DataLabs株式会社、令和7年度「東京都ベンチャー技術大賞」にて特別賞を受賞

〜3次元点群データの自動モデル化技術により、建設・インフラDXと生産性向上に貢献〜

DataLabs株式会社

2025年11月28日 13時00分

DataLabs株式会社（本社：東京都中央区日本橋小舟町、代表取締役社長：田尻大介、以下「DataLabs」）は、令和7年度「東京都ベンチャー技術大賞」において、特別賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

本賞は、東京都が革新的な技術・製品を有する中小企業・スタートアップを表彰するものであり、技術の独創性や完成度に加え、市場性・成長性、都民生活や産業発展への貢献度等が総合評価されます。

DataLabsは、「3次元点群データの自動モデル化技術」をコアとしたクラウド型サービス「Modely」「Hatsuly」等の提供を通じて、建設業務やインフラ維持管理業務の大幅な省力化・高度化を実現している点を高く評価され、本特別賞の受賞に至りました。

■ 受賞対象技術：3次元点群データの自動モデル化技術

当社はこの技術を基盤として、以下のクラウド型システムを展開しています。

Modely（モデリー）

配筋検査を iPad1台で撮影・自動判定・帳票作成まで行えるクラウド型システムです。
従来2〜3名で90〜180分かかった検査を、1名・60分以下に短縮（最大約8割削減）できます。
国土交通省が進めるデジタル検査で業界初の正式認定を受け、NETISでも高評価技術として採択されています。

Modelyサービスサイト

Hatsuly（ハツリー）

橋・トンネル等のインフラ補修時の出来形管理を効率化するクラウド型システム（従来は900分）。
履歴情報を時系列で整理でき、自治体やインフラ企業で導入が進んでいます。

これらのサービスは、3Dデータ ×自動モデル化技術により現場の効率化と記録の標準化を同時に実現し、インフラ管理の“次の標準”を目指すものです。

Hatsulyサービスサイト

Markly（マークリー）

3Dデータを用いて、インフラ点検・調査や、補修工事全般における現地踏査後の図面・数量計算書・竣工図等の作成を効率化するシステムです。国土交通省との実証で従来手法を大きく超える効率性を実証しました。

Markly（マークリー）サービスサイト

■導入実績

Modelyはリリースから約2年で260件以上の建設現場で利用され、

アジアを中心とした海外での展開も進んでいます。

Hatsulyは当社の3D InfraLoop構想の中、公共工事から民間企業まで幅広く採用されており、

リリースから2年で90件以上の施工現場で導入実績がございます。

■代表コメント

DataLabs株式会社代表取締役田尻大介

「この度、東京都ベンチャー技術大賞の特別賞という栄誉ある賞をいただき心より感謝申し上げます。
建設業界は日本の社会基盤を支える重要な領域であり、私たちは3Dデータの力でその働き方やインフラ維持管理の在り方を変えていく挑戦を進めています。今回の受賞を励みに、行政機関や企業の皆様とともに、より良い社会インフラの未来をつくるべく邁進してまいります。」

■今後の展開

Modely・Hatsulyをつなぎインフラの3Dデジタル管理を実現する基盤づくり
国土交通省・東京都と連携したデジタルツインの標準化
アジア・欧州での展開強化
技術開発を支えるエンジニア・BizDev・セールスの採用強化

DataLabsとは

DataLabs株式会社は、「3次元データで建設業を変革する」をミッションに掲げ、あらゆる建設業務を効率化するクラウドシステムの提供を行うスタートアップ企業です。3次元配筋検査システム「Modely」や「3D InfraLoop」（3Dインフラ補修工検査システム「Hatsuly」、3Dインフラ点検システム「Markly」）を開発・提供。