アプティブ、TPGからインテリジェントエッジ ソフトウェアソリューションのリーディングプロバイダーであるウインドリバーの買収を発表

ウインドリバー株式会社

複数業界向けのミッションクリティカルなソフトウェアで独自の地位を構築
アプティブのインテリジェントな変革を継続し、エッジに対応したソフトウェア定義型の未来へ
1月11日午前8時(米国東部標準時間)にオンライン説明会を開催
2022年1月11日 — ダブリン、カリフォルニア州アラメダ発 — モビリティをより安全に、より環境に優しく、よりコネクテッドなものにすることに注力しているグローバルテクノロジー企業、 Aptiv PLC(NYSE: APTV、以下アプティブ)は本日、オルタナティブ投資会社TPGのグローバルプライベートエクイティプラットフォーム、TPGキャピタルからウインドリバーを43億ドルの現金で買収することに合意したと発表しました。


ウインドリバーは、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーダーです。ウインドリバーのソフトウェアは、世界中で1,700以上の顧客の20億台を超えるエッジデバイスで採用されており、ミッションクリティカルなインテリジェントシステムのセキュアな開発、デプロイ、運用、サービスを実現します。ウインドリバーのエッジからクラウドをカバーするソフトウェアポートフォリオは、航空宇宙・防衛、通信、産業機器、自動車業界にまたがっており、エッジからクラウドまでのユースケースに対応した、製品のフルライフサイクル管理を可能にする、汎用性の高い包括的なクラウドネイティブなインテリジェントシステム向けソフトウェアプラットフォームであるWind River Studio(*1)が中心となっています。ウインドリバーの2021年の売上高は、約4億ドルでした。

アプティブの社長兼CEO、ケビン・クラークは次のように述べています。「自動車業界は、過去100年で最大の変革期を迎えており、コネクテッドなソフトウェア・デファインド・ビークルが、より広範なインテリジェントエコシステムの重要な要素になりつつあります。この機会を十分に生かすためには、ソフトウェアの開発期間を短縮し、シームレスに展開し、データに基づく洞察力を活かして、車両のライフサイクル全体を通して最適化をおこなえる包括的なソリューションが必要です。これらと同様のニーズが、複数のマーケットでインテリジェントエッジの成長を促進しています。当社は、アプティブとウインドリバー両社のテクノロジーの相乗効果によって、セーフティクリティカルなシステムを提供してきた数十年の経験をもとに、自動車産業のソフトウェア・デファインドな未来の実現を加速させていきます。さらに、ウインドリバーがサービスを提供している複数の業界における競争力をさらに強化することを約束します。より安全で、より環境に優しく、よりコネクテッドな世界を開発し続ける中で、世界クラスのウインドリバーチームをアプティブファミリーに迎えることを楽しみにしています」

ウインドリバーのプレジデント兼CEOであるケビン・ダラスは、次のように述べています。「ウインドリバーは、最高レベルのセキュリティ、安全性、信頼性、パフォーマンスを提供するクラウドネイティブなインテリジェントエッジソフトウェアの世界的リーダーとしての地位を確立しています。ウインドリバーの業界をリードするソフトウェア、顧客ベース、人材をアプティブの補完的なテクノロジー、グローバルリソース、事業規模と組み合わせることで、新しいマシンエコノミーに関するビジョンを実現してまいります。アプティブと共に、我々はクラス最高のインテリジェントシステムソフトウェアを通じて、あらゆる業界のお客様のデジタルトランスフォーメーションを加速します。アプティブのチームとともに、さらなる高みを目指し、お客さまとパートナーにより一層の成長機会を提供してまいります」

TPGキャピタルの共同経営パートナー、ネハル・ラージとプリンシパル、アート・ハイドリヒは次のように述べています。「ケビン・ダラスをはじめとする経営陣とパートナーシップを組み、ウインドリバーをインテリジェントシステム市場のリーダーへと成長させることができたことを光栄に思います。ウインドリバーがサービスを提供するミッションクリティカルな業界は急速にデジタル化が進んでいます。企業がデータを活用してより良い迅速な意思決定を可能にする革新的なソフトウェアソリューションを採用することで、大きなチャンスが生まれるでしょう。ウインドリバーとアプティブが共同でどのようなことを成し遂げるか期待しています」

今回の買収によりアプティブ(*2)は、ウインドリバーの世界クラスのチームと先進のインテリジェントシステムソフトウェアプラットフォームという組み合わせを活用して、ソフトウェア・デファインド・モビリティの大きなビジネスチャンスに対応し、複数の高付加価値産業に進出することが可能になります。特にコンピューティングと処理がエッジに近づき、自動車を含むコネクテッドデバイスが複雑化し、機能が拡大していく中で、この組み合わせは複数のエンドユースのイノベーションとアプリケーションを可能にします。アプティブは、Wind River Studioとそれを補完するSVA™ platform(*3)および自動車に関する専門知識を組み合わせることで、自動車用ソフトウェアソリューションにおける同社の地位を向上し、自動車顧客にフルビークルソフトウェアアーキテクチャへのより迅速かつ経済的な道を提供します。ケビン・ダラスが率いるウインドリバーは、アプティブのAdvanced Safety&User Experience(AS&UX)セグメント配下で独立した事業として運営を継続します。

資金調達と取引条件
アプティブは、現金と負債の組み合わせによって本買収の資金を調達します。買収は2022年半ばに完了する予定です。該当する規制当局の承認を受けるなど、慣習的な条件が適用されます。

