エンジニア1,032名に聞いたデータベース課題!過半数以上が「性能」と回答
次いで「コスト」「移行」も改善したいが多数
PingCAP株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Eric Han、以下 PingCAP) は、ゲーム業界、金融業界、Eコマース業界のエンジニアと上層部の計1,032人を対象に、「データベースの課題」に関する調査を実施しました。
情報化社会となった現代、ビジネスにおいて大量のデータを取り扱うことは当たり前となりました。企業や組織にとってそれらは必要不可欠なものであり、非常に重要な資産であると言えます。
今回調査を行った、ゲーム業界、金融業界、Eコマース業界のような大規模なデータ処理が必要な業界では特にNewSQLデータベースの需要が急速に高まっています。これらの業界では、リアルタイムでのデータ処理、高速なデータアクセス、大量のデータを処理する能力が不可欠です。各企業の現場と経営陣では、それぞれどのような課題を抱えているのでしょうか。
調査概要
調査概要:「データベースの課題」に関する調査
調査期間:2024年1月11日(木) ~ 2024年1月15日(月)
調査方法:株式会社リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1,032人
調査対象:調査回答時にゲーム業界、金融業界、Eコマース業界のエンジニア (517人) / 上層部 (マネージャー以上~CTO、CPOまでの層) (515人) であると回答したモニター
調査元:PingCAP株式会社
モニター提供元:ゼネラルリサーチ株式会社
徹底調査!データベースの利用状況
はじめに、ゲーム業界、金融業界、Eコマース業界のエンジニアの方にうかがいました。
「現在、利用しているデータベースを教えてください (複数回答可)」と質問したところ、『Amazon Aurora / Amazon RDS for MySQL (39.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『Google Cloud Spanner (26.9%)』『Google Cloud SQL (24.4%)』と続きました。
エンジニアが抱えるデータベースの課題第1位は『性能』
「データベースの利用において抱えている課題は何ですか? (複数回答可)」と質問したところ、『性能:レスポンスが悪い、DBの性能向上の限界を迎えている (66.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『コスト:コストが高い (37.5%)』『移行:DB固有の機能を利用して移行が難しい、DBバージョンが古い (21.9%)』と続きました。
■データベースの利用において改善すべき点とは?
・レスポンス速度
・スピードと容量バランス
・別システムへの移行が難しい
・システム使用料が高いのでなんとか抑えてはいきたい
・コストパフォーマンスの改善
レスポンス速度や容量バランスなど性能に関して課題を感じている方が最多のようです。
また、コストパフォーマンスについても利用において課題だと感じている方が多いことが示されました。
上層部が抱えるデータベースの課題:現場のエンジニアとのギャップはあるのか
ここからは、上層部 (マネージャー以上~CTO、CPOまでの層) にうかがっていきましょう。
「データベースにおいて抱えている課題を教えてください (複数回答可)」と質問したところ、『性能:レスポンスが悪い、DBの性能向上の限界を迎えている (68.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『コスト:コストが高い (46.2%)』『移行:DB固有の機能を利用して移行が難しい、DBバージョンが古い (34.8%)』と続きました。
■改善すべき点について具体的に教えてください
・レスポンスが遅い
・容量の拡大とスピードアップ
・コストカット
・クラウドに集約させることでコストパフォーマンスと時間的な制約を減らすようにしたいと考えております
・処理が集中した場合、レスポンスが遅くなること。資金をかければ解決するかもしれないが、ランニングコストを考えると二の足を踏む
現場のエンジニアを対象とした調査結果で、エンジニアがデータベース利用において「性能」や「コスト」といった課題を抱えていることが明らかになりましたが、上層部が抱えている課題においてもレスポンスが遅いことやコストが高いといった同様の課題を抱えていることが示されました。
約7割の企業がデータベースに関する新しい施策へ積極的。それぞれの施策の内容は?
