鹿児島県和泊町に誰一⼈取り残されない地域子育てのハブ「 SMAPPY KIDS 」が開所！

子どもを中⼼に誰もが集まり個性を活かせる居場所へ

　特定⾮営利活動法⼈ SMAPPY（⿅児島県⼤島郡和泊町、代表理事 新納 佳恵）は、日本財団「子ども第
三の居場所」の採択を受け、2023年11月9日に家でもない学校でもない子どもの新しい居場所である「
SMAPPY KIDS」を開所し、同日16時から開所式を執り行いました。

集合写真

バルーン飛ばしの様子

　特定⾮営利活動法⼈ SMAPPYは、「育児を振り返ったときに喜びあふれるものに」を合言葉に、未就学児童と保護者がいつでも集えて、交流や、子育ての情報共有などができる場所として、これまでカフェや託児事業、食育事業、遊び場開放などを行っており、日々島内外からたくさんの⼈々の力を借りながら運営に努めています。移住や転勤、また多くの外国⼈生活者の割合が高い奄美群島の沖永良部において、様々な境遇の方が気軽に集え、地域のみんなで子どもたちを育てる“地域子育てのハブ”として地域の誰しもがSmile(笑顔) ＆ happy(幸せ)になれる居場所を目指し、この度「SMAPPY KIDS」が開所する運びとなりました。

　式典では、代表の新納が「子どもたちを中心に⼈が集まり、活動が広がり子どもの成長にどんな変化が生まれるのかが楽しみ。これまでの多くの皆様のお力添えがあってこその今回のスタートとなりました。 今後も地域の皆様の協力が不可欠です。一緒に力を合わせて子どもたちの未来を支えていきましょう」と挨拶しました。日本財団ご担当者様より「子ども第三の居場所」についてご説明させていただいた後、和泊町長 前 登志朗様から「これまでも民間だからできる、様々な展開で素晴らしい施設運営をしていただいてきた。出会いから子育てに至るまでここで生まれてよかったと思われるような町にしたい」とのお話をいただきました。

　その後は子どもたちも参加しバルーン飛ばしのセレモ二ーを行いました。さらに式典終了後はアフターパーティー『結』として地元で活躍するダンスチームとバンドチームがお披露目されました。また、「子ども第三の居場所」の別拠点を含む近隣の子育て支援団体が「海洋ごみのワークショップ」や「アロマ バー」などそれぞれブースを出し、地域の方々と一緒に開所をお祝いしました。

　今後は、マネージャー、常勤職員、⾮常勤それぞれ１名ずつの体制で運営し、平日の月曜日から金曜日 （14:00～18:00）、第2土曜日（12:00～18:00）に開所します。

アフターパーティーの様子

アフターパーティーの様子

アフターパーティーの様子

• SMAPPY KIDS 施設概要

所 在 地 ：⿅児島県⼤島郡和泊町⼿々知名 780

 対 象 者 ：就学前年長児～高校生

開所日時：月曜～金曜 14:00～18:00 （長期休み中9:00~18:00） /第2土曜12:00~18:00 /月1回の土日の日中5時間程度

スタッフ：マネージャー1名、常勤職員1名、⾮常勤1名

設 備：食事・交流・学習スペース、キッチン、お風呂、 相談室、遊具広場

• 運営主体：特定⾮営利活動法⼈ SMAPPY について

SMAPPYロゴ

　SMAPPY（スマッピー）は、そんな沖永良部島で2021年10月に、お母さんたちが中心となり設立した NPO法⼈です。遊具付きカフェからはじまり、託児事業や食育事業、遊び場開放などを行っています。 核家族、移住者、転勤族など、初めての育児期に不安を抱える時に頼れる存在が身近にいないことによ る孤独な子育てをしてほしくないという願いから「育児を振り返ったときに喜びあふれるものに」を合 言葉に日々運営に努めております。

※Smappyという名前はSmile(笑顔) ＆ happy(幸せ) の造語です。 HP：https://smappy-oke.org/program

• 「子ども第三の居場所」とは

子ども第三の居場所 ロゴ

　「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力 を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設して います。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤 立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失 など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放 課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供して います。現在全国に187ヶ所設置されています。（2023年10月末時点）

HP:https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place