス両面自動読み取りのスキャナーを採用し、利用頻度が高いスキャン業務の効率化が図れる「業務別らくらくスキャン Light」と、ファクス受信文書の電子化と自動仕分け・転送などを行う「ペーパーレスファクス仕分け」の2つの複合機追加型アプリケーションを標準搭載しました。紙情報の電子化に伴うスキャン方法の設定やデータ保存先の指定、ファイルのリネームなど一連の作業が複合機の操作からワンタッチで完結でき、電子化された情報の活用の幅を拡げ、中小企業における業務効率化への第一歩を支援します。
また、「Apeos C3061」シリーズは、本体のコンパクトさに加えて、コピー、プリント、ファクス、スキャンの基本機能※14を備えています。印刷速度25枚/分の「Apeos C2561」では、1段から4段トレイまでの計3種類のトレイ構成から選択可能です。また、印刷速度20枚/分の「Apeos C2061」では、1段トレイを標準構成としながらも、複合機の設置場所やお客様の使用用途に合わせて自由に組み合わせることが可能です。
【その他の主な商品特長】
1. 3機種共通(「Apeos C7071」シリーズ、「Apeos C3067 」、「Apeos C3061」シリーズ)
-
「リモート操作パネル」にて、複合機の機械管理者としてログインすることで、複合機と同じ操作画面をパソコン上で表示し、遠隔で複合機の操作が可能。複合機の機器管理者が、複合機の設置場所に行かなくても、設定変更ができます。
-
本3機種を含む当社のオフィス向け複合機(Apeos)およびプリンター(ApeosPrint)のライフサイクルにおいて、「ISO/IEC 20243」規格に対応し、第三者認証を取得。「ISO/IEC 20243」規格は、開発、調達、製造、販売、流通、保守、廃棄までの製品のライフサイクル全体を通して、サプライチェーンにおける不正な部品やプログラムの差替え・混入による製品の改ざん、偽造品混入を防止するサプライチェーンセキュリティーの規格です。
2. 「Apeos C7071」シリーズ
-
大容量給紙へ対応。「Apeos C7071 / C6571」は標準で3,700枚、オプションの給紙トレイ※15を装着することにより、最大6,170枚の給紙が可能。「Apeos C5571 / C4571 / C3571 / C2571」は標準で2,510枚、オプションの給紙トレイ※15を含めると最大4,980枚※6の給紙が可能。
-
お知らせライトの点灯により、読み取り原稿や出力用紙の取り忘れを防止。
-
プリントサーバー※16の接続によるカラーマネジメントや各種画質調整で、カタログやリーフレットなどを高画質で出力。データ容量の大きいプリントジョブも高速にRIP※17処理が可能なため、印刷前の処理時間を短縮。さらに再出力のニーズがあるプリントデータをサーバー内に保持し、必要な時に印刷ができるため、多品種・少ロットの印刷に対応。在庫を持たずに、迅速にオンデマンドでの再出力が可能。
3. 「Apeos C3067 」
-
「標準トレイ1」から封筒・はがき・小サイズ非定形用紙の出力が可能。
-
フロントカバーやトレイなどのパーツに、再生プラスチック材を使用※18。
-
10.1インチの操作パネルを採用。
4. 「Apeos C3061」シリーズ
-
「標準トレイ1」から封筒・はがき・小サイズ非定形用紙の出力が可能。
-
フロントカバーやトレイなどのパーツに、再生プラスチック材を使用※18。
-
7インチの操作パネルを採用。
※1:既存システムや業務プロセスを1つのプラットフォームで繋いで、ワンストップでDXやデジタル化を支援するクラウドサービス。FUJIFILM IWproは、富士フイルム株式会社の商標または登録商標です
※2:連携クラウドサービス は以下URLにてご確認ください
https://www.fujifilm.com/fb/product/software/fbiwpro/spec#fix
※3:Apeos C7071 / C6571 / C5571 / C4571 / C3571 / C2571
※4:Apeos C7071 / C6571 / C5571(Model-PFS-C) / C4571(Model-PFS-C)
※5:Apeos C5571 (Model-PFS / Model-PFS-2TS) / C4571(Model-PFS)/ C3571 (Model-PFS) / C2571 (Model-PFS)
※6:Apeos C5571 (Model-PFS-2TS)を除く
※7:フィニッシャーB5、フィニッシャーC5、中とじフィニッシャーC5(オプション)
※8:フィニッシャーC4/フィニッシャーC5/中とじフィニッシャーC4/中とじフィニッシャーC5のいずれか、紙折りユニットCD3(オプション)
※9:Apeos C3061 / C2561 / C2061
※10:Apeos C2360 / C2060 シリーズ
※11:手差しトレイ使用時
※12:A3レーザー複合機におけるトナーの定着温度。2024年7月現在(当社調べ)
※13:Apeos C3067 : 0.33kWh、Apeos C3061:0.32kWh 、Apeos C2561: 0.26kWh、 Apeos C2061:0.22kWh
※14:Apeos C2061 (Model-P-1T)はコピー・プリント機能搭載
※15:大容量給紙トレイB1(オプション)
※16:GP Controller N01(オプション)
※17:Raster Image Processorの略。各種アプリケーションで作成されたデジタルデータを印刷に適した形に変換するプロセス
※18:自動両面原稿送り装置、4トレイ構成時。装置全体のプラスチックのうち、再生材の重量比が15 %
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像