書き損じ年賀状はがきが働く子どもの教育支援に。「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーン実施中!大掃除で出た不要なモノの寄付アクションで児童労働削減のSDGsに貢献。

切手・貴金属・外貨紙幣・商品券も対象に。不要なはがき10枚が子どもの授業1日分相当に。開催期間:2024年12月16日(月)~ 2025年3月31日(月)

 子どもの権利保護・支援等に取り組む国際協力NGOシャプラニール(以下シャプラニール、東京都新宿区西早稲田 代表理事 坂口和隆)は、自宅やオフィスに眠る書き損じ・未使用はがきや余った切手等の寄付を全国的に呼びかける「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを、2024年12月16日(月)~2025年3月31日(月)の期間で実施しています。

 昨今の郵便料金の値上がりや「年賀状じまい」の急増に伴い年賀状離れが顕著に進み、シャプラニールへの寄付の減少も懸念される中、シャプラニールでは、持続可能な開発目標(SDGs)の児童労働撲滅の達成期限を迎える2025年を目前に、児童労働削減の活動をさらに強化をするべく、2024年度からは貴金属類、外貨紙幣、商品券を寄付品目として新たに加え、より一層多くの寄付を全国から募っています。はがき等のご寄付は日本国内で換金され、児童労働を未然に防ぐ事業や働く子どもたちへの生活・教育環境改善への取り組み等を通じて「貧困のない社会の実現」をめざすシャプラニールの活動全般に活用されます。

事務所へ寄付された、書き損じ年賀状・はがきや切手

「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーン2024-2025 概要

 本キャンペーンでは、大掃除・断捨離シーズンを迎える今、モノを手放し生活環境を整えるだけでなく、不要なモノを次の誰かのために活かす取り組みを推奨しています。この取り組みは、2024年度で16年目を迎え、子どもからおとなまで世代を問わず、誰もが気軽に参加できる「はがき1枚からできる社会貢献」として全国に広がっています。例えば、85円の年賀はがき10枚(約700円)のご寄付が、バングラデシュで働く子どもたちための読み書きを学ぶ授業を1日実施する費用相当になります。

● 対象:

・未投函の郵便はがき(書き損じた・過去の年賀はがき、かもめ~る、往復はがき等も対象)

・切手(未使用・使用済み、共に可) 

・外貨(紙幣・コイン可)

・貴金属類(金・銀、ダイヤ、プラチナ製等) 

・商品券

● 参加、寄付の方法:封筒・段ボール等に入れて、下記までお送りください。

〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール「はがきキャンペーン」係

● 受付期間: 2024年12月16日(月)~ 2025年3月31日(月)

● キャンペーン詳細:https://www.shaplaneer.org/lp/hagaki_cam/ 

● お問い合わせ:認定NPO法人シャプラニール TEL. 03-3202-7863 

(受付時間:火~土曜 10:00~18:00、定休:日曜・月曜・祝日)

※ご寄付はシャプラニールの活動全般に活用いたします。


家事使用人として働く少女は、バングラデシュ国内に推定30万人以上

 シャプラニールの活動する南アジアのバングラデシュには、貧困などを理由に家族を支えるため、他人の家庭で「家事使用人」として働く少女が推定30万人以上いるといわれています。法的に労働環境が守られていないインフォーマルセクターで働く少女たちは、心身の成長を阻害する労働をさせられていることに加え、教育の機会もすら奪われ、時には家族と離れて暮らさなければならなりません。

 しかし、この家の外からは実態が見えにくく、「隠れた児童労働」とも呼ばれている問題に対して取り組む団体はほとんどありませんが、シャプラニールは2006年から首都ダッカで活動を開始。少女たちへの教育支援と、子どもの権利に関する政策や取り組みの重要性を政府へ訴えるなどバングラデシュ社会に向けた啓発活動を通じた児童労働の削減に取り組んでいます。行政や自治体への働きかけは、2024年8月の歴史的な政変によって生じた国内での政治的な混乱により停滞が見られましたが、バングラデシュのNGOと協働しながら2025年の「児童労働ゼロ」をめざして活動を進めています。

洗濯をする少女(バングラデシュ)
料理の手伝いをする少女(バングラデシュ)

