スカイスキャナー、「APACトラベルトレンド2020」レポートを発表

海外旅行の伸び率1位は大邱、インバウンドでは香川県高松が急成長

国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスを提供するスカイスキャナージャパン株式会社(本社:東京都千代田区 https://www.skyscanner.jp/ )は、本日、アジア太平洋地域の7つの国・地域の年間の旅行動向をまとめたレポート「APACトラベルトレンド2020」を発表しました。
  同レポートは、インド・オーストラリア・韓国・シンガポール・台湾・日本・香港を対象に、直近1年間の航空券検索データなどを分析し、2020年の旅行トレンドを予測するものです。

  同レポートのうち、日本発航空券の予約(*1)件数が多い順に目的地をランキングした「日本の旅行者に人気の旅行先トップ5」では、昨年に引き続きソウル・バンコク・台北が上位3位でした。ハノイとマニラのランクインにより、5~6時間以内の短距離フライトでアクセスできる「安くて近い」アジアの都市がトップ5を占める結果になりました。

  予約件数の伸び率の高い都市を集めた「日本の旅行者に人気上昇中の旅行先トップ」では、2019年のゴールデンウイークや夏休みの伸び率ランキングでも1位だった大邱が、+84%(約1.8倍)と大幅な伸びを見せました。2018年10月のチェジュ航空による東京(成田)−大邱線就航などが貢献しているとみられます。2位のウラジオストクも、昨年版の同レポートに続き人気急上昇の旅行先に入っており、2017年のビザ緩和以降、“日本から一番近いヨーロッパ”として順調に予約が伸びています。2020年2月には、JALが日本の航空会社として初めて東京(成田)-ウラジオストク線に就航を予定しており、さらに注目を集めることが予想されます。

  +70%(約1.7倍)で3位となったのは、APAC全体でも伸び率+45%だったハンガリーの首都・ブダペスト。“ドナウの真珠”と称される美しい街で、一部は世界文化遺産に登録されています。4位は、日本人旅行者にとって長く定番の旅行先であり続けているグアム。チェジュ航空の大阪(関西)線就航や各社のチャーター便増加などに伴い、利用可能な座席数が増え、再び盛り上がりを見せています。5位のモントリオールでは、2018年6月、エアカナダが日本と同地を結ぶ初の定期便として東京(成田)線を開始したことが、予約増加をけん引したとみられます。

  なおAPAC全体をみると、ベトナムのフーコック島(前年同期比+360%)やニャチャン(+105%)、フィリピン・ボラカイ島の玄関口であるカリボ(+100%)など、ビーチリゾートを楽しめる旅行先が高い伸び率を見せるなか、香川県の高松が+84%と大きく伸びました。

*1: 「予約」とは、スカイスキャナーで検索後、航空券を販売する提携先サイトに遷移することを指す。
 

  また同レポートでは、それぞれの国・地域で直近1年間の航空券の平均価格が前年を大きく下回った旅行先を「ベストバリュー・デスティネーション」として紹介。日本向けには、上記の5カ所をピックアップしています。ブダペストとウラジオストクは予約の伸びも顕著であり、人気が高まっていながら価格の面では比較的行きやすくなっている旅行先として、2020年も注目です。

  カティクランからアクセスできるボラカイ島は、環境保護のため一時閉鎖されていましたが、2018年10月に観光客受け入れを再開。クラビと並んで、熱帯の豊かな自然と美しいビーチを満喫できる場所です。まだあまり知られていないビーチリゾートを訪れてみたい旅行者には、狙い目の旅行先と言えるでしょう。
 

  曜日別の予約傾向をみると、日本で予約件数が多い区間上位10位までを調査した結果、最も多い出発日は金曜日でした。同レポートでは、「ベストデイ・トゥ・フライ」として、最も予約が集中する曜日と最も航空券が安い曜日の価格差が大きい区間を紹介。人気のある出発日を避けて安い日を選択することで、どの程度航空券の費用を安く抑えられるかの目安としています。日本では上記のとおりで、たとえば東京-釜山間では、火曜日を出発日とすることで23%費用を抑えられるという結果が出ています。

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「APACトラベルトレンド2020」完全版レポート(英語)ダウンロードはこちら
https://www.skyscanner.jp/news/apac_traveltrends_2020

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スカイスキャナーについて
スカイスキャナーは、航空券・ホテル・レンタカーなどの情報を、世界中の航空会社・旅行会社など約1200社のウェブサイトから横断的に比較検索できるサービスです。世界の利用者数は月間約1億人、アプリのダウンロード数は約1億回に上ります。2003年に英国スコットランドのエディンバラで誕生し、現在は52の国と地域の旅行者へサービスを提供、30言語に対応しています。2016年、Trip.com Groupの一員となりました。
日本語サイト(https://www.skyscanner.jp )やアプリ(https://www.skyscanner.jp/mobile )など日本向けのサービスは、スコットランドに本社を置くスカイスキャナーリミテッドとヤフー株式会社による合弁会社、スカイスキャナージャパン株式会社が運営しています。

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