「データベースの活用について、今後考えている施策はありますか?」と質問したところ、『既に新しい施策の実施に向けて動いている (23.3%)』『新しい施策を検討中である (46.4%)』『検討したいが、具体的なことは何も決まっていない (19.8%)』『特に何もない (10.5%)』と続きました。
約7割の企業で、データベースに関する新しい施策を検討していることが明らかになりました。
■それらの施策について具体的に教えて下さい
・新しいプラットフォームの導入
・システム変更
・クラウド環境に移行
・新しいデータベースへの置き換えを移行、開発中
まとめ:「性能」「移行」「コスト」がデータベースの満足度を上げることが判明
今回の調査で、現場のエンジニアがデータベースの課題と上層部が抱える課題に大きなギャップはないことが明らかになりました。双方、性能面に最も課題を感じているようです。さらに、コストと移行についても改善したいと考えている方が多いことが示されました。
性能とコスト、移行の3つの満足度が揃ったデータベースが、現場のエンジニアと上層部の両方が求めているものだと言えそうです。
TiDB (タイ・デー・ビー)
分散型NewSQLデータベース「TiDB」は、ゲーム業界をはじめとした金融、決済サービス、Eコマース、コンテンツサービス、ロジスティックスなど多種多様な業界やミッションクリティカルな場面での導入が進み、全世界で3,000社以上の企業に採用されています。TiDBは、MySQLやPostgreSQLなどの従来のリレーショナルデータベースと同様にSQLを使用してデータにアクセスすることができ、分散型のアーキテクチャにより水平方向の拡張性、強力な一貫性、MySQLとの互換性を備えた高い可用性、HTAP (ハイブリッドトランザクション/分析処理)、クラウドネイティブを特徴としています。また、TiDBの機能をクラウド上で使用できるフルマネージドサービスのTiDB Cloudを提供しています。TiDB Cloudは、スケーラビリティとコスト効率に優れたオプションとして注目されており、また従来のデータベースの枠を超えた付加サービスを提供しています。中でも、OpenAIが提供するChatGPTとTiDB Cloudを組み合わせて開発した自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query」はAIとデータベースを融合した最新技術として注目され、AIがユーザーのデータスキーマを理解して自動でクエリを生成、膨大なデータを超高速処理で分析し、リアルタイムで結果を返します。
TiDB Cloudを無料ではじめる:https://pingcap.co.jp/tidb-cloud-pricing/
TiDB / TiDB Cloudが選ばれる理由
・スケールアウトリレーショナルデータベース
大規模なSQLを提供する為に開発されたデータベースです。大規模なSQL環境が抱える、アプリケーションのメンテナンスや従来のリレーショナルデータベースのスケーリングの問題を解消します。
・MySQL互換のNewSQLデータベース
TiDBはMySQLプロトコルをサポートしており、既存のMySQLクライアントやドライバーをそのまま利用できます。また、MySQLと同様のSQL構文およびデータ型をサポートし、基本的なクエリやスキーマ定義はMySQLと互換性があります。
・オープンソース (Apache License 2.0) ベンダーロックインなし
TiDBはオープンソースであり、標準的なSQL構文とデータ型をサポートしています。エコシステム内に豊富なオープンソースデータ移行ツールをサポートしており、お客様の選ぶ自由な選択肢によってベンダーロックインを回避できます。また、マネージドサービスのTiDB Cloudは、現在AWSとGoogle Cloudで利用でき、クラウドベンダーのロックインなしで柔軟性を維持します。
・高可用性
データは複数のアベイラビリティーゾーンに複製され、サービスが常に稼働するように毎日バックアップされます。システム停止やネットワーク障害時にデータへの継続的なアクセスを実現する自動フェイルオーバーと自己修復機能が搭載されています。また無停止によるローリングアップデートが可能です。
・リアルタイム分析 (HTAP)
HTAPデータベースプラットフォームとして、ライブトランザクションデータのリアルタイムな状況確認と企業の意思決定を同時に可能にし、ITでのボトルネックを排除してビジネスを成功へと導きます。
・生産性の向上
TiDB Cloudは、数回クリックするだけで簡単に導入、運用、監視できるため、生産性が大幅に向上します。
・エンタープライズグレードのセキュリティ
稼働中と静止中の両方の暗号化をサポートして、専用のネットワークとマシンでデータを保護します。
・優れたGUIとモニタリング
TiDB Cloudには、オンラインの視覚的診断ツールが提供されています。ホットデータのステータス表示、ストレージとパフォーマンスの分析、SQLの問題を特定することができます。
実際にTiDBを利用するユーザーの体験を事例記事からご覧ください。
解決POINT:こんな時はTiDBをご検討ください
POINT1:MySQL互換で性能がもっとほしい (データ量、ユーザー数、ワークロードの増加に対応)
POINT2:アーキテクチャをシンプルにしたい (複数クラスタまたはDWHを統合)
POINT3:ダウンタイムに対応したい (メンテナンスやアップグレード時の機会損失減)
POINT4:リアルタイム分析がしたい (ETLなしでOLAPの性能要件が求められる場面に最適)
※本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
PingCAPについて
PingCAPは、エンタープライズ向けのソフトウェアサービスプロバイダーとして2015年に設立され、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供することにコミットしています。PingCAPの社名は、ネットワークの疎通を確認するために使用されるコマンド「Ping」とCAP定理の「CAP」の2つの単語を組み合わせています。3つのうち2つを選ばなければならないとされるCAP定理のC (Consistency – 一貫性)、A (Availability – 可用性) 、P (Partition Tolerance – ネットワーク分断への耐性) ですが、この3つの全てに接続したい (Ping) という思いが込められています。PingCAPの詳細については https://pingcap.co.jp をご覧ください。
PingCAPは、Access Technology Ventures、Coatue Management、GGV Capital、Sequoia Capitalなど、米国の大手投資会社から資金提供を受けています。
会社概要
会社名:PingCAP株式会社
所在地:東京都千代田区大手町2丁目6番4号 TOKYOTORCH 常盤橋タワー 9F
代表者:Eric Han (エリック・ハン)
設立:2021年3月15日
事業内容:分散型NewSQLデータベース「TiDB」を主力とした、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供
【本件に関するお問合わせ先】
PingCAP株式会社 広報部
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