デル・テクノロジーズ、拡張性が高くハイパフォーマンスなオブジェクト ストレージの新モデル「Dell EMC ECS EXF900」を発表
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ URL:https://www.delltechnologies.com/ja-jp/index.htm )は、拡張性が高くハイパフォーマンスなオブジェクト ストレージの「Dell EMC ECS EX」シリーズに新たなアプライアンス モデルとなる「Dell EMC ECS EXF900」を追加したことを発表しました。
これまでの概念では、高速なI/Oにはブロック ストレージを、ネットワーク経由のアクセスにはファイル ストレージを、低速で安価かつ大容量の場合はオブジェクト ストレージを用いるべき、という考え方が一般的でした。昨今、この考え方が変化しつつあり、オブジェクト ストレージ市場に進化をもたらしています。例えば、非構造化データの爆発的な増加とともに、オブジェクト ベースのアプリケーション向けのハイパフォーマンス ストレージの必要性が高まっています。お客様が、従来にはない拡張性や柔軟性、APIを活用するクラウド ネイティブ アーキテクチャーといったオブジェクト ストレージのもたらすメリットを認識し、オールフラッシュ型記憶メディアがもたらすハイパフォーマンスと組み合わせることで、そのメリットが大容量のデータを必要とする処理に適していると認識し始めたことが背景にあります。
「ECS EXF900」アプライアンスは、NVMeベースのSSDを搭載した「Dell EMC PowerEdge」サーバーとの組み合わせにより、極めて高速なパフォーマンスを、AI(人工知能)、機械学習、IoT、解析、クラウドネイティブ アプリケーションといったモダン ワークロードに提供します。NVMeOF(Non-Volatile Memory Express Over Fabrics)プロトコルを活用することで、特に大規模な構成において、バックエンド ネットワーク経由で高速なノード間通信を実現し、オールフラッシュ システムが持つ真のポテンシャルを引き出します。特にデル・テクノロジーズが実施した最新のベンチマーク テストの結果では、従来製品の同容量程度の「ECS EX300」アプライアンスと比較して、約21倍のデータスループット性能向上(*)ならびに1秒あたりのトランザクション数における約19倍の性能向上(**)という結果を得ることができました。
「ECS EXF900」は、新たな可能性を切り開き、これまで以上にビジネスに必要とされる機敏性をお客様にもたらします。Cloud Solutions社 製品開発部門ディレクターのミカエル・ホルム氏は、以下の通りコメントしています。「私たちは、最新のオールフラッシュ『ECS EXF900』アプライアンスに、新たな用途を見出しています。NVMeドライブ搭載により、ECSクラスターからこれまで以上の性能を、解析処理の新たな取り組みに活用できるでしょう。私たちのビジネスに大きな貢献をしてくれるものと期待しています」。
さらに、デル・テクノロジーズは、ECSソフトウェアに、以下の新機能を追加しました。
・オブジェクト クローニング:高速なオブジェクト データのクローニング機能を追加し、ファン アウト型の多数の書き込みを実現するAPIの仕様を提供します。この機能により「ECS」は、1回の書き込みリクエストまたはコピーリクエストに対して書き込まれたオブジェクトのコピーを、多数同時に作成することが可能になります。この結果、クライアント側またはサーバー側での処理やネットワーク負荷を軽減します。この機能は、メディア エンターテイメント業界で求められるCloud DVRのような処理に最適です。
・セキュリティー管理者ロール:セキュリティー管理者に特定の権限を付与し、より効果的なデータ保護を実現できる機能を導入しました。この機能は、お客様環境のActive DirectoryやLDAPと連携し、容易に利用できます。
・セキュリティーAPI:「ECS バージョン3.6」は、システム上のセキュリティー設定のレポートを自動化する新たなAPIを追加しました。このAPIにより、従来のモニター機能に加え、データ保護ソリューションと統合し、全組織的なセキュリティー改善を容易に実現します。
また、2020年10月、早期アクセス プログラムとして発表した「Dell EMC ObjectScale」は、Kubernetes環境での自動化、規模の拡張および縮小の容易性、管理性を備えたスケールアウト型オブジェクト ストレージ ソフトウェアとして、新規に開発されました。「ObjectScale」は、既存のお客様のプラットフォームに、ソフトウェアとして導入が可能なため、新たに展開するエッジ環境において最適です。デル・テクノロジーズは、「ObjectScale」と「ECS」を中心にオブジェクト ストレージ市場を今後も牽引していきます。
価格および提供開始時期:
■価格:「Dell EMC ECS EXF900」:4,250万円~(税別)。本日より提供を開始します。
■提供について:デル・テクノロジーズのビジネスパートナーから提供します。
製品写真:https://corporate.delltechnologies.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/dellemc-exf900-ff.png
製品詳細情報:
「ECS EXF900」:https://www.delltechnologies.com/en-us/storage/ecs/index.htm#accordion0 (英語)
動画:https://www.delltechnologies.com/resources/en-us/asset/presentations/products/storage/dell-emc-exf900-teaser-video-original.mp4 (英語)
「ECS」シリーズ:https://www.delltechnologies.com/ja-jp/storage/ecs/index.htm#accordion0 (日本語)
「ObjectScale」:https://www.delltechnologies.com/en-us/blog/dell-emc-objectscale-early-access-on-vmware-cloud-foundation/ (英語)
(*) デル・テクノロジーズ社内評価にて、10KBのオブジェクト ファイルの書き込み処理における最大スループットが、ECS EXF900では511MB/sを記録し、ECS EX300では24MB/sでした。
