デクセリアルズ、鹿沼事業所の拡張に向けた工場用地取得に関するお知らせ
-ACF生産能力拡充、鹿沼第2工場のスマートファクトリー化の実現に向けて-
現在、鹿沼第2工場では、主にICチップなどの電子部品を基板に実装し、回路を形成する際に欠かせないフィルム状の接合材料である異方性導電膜(ACF)を製造しています。当社のACFは、独自製品である粒子整列型ACFを中心に、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1*を4年連続で獲得しているほか、カメラ・センサーモジュールなどの実装用途でも多く使用されています。今後もACFの用途が拡がるなかで益々の需要拡大が見込まれ、将来の生産量増加に対応すべく鹿沼第2工場の隣接地に用地を取得する判断をいたしました。
また、本用地取得後、工場の建設に向けて拡張工事に着手、工場の稼働開始は2026年度中を予定しています。本工場はIoTやビッグデータ、AI、ロボットなどの技術やデータを活用し、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンのネットワーク化や最適化を可能にするスマートファクトリー化や、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにするZero Emission Buildingを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入することでサステナブルな工場とするための準備を進めています。
*株式会社富士キメラ総研発行「2023ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、大型および中小型ディスプレイ向けACFの合計の2022年の金額シェア。
■取得予定の用地概要
所在地 | 栃木県鹿沼市深津 |
敷地面積 | 71,000㎡ |
工事着手時期 | 2024年3月予定 |
稼働開始時期 | 2026年度中 |
<デクセリアルズ株式会社について> https://www.dexerials.jp/
デクセリアルズ株式会社は、企業ビジョンとして「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値になるものを。」を掲げ、スマートフォン、自動車領域等に機能性材料を提供するメーカーです。 異方性導電膜(ACF)、光学弾性樹脂(SVR)、反射防止フィルム、表面実装型ヒューズ、工業用接着剤、両面・片面テープ等の電子部品、接合材料や光学材料等の製造、販売をグローバルで展開しています。
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