手足口病が全国的に流行。受診動向と今後の流行の見通しをみてねコールドクターが調査
受診件数は約7倍、0〜4歳が約9割。登園許可証の発行動向や家庭でのケア、オンライン診療・対面診療の使い分けを解説

手足口病が全国的に流行する中、家族のためのオンライン診療サービス「みてねコールドクター」では、オンライン診療における手足口病の受診動向と流行予測をまとめました。2026年の受診件数は、6月上旬から7月上旬にかけて約7倍に達し、手足口病患者の約9割を0〜4歳が占めました。登園許可証の発行件数も昨年を上回るペースで推移しています。
また、手足口病の症状や家庭でのケア、オンライン診療と対面診療の使い分けについて、小児科専門医が解説します。
手足口病の流行状況
国立健康危機管理研究機構のIDWR速報データによると、2026年第27週(6月29日〜7月5日)の手足口病の全国の報告数は15,845例、定点当たり報告数は7.03となりました。前週の4.61から2.42増加し(52.5%増)、27都府県で警報レベルの基準を超えました。
出典:国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ 2026年第27週」https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/provisional/2026/27/index.html
全国的に警報レベルの基準を超える大規模な流行は2024年以来となります。

手足口病とは
手足口病は、主にエンテロウイルス属のウイルスによって引き起こされる感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行します。その名のとおり、手のひらや足の裏、口の中などに水疱状の発疹が現れ、発熱や軽度の胃腸炎症状を伴うこともあります。
感染経路は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスが付着した手や物を介した接触感染、便を介した糞口感染などです。
特効薬はなく、症状に応じた対症療法が中心となりますが、口の中の発疹や痛みによって水分が摂りにくくなり、脱水につながる場合があるため注意が必要です。
オンライン診療における手足口病の受診動向
オンライン診療「みてねコールドクター」における手足口病の患者数は増加傾向にあります。
2026年の受診件数は、2024年と同様に右肩上がりで、7月6日〜12日週の手足口病の患者数は6月1日〜7日週の約7倍となりました。
オンライン診療全体に占める手足口病の患者割合は7月6日週で7.05%でしたが、2024年はピーク時に15%を超えたことから、今後7月後半にかけて患者数・割合ともに増加していくと考えています。
※みてねコールドクターのオンライン診療におけるデータをもとに、集計期間:2024年6月1日〜7月19日、2025年6月1日〜7月19日、2026年6月1日〜7月13日に診療を受けた手足口病の患者を集計。患者数は医師の診察の結果、手足口病と判断された症例を対象とし、個人を特定できない形で集計しています。


年齢区分
手足口病の患者を年齢別に見ると、最も多いのは0歳〜4歳で、全体の約90%を占めました。次いで割合が多いのは、30-34歳の4.55%です。

登園許可証発行件数
登園許可証の発行希望件数も増加しています。みてねコールドクターのオンライン診療で手足口病に関する登園許可証を発行した件数は、6月から7月にかけて、昨年を上回るペースとなりました。

