ピカリング インターフェース、航空宇宙/車載アプリケーション向けの高速PXIレゾルバ・シミュレーション・モジュールを発表
PXI/PXIeシミュレータ・モジュールの新ファミリは高度なサーボ・システムのテストに適した130,000RPMの高速回転を実現
電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は41-670(PXI)、43-670(PXIe)LVDT、RVDT、レゾルバ・シミュレータ・モジュールを拡張し、最大130,000RPMの高速回転レゾルバ・シミュレーションを追加すると発表しました。車載、航空宇宙、防衛などの重要な産業では高度なサーボ・システムに対する精密かつ信頼性の高いテストの必要性が高まっており、新しいソリューションはこうしたニーズに対応します。

車載、航空機、防衛システムで使用されている最新の制御システムでは信号帯域幅の向上、ノイズの影響低減と動的応答の向上を目的として、最大80kHzの励起周波数を持つ高速レゾルバが使用されており、高速レゾルバ・シミュレーションの重要性が増しています。低速のレゾルバ・シミュレーションでは組込みソフトウェアをテストすると忠実度が低くなり、ソフトウェアのバグを見逃すおそれがあります。
今回モジュールを拡張したことにより、複数のレゾルバ極対のシミュレーションが可能になりました。一般的な電気機械式レゾルバはシミュレーション時の最大回転速度が20kRPMですが、極対数が4の場合はシミュレーション対象の電気的サイクルはその4倍の80,000RPMとなります。
ピカリング インターフェースのシミュレーション・プロダクト・マネージャーの Stephen Jenkinsは「ピカリングの最新レゾルバ・シミュレータ・ファミリはFPGAを用いた近似値を使用せず、基板上に実際のトランスを搭載する方式を採っています」と述べ、さらに「そのため、高解像度の角度シミュレーションで現実世界に近いアナログ信号を高解像度で出力し、最高速度においても安定した性能を維持します」と語りました。
41-670(PXI)と43-670(PXIe)のシリーズは、直線型(LVDT)、回転型(RVDT)の可変差動トランス(VDT)に加え、最大130,000RPMの高速回転シミュレーションに対応したレゾルバのシミュレーションにも最適です。新製品には2バンク構成(41/43-670-303)と4バンク構成(41/43-670-301)があり、どちらも5線または6線式のVDTまたはレゾルバ1台分の出力、もしくは励起信号を共有する4線式デュアル構成の出力をシミュレーションすることが可能です。そのため、モジュールは最大4チャンネルの5線式または6線式、あるいは8線式をシミュレーションできます。
チャンネル密度の高いPXIモジュールの設計により、省スペースで複数のレゾルバ・チャンネルのテストが可能です。また、41/43-670は内蔵リレーを追加すると、各チャンネルの入出力向けにショートまたはオープンを設定できるため、障害挿入要件対応のための外部スイッチングが不要になります。プログラム可能な位相遅延は、不完全なセンサやケーブル配線をシミュレーションし、単一または複数の出力を人為的にオフセットすることもできます。
ピカリング インターフェースでは製品に対して標準の3年保証と長期製品サポートを実施しています。価格、供給、問い合わせ先についてはウェブサイト( https://www.pickeringtest.com/ja-jp/ )をご覧ください。
Design, Deploy & Sustain Your Automated Test System
ピカリングインターフェースについて
ピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。
ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。日本では、アンドールシステムサポート株式会社( https://www.andor.jp/ )がピカリング インターフェースの総代理店となっています。
現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、https://www.pickeringtest.com/ja-jp/ をご覧ください。
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