共同印刷、リサイクル材料を用いた環境にやさしいカード製品を開発

カード事業で大気中のCO2濃度上昇を抑制することに貢献

共同印刷株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：藤森康彰　以下、当社）は、層構成の一部にリサイクル原料由来のプラスチックを使用したICカード「ロスリカ™」を開発しました。脱炭素社会を実現するべく、当グループの環境ビジョンに基づき、カード事業においても地球温暖化の原因となる大気中のCO2濃度上昇を抑制することに貢献していきます。

【環境配慮のコンセプト】

 化石資源由来の原料と工場廃材由来のリサイクル原料を併用したPCTG（※1）シートを使用することで、化石資源の削減と産業廃棄物の排出量の削減をめざします。

【ロスリカの特徴】

１．カード市場導入リスクへの配慮

ロスリカはカードの一部にリサイクル原料を使用していますが、カード事業者さまで多くの採用実績がある

PETG（※1）を使用したカードと同様の設計を行っており、安心して導入いただけるように配慮を行っています。

２．従来品と同等の物理的耐久性の確保

原材料の一部にリサイクル原料を使用していますが、ICカードの関連規格にも適合しています（※2）。

※1　ともにグリコ―ル変性のPETですが、両者で組成が異なります

※2　カードのISO規格や業界規格を当社で試験した結果となります

当社は、今後も環境に配慮したカード製品の開発に取り組み、製品ライフサイクルを通じた循環型社会の実現をめざしていきます。