天然水素の探鉱・開発・生産を手掛ける米国スタートアップ企業との資本提携について
現在、世界では120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」の実現を目標に掲げており、これに向けてはカーボンフリーな水素およびその化合物であるe-methane(e-メタン)、アンモニアといった合成燃料の導入・普及拡大が重要となります。
天然水素は、地下数百メートルから数キロメートルの天然鉱床*1に存在する水素で、これまで世界各地において存在が確認されており、近年米国や豪州を中心に開発が進みつつある新たな資源です。天然水素の採掘には、既に確立されている石油や天然ガスの掘削技術が活用できる可能性があり、また生産時の温室効果ガス排出量が小さくなると見られるため、安価かつクリーンな水素としてカーボンニュートラル社会実現への貢献が期待されています。
Koloma社は、独自のデータなどを活用し天然水素の商業化を目指すスタートアップです。当社はKoloma社との連携を通じて、新たなクリーンエネルギーである天然水素の生産や利活用の可能性を検討したいと考えています。
Daigasグループは、2021年1月に発表した「カーボンニュートラルビジョン」や2023年3月に発表した「エネルギートランジション2030」のもと、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの"さらなる進化"のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
*1:地下の岩石中に、特定の資源や鉱物が集中して存在している部分
1.出資先の会社概要
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