働く少女が「 子どもらしい時間」を過ごせる支援センターを開設

 シャプラニールでは、現在、首都ダッカの2カ所の支援センターにて、基本的な読み書きや計算、保健・衛生教育のほか、将来の職業の選択肢を増やすための裁縫や理容等の技術研修を提供しています。卒業生の中には、縫製の技術を身に付けお店を開いたり、子どもの権利を学んだことで児童婚を回避することができたり、小学校に編入し勉強を続けることができた少女もいます。少女たちからは「友達ができた」「先生が優しく接してくれて嬉しい」「将来は自分と同じ境遇の子の助けになりたい」と話しており、学ぶ機会を得た少女たちに前向きな変化が見られています。少女たちにとってセンターは勉強ができる居場所としてだけでなく、子どもらしい時間を過ごしながら将来を描けるようになる場にもなっています。

支援センターで勉強する少女たち
支援センターでは読み書きや計算等を習います

2024年度は、全国より50万枚のはがきを募集!

過去の郵便料金の値上げ等により旧価格となったはがきや切手(未使用・消印あり)も寄付の対象です

集まった枚数に応じたご寄付は、例えば下記のような支援活動の費用に相当します。

85円はがき10枚(約700円) ⇒読み書きの授業を1日実施する費用相当に

63円はがき20枚(約1,000円) ⇒教材等の購入費1.5人分(1年分)の費用相当に

支援センターで楽しく時間を過ごす少女たち
同年代の友達や先生と話している様子

支援センターに通う少女たち

少女たちの表情に変化が見られています

「お母さんが家を出ていったから長女の私が働くことになったの。雇い主の家には9カ月の赤ちゃんがいるから私が面倒をみないとならないし、毎日朝6時に起きて夜11時半まで働かないといけない。でもセンターでは2時間自分の時間があって、絵を描いたり、友達と遊んだりできるからとても楽しい」

ミナさん(仮名、11歳)


郵便料金の値上げや「年賀状じまい」での寄付激減を懸念。
子ども支援の勢いに歯止めがかかる可能性も

 シャプラニールへの寄付のうちおよそ50%(過去10年平均)をはがき等による物品の寄付が占めており、今後の「年賀状じまい」のさらなる加速による寄付の減少が懸念されています。加えて、はがき1枚あたりの交換手数料が2年前は5円でしたが今年から13円へと値上げされ、約650万円(50万枚の寄付があった場合)の経費増額に直面しています。継続的な活動のためには、これまで以上に多くの方々からのご寄付が必要です。

《 2025年、児童労働撲滅を掲げるSDGs達成にさらなる対応を》

 持続可能な開発目標(SGDs)の目標8ターゲット7には、2025 年までにあらゆる形態の児童労働撲滅が目標に掲げられていますが、2021年時点ですでに、世界の児童労働者数は1億6,000人に達しており、さらには2000年以降これまで減少傾向にあった児童労働者数は、過去20年で初めて増加に転じていると報告されています。経済的・社会的にぜい弱な立場にある人々は、世界中の物価高騰等の影響によりさらなる困難に直面しています。より良い社会の実現にはいま一層、世界各国が連携しながら、政府やNGOだけでなく政府や自治体、企業・団体、そして市民一人ひとりの協力が求められています。

● キャンペーン担当者からのメッセージ ●

”書き損じはがきのご寄付を、子どもたちの生活を変える第一歩に” 

 児童労働の問題は貧困だけではないさまざまな起因により起こっており、一過性の取り組みでは解決しません。日本に住む私たち一人ひとりの行動が、子どもたちに学ぶ権利と未来に希望を届ける力になります。ぜひ、書き損じはがき等不要品の寄付にご協力ください。

キャンペーン担当 ダハル

認定NPOシャプラニール 団体概要

支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ​
“貧困のない社会の実現” めざす国際協力NGO

 1972年に創立された国際協力NGO。「貧困のない社会の実現」を掲げ、バングラデシュ、ネパールと日本国内で、児童労働の予防と削減、防災・減災活動、多文化共生事業を通じた「取り残された人々、課題」の問題解決を行う。

・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会

・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内

・代 表 者:坂口和隆(代表理事)  ・創 立:1972年9月1日

・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本

・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、防災・減災支援、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等

・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/ 
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/

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会社概要

URL
https://www.shaplaneer.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
電話番号
03-3202-7863
代表者名
坂口和隆
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年08月