(**) デル・テクノロジーズ社内評価にて、10KBのオブジェクト ファイルの書き込み処理において、ECS EXF900では毎秒49,915ファイルを書き込むことができ、ECS EX300では毎秒2,551ファイルでした。
# # #
■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
# # #
© Copyright 2020 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologies, Dell, EMCおよびDell EMCが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
「ECS EXF900」アプライアンスは、NVMeベースのSSDを搭載した「Dell EMC PowerEdge」サーバーとの組み合わせにより、極めて高速なパフォーマンスを、AI(人工知能)、機械学習、IoT、解析、クラウドネイティブ アプリケーションといったモダン ワークロードに提供します。NVMeOF(Non-Volatile Memory Express Over Fabrics)プロトコルを活用することで、特に大規模な構成において、バックエンド ネットワーク経由で高速なノード間通信を実現し、オールフラッシュ システムが持つ真のポテンシャルを引き出します。特にデル・テクノロジーズが実施した最新のベンチマーク テストの結果では、従来製品の同容量程度の「ECS EX300」アプライアンスと比較して、約21倍のデータスループット性能向上(*)ならびに1秒あたりのトランザクション数における約19倍の性能向上(**)という結果を得ることができました。
「ECS EXF900」は、新たな可能性を切り開き、これまで以上にビジネスに必要とされる機敏性をお客様にもたらします。Cloud Solutions社 製品開発部門ディレクターのミカエル・ホルム氏は、以下の通りコメントしています。「私たちは、最新のオールフラッシュ『ECS EXF900』アプライアンスに、新たな用途を見出しています。NVMeドライブ搭載により、ECSクラスターからこれまで以上の性能を、解析処理の新たな取り組みに活用できるでしょう。私たちのビジネスに大きな貢献をしてくれるものと期待しています」。
さらに、デル・テクノロジーズは、ECSソフトウェアに、以下の新機能を追加しました。
・オブジェクト クローニング:高速なオブジェクト データのクローニング機能を追加し、ファン アウト型の多数の書き込みを実現するAPIの仕様を提供します。この機能により「ECS」は、1回の書き込みリクエストまたはコピーリクエストに対して書き込まれたオブジェクトのコピーを、多数同時に作成することが可能になります。この結果、クライアント側またはサーバー側での処理やネットワーク負荷を軽減します。この機能は、メディア エンターテイメント業界で求められるCloud DVRのような処理に最適です。
・セキュリティー管理者ロール:セキュリティー管理者に特定の権限を付与し、より効果的なデータ保護を実現できる機能を導入しました。この機能は、お客様環境のActive DirectoryやLDAPと連携し、容易に利用できます。
・セキュリティーAPI:「ECS バージョン3.6」は、システム上のセキュリティー設定のレポートを自動化する新たなAPIを追加しました。このAPIにより、従来のモニター機能に加え、データ保護ソリューションと統合し、全組織的なセキュリティー改善を容易に実現します。
また、2020年10月、早期アクセス プログラムとして発表した「Dell EMC ObjectScale」は、Kubernetes環境での自動化、規模の拡張および縮小の容易性、管理性を備えたスケールアウト型オブジェクト ストレージ ソフトウェアとして、新規に開発されました。「ObjectScale」は、既存のお客様のプラットフォームに、ソフトウェアとして導入が可能なため、新たに展開するエッジ環境において最適です。デル・テクノロジーズは、「ObjectScale」と「ECS」を中心にオブジェクト ストレージ市場を今後も牽引していきます。
価格および提供開始時期:
■価格:「Dell EMC ECS EXF900」:4,250万円~(税別)。本日より提供を開始します。
■提供について:デル・テクノロジーズのビジネスパートナーから提供します。
製品写真:https://corporate.delltechnologies.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/dellemc-exf900-ff.png
製品詳細情報:
「ECS EXF900」:https://www.delltechnologies.com/en-us/storage/ecs/index.htm#accordion0 (英語)
動画:https://www.delltechnologies.com/resources/en-us/asset/presentations/products/storage/dell-emc-exf900-teaser-video-original.mp4 (英語)
「ECS」シリーズ:https://www.delltechnologies.com/ja-jp/storage/ecs/index.htm#accordion0 (日本語)
「ObjectScale」:https://www.delltechnologies.com/en-us/blog/dell-emc-objectscale-early-access-on-vmware-cloud-foundation/ (英語)
(*) デル・テクノロジーズ社内評価にて、10KBのオブジェクト ファイルの書き込み処理における最大スループットが、ECS EXF900では511MB/sを記録し、ECS EX300では24MB/sでした。
(**) デル・テクノロジーズ社内評価にて、10KBのオブジェクト ファイルの書き込み処理において、ECS EXF900では毎秒49,915ファイルを書き込むことができ、ECS EX300では毎秒2,551ファイルでした。
# # #
■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
# # #
© Copyright 2020 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologies, Dell, EMCおよびDell EMCが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。