アクセシブル・ツーリズム研修開催
~ 東南アジアの観光従事者が日本のユニバーサル観光について学ぶ ~
国際機関日本アセアンセンター(東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1階 事務総長:藤田正孝)は、ASEAN[1]加盟国のうち5カ国から官民双方の管理職レベルの観光従事者を招聘し、日本の観光市場の現状と日本の観光産業界がどのようにアクセシブル・ツーリズム(ユニバーサル観光)に対応しているかを学ぶ研修を、東京と三重県で、10月15日から10月21日まで実施しました。センターでは、2016年度にブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス及びマレーシアを対象に本研修を行い、今回はミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ及びベトナムを対象に実施しました。
本研修は、ASEAN諸国におけるアクセシブル・ツーリズムの環境改善とツアー商品の開発のため、日本のバリアフリー化を推進する取り組みについて学ぶことを目的としています。参加者に、観光地でのアクセシブル環境を向上させることの重要性に対し認識を深めてもらうことで、ASEAN諸国が様々なニーズを求める観光客の誘致に備えることを目指します。
5日間の研修の中で、参加者は、アクセシブル・ツーリズムの概要に関する専門家による講義や関連ツアー商品の紹介を受けるとともに、ケーススタディとして、観光施設のバリアフリー対応なども視察しました。また、研修終了後に行われたアンケート調査では、アクセシブル・ツーリズムに関する新たな知識を習得し、研修で得たアイディアを自国で応用したい旨、参加者からコメントが寄せられました。
センターでは、今回の研修内容をより多くのASEAN諸国の観光従事者と共有するため、2018年2月にフィリピンのマニラでフォローアップセミナーを実施予定です。センターはアクセシブル・ツーリズムを始め、日本の先進的な事例を活用しつつASEAN諸国の観光従事者への人材育成事業を継続し、ASEAN地域における持続可能な観光開発を推進します。
[1] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は6億3千万人を超える。
<<研修の実施概要>>
■期 間: 2017年10 月15 日~21日
■ 場 所: 東京、三重県鳥羽市
■ 参加人数: 13名
■主な内容:
【1日目・講義】
日本のアウトバウンド市場の傾向、アクセシブル・ツーリズム概要、日本のバリアフリー環境、バリアフリー化の推進、旅行会社の取り組み
【2日目】
午前 各国によるアクセシブル・ツーリズムに関するプレゼンテーション
午後 TOTOテクニカルセンター視察、鳥羽に移動
【3日目】
観光に関する国際シンポジウムに出席
【4日目】
午前 観光施設のバリアフリー対応視察
午後 バリアフリー対応の宿泊施設視察、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターによる講義
【5日目】
午前 鳥羽駅およびその周辺視察、グループディスカッション、まとめ
<<国際機関日本アセアンセンター>>
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。
貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL:http://www.asean.or.jp/ja/
<<本リリースについてのお問合せ先>>
国際機関日本アセアンセンター 観光交流部
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
電話:03-5402-8008
Fax:03-5402-8009
e-mail: info_to@asean.or.jp
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