車の寄付を通して社会をよくする組織「クルマ寄付パートナー」始動|災害・生活困窮に必要な車の支援を支える、企業・団体・自治体募集!
「支援が必要な全ての方へクルマを届ける仕組みを築く」取組みがスタート。記者会見を開催しました。

一般社団法人日本カーシェアリング協会(本部:宮城県石巻市/代表理事:吉澤武彦)は、2025年7月15日、「支援が必要な全ての方へクルマを届ける仕組みを築く」ために、「クルマ寄付パートナー」を発表しました。
発足にあたり、過去に協会が車の寄付を受けたことのある組織へ先行してご案内し、スタートアップ時点で25社もの企業・団体にご登録いただきました。
そして、当日は発表に伴い、記者会見を実施。登録団体のうち8社が記者会見にオンラインでご参加いただきました。
◆「車の寄付で支援を行う」日本カーシェアリング協会とは
東日本大震災をきっかけに宮城県石巻市で活動を開始した「寄付で集めた車」を活用した支援活動を行う非営利組織です。寄付で集めた約600台の車を活用して、災害時の無償レンタカーや生活困窮者・NPO向けの低額のカーリース、地域コミュニティで車をシェアして助け合いを行う地域づくりの支援を行っています。また、活用が難しい車(車検切れ・状態が良くない・年式が古い等)はパーツや資源としてリサイクルすることで資金を作り、支援事業の活動財源として活用しています。
◆創設の背景
災害で車を失った方々、生活困窮、公共交通が途絶えた地域―日本には「車」の支援が必要な方々がたくさんいます。しかし、活用する車も、リサイクルして財源を確保するための車(車検切れや状態がよくなく活用が難しい車等)も支援に必要な台数を集めることができず車が不足している状況にあります。
私たちは、「支援が必要な全ての方へクルマを届ける仕組みを築く」ために「クルマの寄付パートナー」を創設しました。
◆クルマ寄付パートナーとは
所有する車両を、売却や廃車ではなく「寄付」を選択肢したり、取り扱い車両の一部を社会貢献の一環として「寄付」をする、車の寄付を通して社会をよくする企業・団体・自治体です。
例えば、営業車の入替え時に旧車両を寄付する、リースアップ車両や下取り車両の一定割合を寄付するなど、各組織のペースでご参加いただけます。
パートナーが増えることで、支援に必要な車が集まる仕組みが社会に築かれます。
◆3つのパートナー種別と特典
・リーディングパートナー(累計10台以上の車両寄付)
取り組みを主導(リード)していただくパートナーです。
特典: 協会HPに社名とロゴを掲載、認定ピンバッジ・認定証・ステッカー贈呈
・アクティブパートナー(1台以上の車両寄付)
取り組みを実践していただくパートナーです。
特典: 協会HPに社名を掲載、認定ピンバッジ・認定証・ステッカー贈呈
・イイネ!パートナー(車両寄付の経験がなくても賛同のみでOK)
取り組みに共感し、賛同いただくパートナーです。
特典: 協会HPへ社名を掲載、登録証贈呈
<クルマ寄付パートナーの詳細はこちら>
https://www.japan-csa.org/benefaction/cardonation.php
◆特典のオリジナルグッズを紹介




◆車の寄付のかたちは2つ。どちらも社会の力になります。
〇活用寄付 ※条件は車両の集まり状況や時期により変更する場合があります
災害支援・高齢者の移動支援・生活困窮者向けのリース車両等で活用します。
・車検が6ヶ月以上残っている車両
・車齢が15年以下及び走行距離が15万㌔以下の車両
・安全快適に走行ができる車両
〇リサイクル寄付 ※どんな状態の車でも問題ありません
活用寄付の条件に当てはまらない車や動かない車等を対象に協会が提携している車専門のリサイクル会社が引取り、「廃車として資源を再利用」または「中古車として適切に流通」します。
その中で算定された価値が協会へ寄付され、活動資金へと変わります。

<車の寄付の詳細はこちら>
https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php
◆プロジェクトアイコン紹介


◆「クルマ寄付パートナー」の詳細はこちら
https://www.japan-csa.org/benefaction/cardonation.php
◆今後の展開
2026年3月までに100社のパートナー登録を目指しています。
個人パートナーの展開も予定しています。
企業・団体・個人の力を合わせて、「寄付者でつくるやさしい未来」をつくっていきます。
◆クルマ寄付パートナー 設立記者会見の開催報告◆
2025年7月15日(火)、発表の記者会見を開催しました。
当日はご登録いただいた25社のうち、8社がオンラインで参加。
支援の必要性や取り組みに対する期待の声が共有されました。
🌸制度紹介:代表理事 吉澤より
当協会 代表理事・吉澤武彦より、制度創設の背景や目的、今後の展望について説明しました。
会見では、「私たちの活動における課題は車と活動資金の不足にあります。支援が必要なすべての方に届けるためにもこの取り組みを始めました。この石巻発の『寄付車でつくるやさしい未来』を目指してしっかり進めていきます」と語りました。

