チューリング、国内生成 AI 開発プロジェクト「GENIAC」の第2期に採択
大規模なクラウド計算資源を活用、身体性を持つマルチモーダル基盤モデルの開発を推進
Turing株式会社(東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が推進する国内生成 AI 開発プロジェクト(以下「GENIAC」)の第2期に採択されたことをお知らせします。これにより、合計約5.2億円分のGPU計算資源の活用およびデータセット構築のための事業に対して助成を受け、完全自動運転に向けた身体性を持つマルチモーダル基盤モデルの開発を推進していきます。
なお当社は、今年2月に発表された第1期に続き、2度目の採択となります。
第2期 採択結果はこちら:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101790.html
採択事業について
本事業では、あらゆる運転環境において人間の運転を完全に代替するため、高次の認知・理解・判断能力に加え、実世界での行動を可能にする「身体性」を持つマルチモーダル基盤モデルを開発します。
これにより、テキストや映像、センサーデータを統合的に理解し、運転環境における周囲の移動体や環境の変化をリアルタイムで予測します。開発では、日本語を含む多言語対応の大規模言語モデルを基盤とし、視覚情報と自然言語の統合的理解、三次元空間の認識、物理法則に基づく環境変化の予測能力を高めるためのデータセットを構築します。
GENIACについて
GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、国内の生成AIの開発力強化を目的とし、経済産業省及びNEDOが協力して実施する事業です。主に生成AIのコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供や、データやAIの利活用に向けた実証調査の支援等を行っています。
URL:https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/geniac/index.html
チューリングについて
完全自動運転の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E (End-to-End) の自動運転システムを開発しています。複数種類のデータを用いて高度な判断を行うマルチモーダル生成AI「Heron」や、リアルな運転シーンを動画として生成可能な自動運転向け生成世界モデル「Terra」、画像から得た運転環境を自然言語で詳細に説明し適切な経路計画を生成することが可能な自動運転向けVLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」等の開発を通じて自動運転領域における技術革新を推進し、2030年までにハンドルのない完全自動運転車の実現を目指しています。
会社概要
会社名:Turing株式会社
所在地:東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階
代表者:代表取締役 山本一成
設立:2021年8月
事業内容:完全自動運転の開発
URL:https://tur.ing/
採⽤情報
チューリングは、日本発の完全自動運転実現により世界を変える仲間を積極的に募集しています。ぜひ採用ページをご覧ください。また、オープンオフィスやテックトーク等のイベントも定期的に開催しています。詳しくはConnpassページをご覧ください。
直近のイベントスケジュール
・2024/10/18(金)19:00〜
Turing TechTalk #6: スタートアップにおける自社GPUクラスタ構築の裏側
・2024/10/29(火)18:30〜
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