CCC躍進の秘密がここに。『増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉』(CCCメディアハウス)刊行!
いま業容拡大でとみに注目されているCCC社長が、社員向けに10年間ブログで書き連ねてきた、仕事論、組織論、そして経営理念を初公開しました。新しいライフスタイルを提案し続けるトップは、どんな言葉で社員を戒め、鼓舞してきたのか。率直にしてリアルな成長の記録です。
禅語にいう「日々是好日(にちにちこれこうにち)」の歩みを続けるCCC社長増田宗昭。いいことも悪いこともすべて明日への糧へと昇華します。そんな日々考えていたこと、気づいたこと、知らせたいことを、社員向けに10年間ブログを書き続けました。その膨大なコンテンツから厳選し、「経営哲学」「組織論」「価値観」「心象風景」の4カテゴリーに集約、再構成したのが本書です。
たとえば、こんな一節があります。増田社長は枚方でTSUTAYA1号店を立ち上げ、その成功をもとに2号店を出店しました。2号店はほどなくして失敗しますが、それは1号店の成功体験に引きずられ、マーケティングを怠ったツケでした。そんな自らの失敗談を明かしながらも、それを教訓に社員への戒めとしました。
一方では、社員におまえもやってみろといわんばかりに成功体験も語り鼓舞します。また社員が理解不能な、あるいは不思議と感じる、自らの行動や態度の解説もあります。「バッドニュースファーストはなぜか」「顧客のいうことを聞くな」「増田が毎日ジーパンな訳」「増田が二子玉川まで走る訳」「すぐ、って増田が言う訳」など。少し種明かしをすると、バッドニュースは知っていれば、知ったその瞬間から対処法を考えられるが、後回しにされるとその時間が無駄に流れてしまいます。もうひとつ。顧客のいうことをいわれるがままに実行するのは容易です。でもそれはベストではないかもしれない。自分の中で咀嚼して顧客にとって最善と思われる再提案をするべきです。
ほかにも増田社長が常々口にする「CCCはライフスタイル提案をする企画会社」、それを具現化するための「企画」の章や、増田社長の家族愛にあふれたエピソードが綴られている「心象風景」の章があります。全編を通じて増田社長の人となり、考え方、行動指針、CCCの土台をなすあらゆるものが詰まっており、CCCグループ全体にこれからも継承されていく増田イズムが横溢しています。
■目次
第1章 経営哲学
お客さんの気分になる方法/成長の本質/蔦屋書店1号店の想い出/他社の評価と、自己評価/2号店は失敗する、というセオリーと、代官山/儲かる仕事って…/直感力/ほか
第2章 組織論
7人乗りのボート/成長の副作用~ピーターの出現/考える集団と、考えない集団/人を動かす/銀行強盗と、報酬制度/ほか
第3章 企画
カンヌ映画祭とケインズ/企画力の源泉/すぐ、って増田が言う訳/Tカードの営業で増田が受けた単純な質問/増田が二子玉川まで走る訳/ほか
第4章 価値観
信用?/エレベーターに載った5人の社長/増田が、毎日ジーパンな訳/いいとか、悪いとか。キレイとか、キレイじゃないとか。/バッドニュースファースト/ほか
第5章 心象風景
忙しい、ということ/違和感の意味/メディアはメッセージ/神が与えし創造力/人の行動は、つもりの集積/増田の最近の口癖/自分が持つべき、自分の物差し/ほか
■著者 増田宗昭(ますだ・むねあき)
1951年生まれ、大阪府枚方市出身。全国に1400店以上を数えるTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)代表取締役社長兼CEO。同志社大学を卒業後、株式会社鈴屋に入社。軽井沢ベルコモンズの開発などに携わった後、同社を退社。1983年に「蔦屋書店 枚方店」をオープンし、1985年にCCCを設立。2003年には、共通ポイントサービス「Tポイント」をスタートさせ、その会員数を4918万(2014年7月末現在)までに拡大させた。2011年には「代官山 蔦屋書店」、「代官山T-SITE」を東京都渋谷区にオープン。さらに佐賀県武雄市では「代官山 蔦屋書店」のコンセプトを導入した「武雄市図書館」の運営を2013年に開始。開館13ヵ月で入館者が100万人を突破するなど大きな話題を呼んだ。こうした様々な企画を仕掛ける増田は、いま日本で最も注目を集める企業経営者の一人である。
■仕様
B5変型判・コデックス装/432ページ/オールカラー
詳細はこちら→http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2038/
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