KIIが官民連携でインパクトを推進する「インパクトコンソーシアム」に参画
財務的リターンの最大化とインパクトの創出を目指す
気候変動や少子高齢化等の環境・社会課題は、持続可能な社会を目指す上で早急に解決するべき問題であり、それらの解決に向けた事業への支援は喫緊の課題となっています。特に、経済と社会の成長及びサスティナビリティ向上の好循環を生み出すことは、インパクトを創出する上で重要であり、産官学や金融機関などの連携が期待されています。
このような背景から、インパクトの実現を目指す経済・金融の多様な取り組みの支援や、インパクト創出を目的とした投融資の有力な手法や市場の確立について、幅広い関係者が協働・対話を行い、国内外のネットワークと対話や発信を図る場として「インパクトコンソーシアム」が設置されました。
「インパクトコンソーシアム」に関する詳細につきましては、以下をご参照ください。
https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20231122.html
*財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動
KIIは2022年にインパクト志向金融宣言に署名し、大学VC初のインパクトファンドを運営しています。今回、インパクトコンソーシアムに参加することで、環境・社会的インパクトの実現を図る投資先と共に、より一層グローバルスタンダードに準拠したインパクトKPIに取り組み、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成できる社会(生涯現役社会)の実現」という究極成果の実現を目指して、財務的リターンの最大化と社会的インパクトの創出に取り組んでまいります。
<インパクトコンソーシアム関係者>
発起人:
高崎経済大学 学長 水口 剛
一般社団法人日本経済団体連合会 会長 十倉 雅和
公益社団法人経済同友会 代表幹事 新浪 剛史
日本商工会議所 会頭 小林 健
一般社団法人インパクトスタートアップ協会 代表理事 米良 はるか
スタートアップ都市推進協議会 会長 高島 宗一郎
GSG国内諮問委員会 委員長 渋澤 健
一般社団法人全国銀行協会 会長 加藤 勝彦
一般社団法人生命保険協会 代表理事会長 清水 博
日本証券業協会 会長 森田 敏夫
一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 会長 田島 聡一
事務局(共同事務局):
金融庁 総合政策局総合政策課
(経済産業省 経済産業政策局新規事業創造推進室)
<KII3号インパクトファンドへの出資者(有限責任組合員)>
株式会社かんぽ生命保険、株式会社産業革新投資機構、第一生命保険株式会社、
株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、
SMBC日興証券株式会社、学校法人慶應義塾、野村ホールディングス株式会社
<KII3号インパクトファンドの概要>
名称 :KII3号インパクト投資事業有限責任組合
投資テーマ :「すべての人の健康で幸福な人生を達成する」という理念を実現するインパクト投資
投資分野 :医療・健康領域、デジタル・テクノロジー領域
ファンド総額:200億円(目標)
運用期間 :2023年10月11日より10年間(最大2年の延長可能性あり)
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
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