ロシュ・ダイアグノスティックス、健康と臨床検査に関するグローバル調査を実施

日本人の約6割、病気の早期発見のために臨床検査は重要と認識

定期検診など「全ての検査を受診」した日本人は61%で、11か国中トップも「多忙」や「コロナ不安」が理由で検査を見送る人は他国より高い傾向
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、ロシュ本社が実施した健康と臨床検査に関するグローバル調査について、日本の特徴をまとめました。この調査は、日本を含む11か国で、18歳~65歳の生活者8,800名と医師440名を対象に行われました。

<日本に関するハイライト>
  1. 生活者の6割超が、健康維持のため臨床検査は「非常に重要」と回答
  2. 生活者は検査の目的について一定の認識はあるものの、より適した治療を受ける可能性については意識が低い。医師の95%は、臨床検査で病気の早期発見が可能と認識
  3. コロナ禍においても定期検査等の受診率は高い。見送った理由は「コロナ感染への不安」や「多忙」
  4. 一般的に検査の受診を妨げるものは「情報不足」「多忙」が他国より高い傾向
  5. 生活者の8割が、検査について医師から「十分な説明」または「質問への回答を得た」と回答、11か国でトップ
  6. 生活者の9割は、検査前後に検査について個人で調べる。医師から説明を受けたとしても、その傾向は変わらない

新型コロナウイルスの感染(以下、新型コロナ)拡大後、感染を恐れ検診等の受診を控える人が国内で増加傾向にあります。しかし、受診の際に行われる臨床検査は、疾患を早期に発見し、個々の患者に適した治療を提供するために大切です。ロシュ本社は、健康や検査に対する意識について、日本を含む11か国で、生活者と医師を対象に調査しました。

その結果、日本では生活者も医師も、健康維持や病気の早期発見のために、診断が重要であると認識している割合が他国よりも高く、コロナ禍でも実際予定していた検査を全て受診した人の割合が11か国の中で最も高いことが明らかになりました。
一方、多忙や新型コロナに対する不安を理由に挙げている人が他国よりも多い傾向にあります。

 また定期的な検査の受診を妨げる要因として、情報不足を挙げる割合がグローバルと比較して高い結果となりました。このことから、十分な情報の提供は、受診率の改善などに寄与できると考えられます。

ロシュは、臨床検査を通じて人々の健やかな生活、より豊かな人生に貢献すると共に、検査の重要性を伝えるために、引き続き情報発信にも努めてまいります。

◆  日本の調査結果のサマリー

1. 生活者の6割超が、健康維持のため臨床検査は「非常に重要」と回答
  • 日本人の80%が、健康の重要性について「非常に重要」(グローバル平均84%)と回答。良好な健康状態を維持するために臨床検査が「非常に重要」と日本人の63%(同63%)が回答し、臨床検査に対する認識がグローバル全体で高かった。

2.  生活者は検査の目的について一定の認識はあるものの、より適した治療を受ける可能性については意識が低い。医師の95%は、臨床検査で病気の早期発見が可能と認識​
  • 臨床検査を受ける目的について「疾患の検出」を選んだ人の割合が日本を含む10カ国で最も高く、77%(同74%)に上った。日本では「疾患の定期的なモニタリング」と回答した人の割合が61%(同64%)と次に高かった。一方グローバル平均と比べて低かったのは、「個別化治療に向けての詳細な情報を得る」が30%(同52%)、「新しい又はより高度な治療が利用できる」が11%(同33%)などで、大きく差が出た。(図表1)
  • 医師が臨床検査と定期検診の価値について「疾患の検出」「疾患の定期的なモニタリング」と回答した人の割合が突出して高く、それぞれ95%(グローバル平均90%)、93%(同86%)だった。
  • 日本の医師の71%が「臨床検査が非常に重要」と回答。欧米の医師が50~60%台にとどまるのに対して、南アフリカ、中国、ブラジルに次いで4番目に高かった。(図表2)

(図表1)


(図表2)


