ホロラボが鹿島のBIMデータを活用した避難シミュレーションのMicrosoft HoloLens 2 版開発を支援
600人超の人流シミュレーション映像を現実空間に重畳。
―鹿島の避難シミュレーションシステムがHoloLens 2 対応に―
ホロラボは、鹿島の開発した「人・熱・煙連成避難シミュレータPSTARS」の研究成果の含まれるUnityプロジェクトを継承し、機動力のあるHoloLens 2 上で避難シミュレーションを実行可能とするプロジェクト開発を支援いたしました。
頭部装着型コンピュータであるHoloLens 2 でのシミュレーションが可能になることで、人流の安全設計を必要とする現場に赴き現実の空間とシミュレーション結果の重畳が可能になります。また、アプリ内でBIMデータとシミュレーション結果の差し替えを可能にしたことで、施工ステップごとの人流の把握が容易に行えるようになりました。
火災時の高度な避難シミュレータ「人・熱・煙連成避難シミュレータ PSTARS」システム概要
2014/07/30のプレスリリース(https://www.kajima.co.jp/news/press/201407/30a1-j.htm)
HoloLens 2 対応による利点
・頭部装着型コンピュータのため、シミュレーションシステムの確認がモニターやVRのような閉ざされた空間のみならず、実際の施設で実寸での表示により実施することが可能になった。
・機動性の高いHoloLens 2 を用い実際の施設でシミュレーションを実施することで、移動の距離感などが臨場感を持って体験できるようになった。
・現実には起きてほしくない事象を現実の空間に重畳することで、より精密なイメージにてシミュレーションを補正可能になった。
・シミュレーションシステムでは、細かいパラメータの指定が可能。例えば、男女別や年齢別などのモデル出現率を指定できる機能の他に、老人や子供、車いすなどのデータに合わせたモデル差替え機能も搭載しており、シミュレーション結果をより正しく表現できる。
もともと優れたシミュレーションシステムであった「PSTARS」がHoloLens 2に対応したことによって、機動性と利便性が追加されました。
日本マイクロソフトは、鹿島建設様が火災時の避難シミュレーションシステム 「人・熱・煙 連成避難シミュレータ PSTARS」をホロラボ様と共にMixed Reality化し、HoloLens 2を通じて、実際の施工現場でより臨場感のある火災時の状況や人流の可視化ができるようにシステムを拡張したことを心より歓迎いたします。特に、BIMデータと連携しデジタルデータと現実空間を融合することによって、関係者間の意思疎通をサポートし、よりリアルで実践的かつ迅速な防災対策の検討が可能になると期待しております。今後も日本マイクロソフトは、Mixed Reality技術とホロラボ様との強力な連携を通じて、現場業務のデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。
日本マイクロソフト株式会社
Mixed Realityグローバルセールス アジア・パートナーリード
村中 徹
1840年(天保11年)の創業の日本の大手総合建設会社。コーポレートスローガンは「100年をつくる会社」。
正式名:鹿島建設株式会社(KAJIMA CORPORATION)
所在地:〒107-8388 東京都港区元赤坂1-3-1
資本金: 814億円余
代表者:天野 裕正 (代表取締役社長)
設立日:1930年(昭和5年)
ウェブ:https://www.kajima.co.jp/
株式会社ホロラボについて
株式会社ホロラボは、2017年1月18日(マイクロソフトの「HoloLens」の日本での提供開始日)に設立された研究開発型の企業です。「Mixed Reality」に代表される最新技術をいち早く使いこなし、より多くの人たちが体験できるよう、調査研究、システム・アプリケーション開発、啓発活動を行っていま す。
2017年11月8日にMicrosoft Mixed Reality パートナープログラム認定を取得し、2021年9月時点で最上級のGOLDパートナーの認定を受けています。
詳細はこちら(https://hololab.co.jp)をご覧ください。
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