オンライン説明会とウェブキャスト
アプティブは、本日午前8時(米国東部標準時)に今回の買収についてのオンライン説明会を開催します。800.239.9838(米国)または+1.323.794.2551(国際)にダイヤルするか、ir.aptiv.comのWebキャストからアクセスできます。会議ID番号は7662806です。スライドプレゼンテーションは、準備された発言に付随し、当社Webサイトの投資家向けセクションに掲載されます。オンライン説明会の2時間後にリプレイが利用可能になります。

アドバイザー
アプティブの専属ファイナンシャルアドバイザーをGoldman Sachs&Co. LLCが、法律顧問をPaul、Weiss、Rifkind、Wharton&Garrison LLPとCovington&Burling LLPが務めています。ウインドリバーの専属ファイナンシャルアドバイザーをMorgan Stanley&Co. LLCが、法律顧問をRopes&Gray LLPが務めています。

アプティブについて
アプティブは、より安全で、より環境に優しく、よりコネクテッドなソリューションを開発し、より持続可能なモビリティの未来を実現するグローバルテクノロジー企業です。18万人以上の従業員が世界中の顧客にサービスを提供するために戦略的に配置されており、ソフトウェア定義型の電気自動車への移行を加速するスケーラブルでインテリジェントなプラットフォームにより、業界で最も困難な課題を解決しています。同社独自の車両の”脳と神経系”をつなぐソリューションポートフォリオとサステナビリティへの取り組みの詳細についてはhttps://www.aptiv.com/をご覧ください。

ウインドリバーについて
ウインドリバーは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステム向けのソフトウェアを提供する世界的なリーダーです。40年にわたり、イノベーターかつパイオニアとして、最高レベルのセキュリティ、安全性、信頼性を必要とする何十億台ものデバイスやシステムを動かしています。 ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、自動車、航空宇宙・防衛、産業機器、医療機器、通信・ネットワークなどのあらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。同社は、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムによって支えられる、包括的なポートフォリオを提供しています。詳細については、www.windriver.com をご覧ください。

TPGについて
TPGは、1992年にサンフランシスコで設立された世界有数のオルタナティブ投資会社です。1,090億ドルの投資・運用資産を有し、世界12カ所に運用チームを擁しています。TPGは、キャピタル、グロース、インパクト、リアルエステート、マーケットソリューションの5つのマルチプロダクトプラットフォームに投資しており、コラボレーション、イノベーション、インクルージョンを原動力とした独自の戦略を推進しています。TPGのチームは、製品とセクターに関する深い経験、幅広い能力、専門知識を組み合わせて、差別化された洞察を展開し、ファンド投資家、投資先企業、経営陣、およびコミュニティに付加価値を提供します。詳細については、www.tpg.com またはTwitterの@TPGをご覧ください。

将来の見通しに関する記述について
本プレスリリースおよびAptiv PLC(以下「当社」)が発表したその他の記述には、ウインドリバーの買収提案による潜在的影響を含め、現在の事象、特定の投資および買収、業績に関する当社の現在の見解を反映した将来の見通しに関する記述が含まれています。このような将来の見通しに関する記述は、当社の事業および事業環境に関連する多くのリスク、不確実性、および要因の影響を受けるため、当社の実際の業績が将来の見通しと大きく異なる結果となる可能性があります。将来の営業、財務、業績、または当社の戦略や期待に関するすべての記述は、将来の見通しに関する記述です。実際の業績がこれらの将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性がある要因には、以下が含まれますが、これらに限定されません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによってもたらされる不確実性と、その将来の経過および世界経済と当社の将来の事業への影響を予測することの難しさ。金利および為替レートの変動。世界の自動車販売と生産の周期的な性質。現在の半導体供給不足を含む、当社の製品に不可欠な原材料およびその他の材料の供給における潜在的な混乱および競争環境の変化。当社の事業にとって重要な契約を維持する能力。米国・メキシコ・カナダ協定などの有益な自由貿易法および規制に対する変更の可能性。最近の取引の期待される利益を統合して実現する会社の能力。主要な幹部を引き付け、動機付け、および/または維持する会社の能力。当社の組合員または主要顧客の従業員によるストライキ、または部分的な業務停止や操業停止を回避または継続する能力。顧客を引き付け、維持する当社の能力。その他の要因については、米国証券取引委員会に提出した書類の「リスク要因」および「財務状況および業績に関する経営陣の考察および分析」の項で説明されています。新たなリスクや不確実性は随時発生するものであり、これらの事象やそれらが当社にどのような影響を与える可能性があるかを予測することは不可能です。普通株式の価格とそれらからの収入は上下する可能性があることをご承知おきください。当社は、法律で義務付けられている場合を除き、新しい情報、将来の出来事、および/またはその他の結果として、将来の見通しに関する記述を更新または改訂する意図や義務を負いません。

*1:https://www.windriver.com/studio
*2:https://www.aptiv.com/
*3:https://www.aptiv.com/en/solutions/smart-vehicle-architecture
 
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Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。

※本プレスリリースは2022年1月11日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/news-20220111  

アプティブ投資家向け連絡先:
Victoria Apostolakos
+1.917.994.3926
victoria.apostolakos@aptiv.com

アプティブメディアの連絡先:
Sarah McKinney
+1.857.338.6021
sarah.mckinney@aptiv.com

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会社概要

ウインドリバー株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話番号
03-5778-6001
代表者名
中田 知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年09月