手足口病にかかったら?症状と対策
アルコール消毒は有効ではない
手足口病の原因となるエンテロウイルス属の一部は、アルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんを用いてしっかり手洗いする必要があります。物品や環境を消毒する除菌シートやスプレーは次亜塩素酸ナトリウムのものを選びましょう。タオルや食器の共用を避けること、おむつ交換や排泄後の手洗いを徹底することも大切です。
出典:国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトhttps://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/enteroviruses/index.html
子どもが感染した場合
高熱や、口の中の発疹や痛みによって、子どもは食欲が落ちる場合があります。水分補給を優先し、飲食しやすいものを摂りましょう。
手足口病は特に小さなお子様が集まる場所で感染が広がりやすいです。咳やくしゃみが出ている場合や、発疹が破れてじゅくじゅくした液が出ている場合などは、登園登校やお出かけを控えましょう。
学校保健安全法上、手足口病は、明確な出席停止期間が定められた感染症ではありません。ただし、「第三種感染症」の「その他の感染症」として、感染拡大のおそれや全身状態などを踏まえ、医師や学校が出席停止等を判断する場合があります。登園・登校については、施設ごとのルールも確認してください。
出典:公益社団法人日本小児科学会「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」
https://www.jpeds.or.jp/general/prevention/yobo-kansensho/index.html?pId=139051
大人が感染した場合
大人が感染した場合は、痛みや発疹が子どもよりも強く現れることがあります。症状の出方には個人差がありますが、指先や喉が針で刺されたようにピリピリと強く痛んだり、手足の皮が剥けるなどして、飲食や歩行・運転、スマートフォンの操作に支障が出る場合があり、注意が必要です。
痛みで飲食ができないとき
口の中に発疹や痛みがあるときは、冷たいゼリーやプリン、アイスなど、口当たりのよいものを少量ずつ与えると、飲食しやすくなることがあります。酸味の強いもの、塩味の濃いもの、熱いものは痛みを強める場合があるため避けましょう。
家庭で観察できる重症度チェック
手足口病は、まれに脱水症状や熱性けいれん、脳炎・脳症といった重い合併症を引き起こすこともあります。自身の体調不良をうまく表現できない小さなお子様の場合、保護者が全身状態を確認することが重要です。
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水分を摂れているか
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食事ができているか
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おしっこの回数や量に変化がないか
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ぐったりしていないか
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普段どおりの反応があるか
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口の中の痛みが強くないか
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発熱が長引いていないか
手足口病の多くは数日〜1週間程度で自然に軽快しますが、重症化する場合もあり、症状の経過に注意が必要です。
オンライン診療で診察できるケース
次のような場合は、オンライン診療でも診察が可能です。
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手足や足の裏、口の中に発疹がある
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口内炎や喉の痛みで、食事量が少し減っている
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夜間や休日に症状が出て、受診すべきか迷っている
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発熱や発疹の経過を医師に確認してほしい
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症状が改善し、登園再開の可否を確認したい
みてねコールドクターのオンライン診療では、登園許可証をPDF形式で即時発行が可能です(※)。
※ 登園許可証の発行可否は、症状や医師の判断、提出先の施設の運用によって異なります。発行手数料:1,100円(税込)(健康保険・小児医療助成制度適用外)
オンライン診療ではなく、対面診療を優先すべきケース
次のような症状がある場合は、オンライン診療ではなく医療機関での対面診療を優先してください。
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高熱が続いている(3日以上)
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水分が摂れない、ぐったりしている
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顔色が悪く、ぼーっとして反応が鈍い
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けいれんや何度も嘔吐している
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尿が半日以上出ていない
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発熱以外の症状がなく、詳しい身体診察や検査が必要な場合
意識がない、呼吸が苦しい、けいれんが続いているなど、緊急性が高い場合は、オンライン診療を待たず、救急要請を優先してください。
小児科医コメント
手足口病では、発疹の見た目だけでなく、水分が摂れているか、おしっこが出ているか、普段どおりの反応があるかを確認することが大切です。
比較的元気で水分が摂れている場合は、オンライン診療で対応できるケースがあります。一方で、ぐったりしている、脱水が疑われる、呼吸や意識に異常がある場合は、オンライン診療ではなく対面診療や救急受診を優先してください。
学校感染症にはそれぞれ出席停止の期間が定められていますが、手足口病はその中には含まれておらず、発熱や主要症状がなければ基本的には登園・登校が可能です。ですが症状の回復状況と園のルールを確認し、必要に応じて医師へ相談しましょう。
また今年は、手足口病と似た疾患群の、喉にだけ炎症と潰瘍のあるヘルパンギーナも同様に流行しています。原因ウイルスも同じエンテロウイルス属であり、分けて考える必要はありませんが、数日後に発疹が出現し、最終的に手足口病に診断が変わるケースもあるため、咽頭痛などがある場合には対面診察を受けてください。
— 小児科専門医/みてねコールドクター小児医療アドバイザー 風間 尚子
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【出典・注記】
・国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ 2026年第27週」
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/provisional/2026/27/index.html
・国立健康危機管理研究機構「手足口病」
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/hand-foot-mouth-disease/index.html
・厚生労働省「手足口病」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
・公益社団法人日本小児科学会「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」
https://www.jpeds.or.jp/general/prevention/yobo-kansensho/index.html?pId=139051
・みてねコールドクターのオンライン診療データ
集計期間:2024年6月1日〜7月19日、2025年6月1日〜7月19日、2026年6月1日〜7月13日
子どもも、親も、救いたい。
家族のためのオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」
医師監修オンライン診療アプリ「みてねコールドクター」では、24時間365日、ビデオ通話で医師の診察を受けられるオンライン診療サービスを提供しています。
システム手数料は無料。保険証・医療証も適用でき、対面受診と同じ金額でオンライン診療が受けられます。
みてねコールドクターの特徴
・24時間365日、最短5分で受診可能
・システム利用料無料
・保険証や医療証適用
薬は近隣の薬局で受け取れるほか、全国配送(離島を除く)、一部地域では即日配送にも対応。登園・登校に必要な診断書や登園許可証の発行も可能です。
夜間・休日に診察を受けたい、病院での長い待ち時間は子どもがぐずってしまい大変、お薬が欲しいけど病院に行く時間がないなど、家族の病気や通院のお悩みをサポートします。
みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
ダウンロードURL
【iOS】https://apps.apple.com/jp/app/id1516410571
【Android】https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.calldoctor.app

■会社概要
社名:株式会社コールドクター
本社:東京都渋谷区東3-14-15 MOビル5階
代表者:合田 武広
事業内容:オンライン診療サービス「みてねコールドクター 」の運営
「みてねコールドクター」は株式会社コールドクター及び株式会社MIXIの商標です。
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