紛争下のガザ地区で人道支援を行う医師が、現地の人々の状況と、命を救う医療支援などを報告

~本年10月より新たに開始。”パレスチナ・ガザ病院支援”事業~

日本赤十字社(以下、日赤)は、パレスチナ赤新月社(以下、PRCS)との2か国間事業として、今年10月からパレスチナ暫定自治区ガザ地区にある2つのPRCS病院(アルクッズ病院、アルアマル病院)に対する支援を開始し、医師や看護師を派遣しています。この度、第一陣として派遣された大阪赤十字病院 渡瀨淳一郎(わたせ・じゅんいちろう)医師の帰国に合わせて報告会を開催します。
今回の報告会では、事業の概要や活動する上での難しさ、現地の人々の生の声をお伝えします。
【お話しできるポイント】
・病院支援活動の内容(病院が抱えている課題、支援内容について)
・パレスチナのガザ地区の状況
・不安定な状況下でどのような医療が行われているか
・危険な地域で人道支援を行う意義・ガザ地区で暮らす人々の生の声、エピソード

ガザ地区には1948年に多数のパレスチナ難民が戦禍を逃れて流入してきました。その後、パレスチナ暫定自治区となりましたが、2007年以降、ガザ地区が封鎖され、住民の地区外への厳しい移動制限がとられています。

渡瀨医師の派遣中にも、3日間に及ぶロケット弾の応酬により数十名のガザ市民が命を失いました。このような状況下で、ガザ地区の医療施設は非常に重要な役割を担っています。

しかし、ガザ地区の医師や看護師は、同地区から出る許可の取得が非常に難しいため、知識や技術を向上する機会が少ない状況です。日赤の支援は、資機材の提供よりも、医療スタッフへの技術協力を通じた診療の質の改善を目的としています。

 救急医療分野の共通診療プロトコールの開発や重症患者に対する診療手技、看護ケアの改善などが必要なため、日赤は今年10月から2021年9月までの2年間、支援を行っています。パートナーのPRCSと協調しつつ、事業後の確固たる継続性をもたらすことを目標に進めていく予定です。

 

アルクッズ病院の救急病棟アルクッズ病院の救急病棟

【登壇者プロフィール】
渡瀨 淳一郎(わたせ  じゅんいちろう)
1966年11月16日(53歳)
救急医。外科医。

現職(2014 年~)
大阪赤十字病院 国際医療救援部副部長・救急科部副部長。

経歴
・学歴:大阪大学医学部卒業(1993年)
・職歴:大阪大学病院、済生会富田林病院、大阪府立羽曳野病院、兵庫県立西宮病院、大阪府立中河内救命救急センター、大阪警察病院

派遣歴
・海外:
2015年1月~5月 ウガンダでの救命救急支援
2015年11月~2016年1月 南スーダンでの戦傷外科支援
2017年2月~3月 イラク・アルビールでの戦傷外科支援
2017年8月~10月 イラク・モスルでの戦傷外科支援
2018年12月~2019年2月 レバノンにおける救命救急科支援

・国内:
2011年4月 東日本大震災におけるDMAT活動
2017年4月 熊本地震における赤十字救護班活動
2018年8月 西日本豪雨災害における岡山県真備町での赤十字救護班活動


 ※上記報告会後、14:30~15:00に赤十字国際委員会(ICRC)南スーダンに派遣されていた高尾亮(たかお・りょう)医師の報告会もございます。
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