4軸+4ボーリングNC加工機向け AIによるNCプログラム自動生成システム、実験フェーズで有望な成果――開発フェーズへ移行

〜 実験フェーズで自動出力の可能性を確認。本格的なR&Dフェーズへ 〜

株式会社Archaic

CAD AI Agentをはじめとする設計・製造向けAIパッケージを手掛ける株式会社Archaic(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:横山 淳、以下「Archaic」)および中部特殊合板株式会社(本社:愛知県北名古屋市、代表取締役 仲島 正信、以下「中部特殊合板」)は、要件定義・実験フェーズにおいて有望な成果が得られたことを受け、本格的な研究開発(R&D)および開発フェーズへ移行することをお知らせいたします。

 本システムは4軸+4ボーリングNC加工機を対象に、3Dデータ(STEP)の読み込みからNCプログラム生成・加工指示書作成までを同一システム内で完結させるものです。多軸制御特有の複雑な加工工程をAIが自律的に判断し、従来の汎用CAMでは対応が難しかった処理の自動化に取り組んでいます。

■ 背景と開発の目的

 多軸NC加工では、ワーク配置の複雑さから熟練技術者によるプログラム作成に多大な工数がかかることが長年の課題でした。特に4つのワーク(各2個取り)という多軸特有の配置においては、市販のCAMソフトウェアでは経路計算・設定が困難であり、ベテラン技術者の経験と勘に依存した属人的な業務が続いていました。

 本プロジェクトは、こうした「職人技」をAIによってデジタル化し、NC作成工数の大幅削減と品質の安定化を実現することを目的として開始されました。

■ 実験フェーズで確認された成果と可能性

 今回の実験フェーズにおいて、特定の対象ワークで以下の3点を検証・確認しました。

  • 【AI学習の検証完了】本体ユニット右側板(内・外)において、熟練技術者が作成したサンプルNCと同等の精度での出力が可能であることを確認しました。

  • 【一気通貫のシステム化】 3Dデータ(STEP)の読み込みからNC生成・加工指示書の作成までを同一システム内で完結させる基盤の有効性を検証しました。

  • 【AI修正機能の実装・検証】 生成されたプログラムに対しAIが形状や工程を判断し微調整を行う機能を実装・検証。AIチャットによる対話型の修正依頼にも対応することを確認しました。

◆ システム画面構成

 システムは「ワーク設定」「加工部位情報・加工設定・NCデータ」「AIチャット」の3ペイン構成。STEPファイルをアップロードするだけで加工穴一覧・工具設定・NCプログラム・加工指示書を一括生成できます。

▲ システム画面構成(左:ワーク設定 中央:加工設定・NCデータ 右:AIチャット)

◆ 生成されたNCデータ・加工指示書 

▲ 生成されたNCプログラム
▲ 自動生成された加工指示書

■ 技術的特長:多軸・複数ワーク対応

 本システムの最大の特長は、一般的な汎用CAMでは設定が難しかった多軸・複数ワーク配置への対応です。独自のデータ構造最適化により、多軸制御特有のパラメータを考慮した学習モデルを構築。従来の汎用CAMでは属人的な調整を要していた判断をAIに担わせる仕組みを実現しました。

▲ 工具経路の可視化(ワーク1+ワーク2、X+600mm展開表示)

 複数の軸を柔軟に設定し複数ワークへの展開を可能とした本システムは、従来のCAM運用とは異なるアプローチであり、AI活用による新たな製造自動化の形を示すものです。

■ 今後の展望

 実験フェーズで得られた知見をもとに、開発フェーズでは本格的なR&Dとして以下に取り組みます。

  • 【AI学習の深化】 中部特殊合板のハイレベルな加工要件、ならびに多軸機と対象物の組み合わせによる固有の挙動を完全に網羅するため、継続的なデータ蓄積とモデル精度の向上を進めます。

  • 【6軸ATC10ホルダNC加工機向けへの展開】 中部特殊合板にて生産案件数の多い盤面加工への展開を前倒して、顧客毎に異なる複雑な加工要件と6軸ATCのNC加工機に対応するべく、要件定義を進化させます。

  • 【汎用化・実用展開】 さらなる高精度化・汎用化に向け、より多様な加工パターンの追加学習を行い、「職人技」のデジタル化を本格的に推進します。

■ 株式会社Archaicについて

 株式会社Archaicは、CAD AI Agentをはじめとする設計・製造領域向けのAIソリューションを開発・提供しています。3D CADデータの活用や図面業務の自動化・省力化を通じて、製造業の設計・生産プロセスの高度化を支援しています。

  •  【CAD AI Agent】 3D CADデータから設計・加工に関わる処理をAIが支援する、CADに組み込むAIエージェント。

  • 【検図AI Agent】 図面の記載不備やルール逸脱をAIが自動でチェックする検図支援システム。

  • 【図面管理AIシステム】 社内の図面・技術文書をAIで検索・活用できるようにする管理システム。

■ 本件に関するお問い合わせ 

会社名

株式会社Archaic(開発担当)

代表者

代表取締役CEO 横山 淳

所在地

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-22-1 オークラビル5階

URL

https://archaic.co.jp/

事業内容

AI/ソフトウェア/ハードウェア/サーバサイドに関する開発及びコンサルティング事業

連絡先

info@archaic.co.jp

会社名

中部特殊合板株式会社(導入企業)

代表者

代表取締役 仲島 正信

所在地

愛知県北名古屋市鍜治ケ一色西三丁目35番地

事業内容

樹脂・合板・MDFの加工および遊技部品(外枠・盤面・裏箱)の製造・組み立て事業

連絡先

0568-22-2260

本プレスリリースは報道目的の参考資料です。記載内容は実験フェーズにおける開発実績に基づくものです。

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会社概要

株式会社Archaic

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URL
http://archaic.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神宮前1-22-1 オークラビル5階
電話番号
-
代表者名
横山 淳
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2017年11月