🌸リーディングパートナー(累計10台以上の車の寄付)の皆さまからの声:
株式会社エーモン 専務取締役 堀 清人 様より
「自動車用品を取り扱っている企業として、これまで、なにか車のことでご困りの被災者の方にご支援をさせていただきました。日頃、いつ災害が起こっても素早く対応をされている協会の皆さまへ、何とかこれからも全力でご支援させていただきたいと思っております。」

株式会社オートバックスセブン 広報・IR部 前川 美保 様より
「これまで災害時だけでなく、事前に適格な支援を可能にするための備えとして、平時にも車の寄付を行ってきました。今後もモビリティを通じて、人々の支える企業として、地域社会やパートナーの皆様と連携しながら、取り組んでいきたいと思います。」

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)経営企画部経営企画課 渡邊 敬太 様より
「この制度は企業・団体が自らのリソースを生かして支援の輪を広げる画期的な取り組みと感じております。協会の皆様と連携し、災害に強い社会、誰しも安心安全かつ快適に移動できる社会をともに歩んでいきたいと思っております。」

🌸アクティブパートナー(累計1台以上の車の寄付)の皆さまからも声をいただきました!
石巻信用金庫 地方創生・地域貢献課 課長 三浦 夏美 様より
「東日本大震災の際、金融業務を通じ、地元の復旧をやってきました。その上で、(協会とは)いわゆる同士です。金融機関としての地域社会の貢献も踏まえて、参画させていただきました。」

NPO法人ユートピア若宮 自立生活センター十彩(といろ) 代表 中野 まこ様より
「車が古くなったけど、何かのために活用できないかなと思い寄付先を探していたところ協会の皆様と出会い、何かのお役に立てれば良いなと思い、(リサイクル寄付)で寄付させていただきました。」

ルート産業株式会社 代表取締役 伊藤 和茂 様より
「『車の寄付』というのを周知してもらうことで、活動全体が永続的にできること目指してほしいと思い加盟させていただきました。活動には車が必要。『車の寄付』を知っている人は一部いるけれど、ほとんどの人が知らない。ただし被災したら、車がないと困る。それを皆で相互に助け合うという意味での活動だと思います。」

「支援が必要な全ての方へクルマを届ける仕組みを築く」というテーマのもと、登壇者・参加者がつながる温かい場となりました。

◆記者会見の概要
・開催日時:2025年7月15日(火)10:00~11:00
・場所:石巻市かわまち交流センター(パートナーはオンライン参加)
【参加企業団体一覧】
〇リーディングパートナー:
株式会社エーモン、株式会社オートバックスセブン、一般社団法人日本自動車連盟
〇アクティブパートナー:
石巻信用金庫、東京都中古自動車販売商工組合、豊橋ヤナセ株式会社
特定非営利活動法人ユートピア若宮、ルート産業株式会社
【当日のプログラム】
・登録パートナーの紹介
・代表理事・吉澤武彦よりご挨拶と制度趣旨の説明
・パートナーの皆様よりコメント
・質疑応答
◆登録パートナー 一覧(2025年7月15日時点 敬称略)
登録団体数:25企業・団体
<リーディング(4社)>
・株式会社エーモン
・株式会社オートバックスセブン
・株式会社サンアイク
・一般社団法人日本自動車連盟
<アクティブ(20社)>
・特定非営利活動法人あきた結いネット
・愛知スズキ販売株式会社
・石巻信用金庫
・有限会社後藤モータース
・カイテン株式会社
・シンクロジスティクス株式会社
・有限会社立花板金工業所
・中央精機東北株式会社
・合同会社TFサービス
・東京都中古自動車販売商工組合
・富山県自動車整備振興会富山支部南部分会
・トヨタカローラ愛知株式会社
・トヨタ自動車九州株式会社
・豊橋ヤナセ株式会社
・株式会社ふじかわコーポレーション
・株式会社ブレイン
・有限会社北陸車検
・株式会社みなとモーター
・特定非営利活動法人ユートピア若宮
・ルート産業株式会社
<イイネ!(1社)>
・ユタカ産業株式会社
【お問い合わせ】
一般社団法人 日本カーシェアリング協会
車の寄付推進部(担当:伊東・桝谷)
📞 050-5482-3178(平日 9:00~18:00)
✉️ teikyou@japan-csa.org
🌐 https://www.japan-csa.org/

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