Vena Group、「ヴィーナ・ネクサス」を設立しAIデータセンター事業を拡大
アジア太平洋地域における持続可能なデジタルインフラ拡大を加速
Vena Global Group Pte Ltd(以下、Vena Group)は本日、AIデータセンターインフラ(以下、AI-DC)開発に特化した完全子会社Vena Nexus Group Pte Ltd(以下、Vena Nexus)の設立を発表しました。これに伴い、Vena GroupはインテグレーテッドAI-DCソリューションに関連するすべての事業、人員、および開発パイプラインを、再生可能エネルギー発電事業を担うVena EnergyからVena Nexusへ移管します。

この取り組みは、大規模な再生可能エネルギー事業と深く統合されたハイパースケール級データセンターキャンパスの提供、ならびに再生可能エネルギー発電所に併設された分散型エッジ施設の展開という、Vena Groupのビジョンを体現するものです。
“Nexus”は、エネルギーとデジタル技術、電力とコンピューティングパワー、すなわち“ワット”と“ビット”をつなぐ接点を意味します。また同時に、この重要なインフラが人々の暮らしや地域社会の福祉・経済発展といかに深く結びついているかを象徴する言葉でもあります。
Vena Energyとともに、Vena Nexusは、クリーンエネルギーと持続可能なデジタルインフラの融合を通じて、AI時代にふさわしい未来志向の社会の実現に貢献していきます。
日本では、ヴィーナ・ネクサス・ジャパン株式会社を設立し、日本市場に向けて最先端のグリーン・デジタルインフラソリューションを提供します。
Vena Group CEOのニティン・アプテは以下のように述べています。
「従来型のワークロードが拡大を続ける中、AIによる電力確保型インフラへの需要がアジア太平洋全域で加速しており、Vena Nexusは当グループのプラットフォームをハイパフォーマンスでAI対応型のデジタルインフラへ拡張する自然な進化と言えます。Vena Nexusの設立により、より的確な経営判断と実行、資本の集中的な投入、デジタルインフラ事業におけるパートナーシップを実現しつつ、当社のデジタル成長を支える電力供給基盤として機能するVena Energyとの強固なシナジーを維持します。」
Vena Nexusは、Vena Energyがこれまでに進めてきた約3GW相当のデータセンター開発パイプラインを継承しており、そのうち1GWを超えるAI-DCプロジェクトについては、電力供給、事業用地や各種許認可がすでに確保されています。同社は、データセンター開発、デジタルインフラ、事業化戦略、さらに投資分野における60名の専門家からなるチームによって支えられます。また、Vena Groupの広範な企業プラットフォームを活用しており、開発、建設、運営・保守の分野で約700名の専門家と、法務、財務、ESG、調達、その他の管理部門等コーポレート・ファンクション部門で300名を超える専門家を擁しています。
Vena NexusはVena Energyとの緊密なパートナーシップのもと、デジタルと電力の統合型ソリューションを提供することで、電力制約が厳しく参入障壁の高い市場において、拡張可能なデータセンター容量を実現する独自のポジションを確立しています。現在の事業展開地域である、日本、シンガポール、マレーシア、フィリピンの4か国に加え、タイ、韓国、オーストラリア、その他アジア太平洋地域におけるVena Groupの既存市場へと拡大を続けています。
Vena Nexusは、従来型の需要に加えて、AIの学習・推論処理、リアルタイムデータ処理、低遅延コンピューティングなどの高品質・高処理パフォーマンスへの要求をサポートできるように専用設計された大規模AI-DCキャンパスと分散型エッジ施設を開発しています。
Vena Group CIO, Vena Nexusグローバル責任者のシモーネ・グラッソは次のように述べています。
「Vena Nexusは、コンピューティングと再生可能エネルギーを一体的に設計する、次世代型のグリーン・デジタルインフラを提供することを目的として構築されたプラットフォームです。私たちは、高性能なデータセンターインフラと送電網対応型エネルギーソリューションの統合に注力し、容量と持続可能性の確保がますます難しくなっている市場において、クライアントのAIワークロードのスケール拡張を可能にします。このプラットフォームにより、開発、エンジニアリング、商業展開のあらゆるフェーズにおいて迅速かつ明確な対応が可能となり、長期的なインフラ価値を基盤とした戦略を実行することができます。」
従来型のワークロードとAI計算の双方にとって不可欠なグリーンかつエネルギー効率の高いデータセンターに対する需要は、前例のないペースで急拡大しています。Vena Nexusは、アジア太平洋地域において次世代のグリーン・デジタルインフラの開発、建設、運用を通じて、この変革において重要な役割を果たしてまいります。
VENA GROUP(ヴィーナ・グループ)について

Vena Groupは、アジア太平洋地域におけるエネルギーおよびデジタルインフラの移行を牽引する、グリーンソリューション分野のリーディングプロバイダーです。Vena Groupは、再生可能エネルギーおよびデジタルインフラ事業を通じて、低炭素でAIを基盤とする未来社会への移行を可能にさせる、統合的かつ持続可能で、経済性に優れたソリューションを提供します。
詳しくは、 https://www.venagroup.com をご参照ください。
VENA ENERGY(ヴィーナ・エナジー)について
Vena Energyは、アジア太平洋地域におけるグリーンエネルギー分野のリーディングプロバイダーとして、持続可能かつ手の届く価格の再生可能エネルギーへの移行を加速させ、事業地域や関係者の経済的および社会的発展、更には環境保全を目指しています。
我々は、合計出力38GW[1]の太陽光発電所、風力発電所(陸上/洋上)の再生可能エネルギー発電ポートフォリオに加え、さらに25GWh[2]の蓄電池システムならびに年間84.8万トン規模のグリーン水素およびアンモニアを含むグリーンインフラ開発パイプラインを通じて、グリーンエネルギーソリューションを提供しています。
世界80か所以上の拠点に1,000名を超える従業員を擁する当社は、低炭素エネルギーの普及促進、気候変動対策への貢献、そしてより環境に配慮した未来づくりを目指しています。
[1] 2024年12月31日現在
[2] 稼働、建設中、売電契約確保済み等、様々な段階にある0.2GWhの蓄電池システム(BESS)を含む
詳しくは、https://www.venaenergy.co.jp(日本語)、https://www.venaenergy.com(英語)をご参照ください。
VENA NEXUS(ヴィーナ・ネクサス)について
Vena Nexusは、アジア太平洋地域において約3GW ITに及ぶAI対応型データセンター(AI–DC)の開発ポートフォリオを有する、グリーン・デジタルインフラプラットフォームです。
アジア太平洋地域でのグリーンフィールド型のインフラ開発、EPC(設計・調達・建設)、O&M(運営・保守)における豊富な知見と実績を活かし、持続可能なAI主導の経済への移行を支えるグリーンデータセンターソリューションの推進に取り組んでいます。
詳しくは www.venanexus.com をご参照ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー
- ダウンロード