3. コロナ禍においても、定期検査等の受診率は高い。受診を見送った理由は「コロナ感染への不安」や「多忙」
  • 新型コロナのパンデミック下にある、過去一年半(2020年2月~2021年8月頃)の間に、定期的な検査など「全ての検査に行った」と回答した日本人は61%(グローバル平均42%)で11か国の中でトップだった。フランス、中国の2~2.5倍の結果となった。(図表3)
  • 国内で検査を見送った理由は「新型コロナ感染に対する不安」31%(グローバル平均25%)、「忙しくて検査を受けられない」24%(同15%)、「検査を受けることに抵抗がある」20%(同8%)の順に高かった。(図表4)
  • 一方、「予約がキャンセルされた」6%(同21%)、「予約があることを忘れていた」6%(同11%)、「針に対する恐怖」4%(同8%)、「外的要因」8%(同14%)は、いずれも11か国の中で最も割合が低かった。

(図表3)


(図表4-1)


(図表4-2)


(図表4-3)


4. 一般的に検査の受診を妨げるものは「情報不足」「多忙」が他国より高い傾向
  • 日本では定期検査の受診を妨げる要因として、他国と比較し次の3つを理由に挙げる割合が高かった。「十分な情報がない」22%(グローバル平均12%)、「時間がない」22%(同13%)、「新型コロナ感染に対する不安」17%(同10%)。(図表5)
  • 「検査に対する障壁はない」と回答した日本人は34%(同39%)にとどまり、南アフリカ共和国、中国の次に3番目に低く、他国よりも何らかの障壁を感じている人が日本では多いことがうかがえる。

(図表5-1)


(図表5-2)


(図表5-3)


5.  生活者の8割が、検査について医師から「十分な説明」または「質問への回答を得た」と回答、11か国でトップ
  • 臨床検査について日本の医師の75%(グローバル平均76%)が、患者に説明を「よくする」と回答し、医師が患者に対して説明を丁寧にしていることが分かる。(図表6)
  • 受診者は「(医師から検査の)十分な説明を受け、また、質問の回答を得た」と回答した人が80%(同66%)に上り、11か国の中で最も割合が高かった。(図表7)

(図表6)

(図表7)


6.  生活者の9割は、検査前後に検査について個人で調べる。医師から説明を受けたとしても傾向は変わらない
  • 日本人は検査を受ける前や受けた後に、検査内容などについて、「詳しく調べる/多くの時間をかけて調べる」32%(グローバル平均36%)、「ある程度は調べる」56%(グローバル平均51%)と、あわせて約9割が情報収集をしている。
  • グローバル全体でのクロス集計結果として、前問で医師から「十分な説明」または「質問への回答を得た」と回答した人でも、9割近くが個人的に検査について調べていることが分かった。

調査概要
調査名:健康と臨床検査に関するグローバル調査
調査期間:2021年8月13日~9月3日
調査方法:インターネット調査
調査国:日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、スイス、スペイン、フランス、スウェーデン、ブラジル、南アフリカ、中国
調査対象:18歳~65歳で、過去12か月で臨床検査(血液検査、生検、遺伝子検査、子宮がん検査)を受けた人 8,800名(各国800人) 3~30年の臨床経験を有する医師440名(各国40名)
実施機関:Weber Shandwick

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社について
創立 125 周年を迎えたロシュグループは、ヘルスケア業界で革新を起こし続ける、世界有数のバイオテックカンパニーです。医薬品と診断薬を併せ持ち、健康・予防・診断・治療・予後のすべてのステージにおいて、医療従事者の 皆さまと患者さんが最適な治療選択や意思決定をできるよう支援しています。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社はロシュ診断薬事業部門の日本法人です。日本における診断薬事業は 50 年の経験と実績があり、2022 年 1 月現在で従業員 702 人、全国 8 都市にオフィスを有し、体外診断用医薬品・ 医療機器事業、研究用試薬・機器事業などを幅広い領域で展開しています。診断の革新によりヘルスケアの未来を形づくり、人々がより健やかに、自分らしい人生を送れるようサポートすることを目指しています。
詳細は、http://www.roche-diagnostics.jpをご覧ください。

 
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